2021年10月イタリア観光に行けるのはもうすぐ? | イタリアの旅行記

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2021年10月イタリア観光に行けるのはもうすぐ?

エリア
ローマ
/イタリア
テーマ
現地情報
時期
2021/10/2~2021/10/24
投稿日
2021/10/28
更新日
2021/11/1
投稿者
北村 和将

 2021年10月コロナ禍の中、イタリア滞在許可書の申請もあり、みなさまより一足先にイタリアへ渡航してきました。

 日本では水際対策で帰国後2週間の隔離になりますがイタリア入国条件(次ページで詳細を明記)では日本でのワクチン接種後、自治体からワクチンパスポートを取り寄せ、出発前に陰性証明を取得する。これで現地にて隔離なしに自由に観光が可能です。
 イタリアはじめEUでは条件を満たした方の観光が普通に始まっており日本の水際対策も緩和されることを願うばかりです。
私より1か月早くイタリアへ渡航した弊社スタッフ中本の旅日記も合わせてご覧ください。
https://stworld.jp/earth_info/IT/diary/613420720f22e9.95660142/

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  • 先ずは成田空港からカタール航空、ドーハ経由にて出発

    • https://app.euplf.eu/#/ から入れます。成田空港では所持をチェックされましたがイタリア着後はチェックされず。。。

    • dPLFはこのようにプリントアウトが可能です。

    • カタールのチェックインカウンターでもらいました。記入わからなければスタッフが教えてくれます。

    • 私の抗原検査の英文、陰性証明書です。くれぐれも日本語の証明にされないように。

     10月現在のイタリアは日本からの入国に関して下記条件であれば到着時の隔離なしで自由に観光ができます。

    (ア)ワクチン接種証明書(※1)又は治癒証明書(※2)
    →お住まいの自治体で取得できるワクチンパスポートになります。デジタルの場合であってもプリントアウトして紙で保持しておくことをオススメします。

    (イ)イタリア入国前72時間以内に実施したPCR検査又抗原検査の陰性証明書
    →イタリアは抗原検査でもOKです。抗原検査は現在ではPCR検査よりも安価で15分ぐらいで結果がでますので英文証明書もすぐにもらえるはずです。国によって陰性証明の条件が異なりますので入国する国の情報を下記、外務省のページにてご参照ください。

    (ウ)EU Passenger Locator Form(dPLF)https://app.euplf.eu/#/
    (居所情報に関するデジタルまたは紙のフォーマット)
    →こちらは英語ですが事前に入力しておくことができます。航空会社の席の座席入力もあるので事前に航空会社のオンラインチェックイン(各航空会社によって異なりますが出発の24時間前ぐらい)の時に入力しておくと便利です。
    ログインで作成したフォーマットにアクセスできるため席番や情報変更が可能です。(携帯、PCどちらも可能)
    こちらはプリントアウトも可能なのでオススメします。

    外務省各国別入国に関する入国条件情報
    https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html

    あと航空会社向けの誓約書はカタール航空用に1枚、イタリア入国時用に1枚(これは機内でも渡されました。)を渡されますので空港で書いていただき、空港カウンターで1枚提出いたします。航空会社も書類に不備あれば搭乗させてくれませんのでくれぐれも入国時必要なものを当社スタッフと確認していただき、空港には早めに行ったほうがよろしいかと思いました。

  • 経由地ドーハの空港、到着のローマ空港は活気あり

    • 機内配布。マスク、消毒ジェル、ゴム手袋(残念ながらこちらは使いませんでした。)

    • ドーハ空港内のベンチも1つづつ空けられています。

    • ドーハの空港は活気が戻ってます。

    • ローマ空港のお迎え場所。かなりごった返してます。

     カタール航空の機内では乗客が少ない?のか、コントロールされているのか?成田~ドーハ、ドーハ~ローマ間とも隣席が空いていました。成田~ドーハでは3-4-3席の真ん中4席がすべて空いていたので横たわりぐっすり眠ることができました。

     機内ではマスク、ゴム手袋、アルコールジェルも配られました。機内では食事以外は基本マスク着用が義務付けられています。

     ドーハに到着すると日本のガラーンとした成田空港とは異なりたくさんのトランジット客であふれ返っていました。すでに安全対策を行いながら空港、フライトを活発化させている感じは早く日本でも期待したいところです。

     ローマ空港に到着するとコロナ禍前よりは入国者が少ないせいかイミグレーションも混んでおらず、係員からも
    「パスポート、COVIDチェック(陰性証明書)プリーズ」とこれだけ提出しておしまい。(おいおい、陰性証明きちんと見てないだろう?)といった感じであっという間に出口へ。

     ターンテーブルで荷物を受け取り、送迎のミートポイントに行くと、唯一以前と異なっていることが送迎ドライバーやお迎えの人は空港内に入れず外で待つという流れになってました。

  • 【重要】レストランはワクチン証明書が必要!

    • どこのレストランにも店内の食事はグリーンパスが必要!と表示されています。

    • こちらがデジタル化されたグリーンパス。(残念ながら日本人は現在は取れません)

    • 48時間有効のグリーンパスは街中の薬局でとれますