実際に行ったスタッフが解説!
ポンペイ遺跡へのアクセスと出入口
もくじ
ポンペイ遺跡ってどこ?
南イタリア最大の都市・ナポリから南西へ約20km、ヴェスヴィオ火山の麓に位置する世界遺産、ポンペイ遺跡。約2千年前の大噴火で地中に埋もれたことで知られ、現在は南イタリアを代表する文化遺産の一つになっています。
ポンペイ遺跡へ行く際にまず疑問となるのがアクセス方法。ナポリから電車で約30分という立地にありますが、駅と出入口は複数存在し、遺跡は非常に広大なため入口によっては非常に長い距離を歩く必要があります。
そんなポンペイ遺跡へのアクセス方法と出入口を、2026年7月に実際に訪れたスタッフが徹底解説します!
ポンペイ遺跡へのアクセス鉄道は3路線!
ポンペイ遺跡へのアクセス拠点はナポリ。ナポリからポンペイへの鉄道は2社3路線が存在します。
①ヴェスヴィオ周遊鉄道 ソレント線・・・所要時間約30分・おすすめ度1位
②トレニタリア ナポリ-サレルノ線・・・所要時間約40分・おすすめ度2位
③ヴェスヴィオ周遊鉄道 ポッジョマリーノ線・・・所要時間約50分・おすすめ度3位
路線によって特徴や最寄りの遺跡入口が異なります。以下、各路線の詳細を解説していきます!
①ヴェスヴィオ周遊鉄道 ソレント線
ヴェスヴィオ周遊鉄道はチルクムヴェスヴィアーナ鉄道とも呼ばれる私鉄で、ナポリ周辺に複数の路線を展開しています。そのうち、アマルフィ海岸やカプリ島への玄関口にもなっている観光地ソレントへ向かうソレント線の途中にポンペイがあります。
ポンペイ遺跡の最寄り駅はPompei Scavi駅。ナポリ・ガリバルディ駅からの所要時間は約30分で、1時間に2本前後の運行があります。料金は2026年7月時点で€3.3。
ポンペイへの所要時間が最も短く、Pompei Scavi駅は遺跡のメインゲートであるマリーナ門の目の前に位置していることから、ポンペイ遺跡への最も主要なアクセス路線になっています。他の2路線を使う特別な理由がない限り、この路線を使うことになります。
ソレント線でのポンペイへの行き方
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ヴェスヴィオ周遊鉄道のナポリでの中心駅はガリバルディ駅。長距離列車が発着するナポリ中央駅と同じ建物にあります。
ただし、ヴェスヴィオ周遊鉄道のナポリ側の起点駅は400m離れたお隣のポルタ・ノラーナ駅。ガリバルディ駅は途中駅で停車時間は長くないので注意!
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ナポリ中央駅南側(駅前広場から駅舎に向かって右側)のガリバルディ駅入口から地下に入り、右側へ進むとガリバルディ駅のコンコースに辿り着きます。ヴェスヴィオ周遊鉄道を意味するイタリア語"Circumvesuviana"やその運営会社である"EAV"のロゴが目印。写真の左側が改札、右側がチケットカウンターです。
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チケットは券売機で購入可能ですが、当然日本語はなく、非常にわかりづらいためチケットカウンターでの購入がおすすめ!
ナポリの交通システムは全体的にとても難解で、券売機や改札機など機械類は壊れていることが多いのが難点…
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チケットカウンターは多少並びますが、複数の窓口があり、券売機に頭を悩ませるよりずっと楽でした。スタッフに駅名を伝えればチケットを購入できます。
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チケットを券売機に通して入場。一部の改札機にはクレジットカードのタッチ決済端末が設置されていました。ガリバルディ駅のような大きな駅にはゲート型の改札機がありますが、小さな駅では構内の壁などに設置されている小型の改札端末を使用するようです。
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ガリバルディ駅からは複数の行き先があるので、電光掲示板でソレント行きであることを確認して乗車しましょう。
走っているのは小型の古めかしい車両。乗車したのは平日の13時台でしたが、座席は満席で、1車両に数人程度立って乗る人がいるくらいの混雑度合いでした。
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ヴェスヴィオ火山の南側を30分ほど走るとPompei Scavi駅に到着。この日は5分ほど遅延しました。
駅を出て右側へ歩くとすぐにポンペイ遺跡のマリーナ門に辿り着きます。
②トレニタリア ナポリ-サレルノ線
旧イタリア国鉄・トレニタリアでもポンペイに行くことができます。こちらもアマルフィへのアクセス拠点であるサレルノへ向かう途中にPompei駅があります。海から1・2キロ離れた内陸を走るヴェスヴィオ周遊鉄道とは異なり、トレニタリアは海岸を走るため、ナポリ湾の綺麗な車窓を楽しむことができます。
ナポリ・ガリバルディ駅からの所要時間は約40分で、こちらも1時間に2本前後の運行があります。料金もヴェスヴィオ周遊鉄道と同じで、2026年7月時点で€3.3。
チケットはオンライン購入も可能。STWでの手配代行もできます。
トレニタリアでのアクセスの難点は駅が遺跡から離れていること。駅から最寄りの入り口である遺跡東側のアンフィテアトロ広場までは徒歩10~15分ほどですが、ポンペイ遺跡の見どころは西側に集中しており、遺跡に入場しても主要部へ行くまでさらにしばらく歩きます。
この点の解決策としてトレニタリアはポンペイ・リンクというポンペイ駅とマリーナ門を往復するシャトルバスを運行しています。券売機で行き先を"Pompei"ではなく"Pompei Scavi"と検索することで€1.5のバス料金が追加されたチケットを買うことができます。バスの運行頻度は1時間に1本ほどで全ての列車に接続しているわけではないようですし、バス乗車が増える手間を考えると楽なのはヴェスヴィオ周遊鉄道かと思います。
トレニタリアでのポンペイへの行き方
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トレニタリアはナポリ中央駅から出る長距離列車がメインですが、ポンペイ方面の列車は地下のガリバルディ駅から出ています。地下鉄2号線のホームと共用なので2号線乗り場を目指すと良いかと思います。
駅は地上部分が中央駅(Centrale)、地下部分がガリバルディ駅という名称のようですね。ガリバルディ駅からは地下鉄1号線も出ていますが、2号線とは運営会社が違うため全く異なるホームです。間違えないよう注意!ナポリの交通機関は本当にややこしいです。
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トレニタリアの券売機は公式サイトの画面とほぼ一緒。ヴェスヴィオ周遊鉄道と比べるとかなりわかりやすいです。乗車区間を入力して便を検索し、希望のチケットを選んで購入します。
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ナポリ~ポンペイ間の線路はほぼずっと海岸沿い。ポンペイへ行く時は進行方向右側、ナポリへ帰るときは左側に座りましょう!
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マリーナ門へ向かうシャトルバス、ポンペイ・リンクを利用する場合は駅前のロータリーでバスに乗り換え。利用せず歩いて遺跡へ行く場合は駅を出て目の前の道を進み教会を目指します。
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ポンペイの街の中心にある聖堂、ロザリオの聖母巡礼聖堂に辿り着いたら左へ。5~10分で遺跡の入口があるアンフィテアトロ広場に到着します。
③ヴェスヴィオ周遊鉄道 ポッジョマリーノ線
地図で解説!ポンペイ遺跡の入口
ポンペイ遺跡の入口は3か所。その他出口専用ゲートが複数存在します。
【出入口】
・マリーナ門
・エセドラ広場
・アンフィテアトロ広場
【出口専用ゲート】
・秘儀荘
・劇場南
・ノーチェラ門
【秘儀荘エリアへの出入口】
・エルコラーノ門
入口① マリーナ門
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上述の通り、マリーナ門はヴェスヴィオ周遊鉄道Pompei Scavi駅の目の前にあるため、ポンペイ遺跡で最も多くの人が利用するゲートです。
入場後はなだらかですが長い石畳の坂道を歩いて遺跡のメインエリアへ向かいます。
入口② エセドラ広場
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Pompei Scavi駅を出てマリーナ門を通り過ぎ、100mほど舗装された坂道を下った先にあるのがエセドラ広場です。
マリーナ門は道路の目の前に門がありスペースが狭いため混雑するとすぐキャパオーバーになりそうですが、エセドラ広場はゲート前に広いスペースがあります。マリーナ門が大混雑した際の混雑回避用の入口になります。
入場後は階段を登って遺跡のメインエリアに向かいます。
入口③ アンフィテアトロ広場
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アンフィテアトロ広場はポンペイ遺跡東側唯一の入口。ポンペイの街の中心部はこちら側にあり、トレニタリアのポンペイ駅から近い入口になります。
先述の通りポンペイのメインエリアは西側になるため、入場後メインエリアまで遺跡内を1kmほど歩くことになります。
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ポンペイ遺跡東側にも見どころがないわけではありません。アンフィテアトロ広場のゲートを入り真っ直ぐ進むと円形闘技場があります。古代ローマ遺跡と聞いたらまず連想される施設かもしれません。ちなみに、「アンフィテアトロ」とは円形闘技場のことです。
ただ、広さはかなり立派なのですが高さがあまりなく、ローマのコロッセオと比べると外観の迫力に欠けるように思います。イベント会場として使われることが多いようで、この日も内観の見学はできませんでした。案内していただいた公認ガイドの方によると、他の見どころから離れていて中に入れないことも多いため、特別リクエストがない限り案内することはないとのことでした。
出口専用ゲート
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秘儀荘
ポンペイ遺跡の北西部、城壁のエルコラーノ門を出て400mほど歩いたところに「秘儀の壁画」が見どころの秘儀荘があり、出口専用のゲートが存在します。遺跡のメインエリアから離れているため、メインエリアを見学した後、最後に秘儀荘を見学してこのゲートから退場するというのがよくある見学ルートのようです。秘儀荘ゲートを出て10分ほど南へ歩くとPompei Scavi駅に到着します。
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劇場南
ポンペイ遺跡のメインエリアから東へ5分ほど歩いたところに大劇場と小劇場があります。円形闘技場と並んでローマ遺跡を代表する施設です。この2つの劇場の南側にも出口専用のゲートがあります。
秘儀荘を見学しないコースの場合は、遺跡のメインエリアを見学した後劇場を見てこのゲートから出るのも良いかもしれません。なお、2026年7月現在大劇場は修復中のため見学できません。
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ノーチェラ門
ポンペイ遺跡のメインエリアから東へ800mほど、円形闘技場の手前にもノーチェラ門という出口専用ゲートがあります。ただ、遺跡の東エリアも見学するのであれば円形闘技場に近いアンフィテアトロ広場ゲートを利用するでしょうから、この出口を使うことはまずないかと思います。
秘儀荘エリアへの出入口
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エルコラーノ門
先程出口専用ゲートを紹介した秘儀荘は通常のチケット「ポンペイ・エクスプレス」では入ることができず、2026年現在で€5高い「ポンペイ・プラス」チケットを購入する必要があります。そのため、秘儀荘エリアに入る際のチケットチェックポイントとしてエルコラーノ門があります。
秘儀荘エリアへ入る際チケットを提示して入場します。一般エリアに戻る際はチケットのチェックはありませんでした。
ポンペイ遺跡に入場!~チケットや回り方について~
ポンペイ遺跡のチケットはオンライン購入が可能。チケットが売り切れることは滅多にないようなので現地で購入しても良いですが、窓口に並ぶ必要があります。事前予約している人は窓口の横の別レーンを通ることができスムーズなのでオンラインで事前に購入するのがおすすめです。STWではチケットの手配代行も承っております!
チケットは「ポンペイ・エクスプレス」「ポンペイ・プラス」「グランデ・ポンペイ」の3種類。料金は2026年7月時点でそれぞれ€20、€25、€30です。遺跡のメインエリアだけであれば「エクスプレス」で十分ですが、秘儀荘に入るのであれば「プラス」を購入する必要があります。遺跡はポンペイだけでなく郊外にも多数存在し、「プラス」はその一部に入場可能、「グランデ」は全てに入場可能という違いがあります。入場時間は午前か午後かの2択です。
以前は日本語のガイドブックが現地で手に入れられたようですが、現在はオンライン化されているようで、公式サイトから無料でダウンロードできます。また、日本語オーディオガイドの貸し出しがあるほか、公式アプリでチケットのQRコードを読み取ってスマートフォンでオーディオガイドを聞くことも可能です。
しかし、非常に広大で回り方は自由なのがポンペイ遺跡。おまけに古代の石畳は歩きづらく、真夏の遺跡は灼熱で、遺跡は屋根が噴火で落ちてしまってほとんど残っていないため日除けスポットは少ないです。そんな中自分で見学ルートを考えて遺跡マップを見て歩くのは大変……そこでおすすめなのが公認ガイド。広大で見どころが散在する遺跡を見学者の希望に合わせて効率良く案内してもらうことができます。オーディオガイドの機器操作も不要、ガイドがわかりやすく解説してくれます。公認ガイドの手配もSTWにお任せください!
公認ガイドとは・・・ヨーロッパの観光施設は誰でもガイドができるわけではありません。「公認ガイド」という特別な資格を持ったガイドのみ施設内を案内することが許可されています。
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エセドラ広場のゲート。左が事前予約レーン、右が当日購入レーンです。
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「秘儀の壁画」で知られる秘儀荘は別料金!
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非常に広大なポンペイ遺跡。全て回るには丸一日かかります。写真右側の野原は未発掘エリア。今も発掘が進められています。
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遺跡内にはレストランやカフェもあります。お手洗いも各所にありますが、広さの割には少ない印象です。
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ポンペイ遺跡と合わせて行きたい観光地
ポンペイ遺跡をじっくり見学して、ナポリに帰ってくると行きたくなる観光地がナポリ国立考古学博物館。ポンペイ遺跡で出土した古代の日用品や装飾品、噴火で埋もれた遺体の跡で作った石膏像など、ポンペイ遺跡の出土品がたくさん展示されています。
ポンペイ遺跡からそのまま行く場合は、トレニタリアを利用します。ガリバルディ駅では下車せずに1駅長く乗りNapoli Piazza Cavour駅で降りると徒歩5~10分で着きます。
考古学博物館のチケットも事前予約が可能。遺跡と博物館を合わせて丸一日古代の歴史を堪能するのも良いですね。
ポンペイ遺跡へ行こう!
いかがでしたでしょうか。ナポリへ行ったら是非訪れたいポンペイ遺跡。しかしアクセス方法や入口は複数あり、鉄道の乗車は難解で遺跡を見学するのも意外と大変です。一番楽なのは専用車移動+公認ガイド!ナポリのご宿泊ホテルから遺跡まで車で移動して、遺跡の中は現地のことを知り尽くしたガイドに案内してもらえばポンペイ遺跡観光の難点は解決です。
入場チケット、鉄道チケット、専用車、公認ガイド、どれもSTWでお手配可能!航空券、ホテル、観光チケットまで、ナポリ・ポンペイ観光はSTWにご相談ください!実際に現地に行ったスタッフが待ってます!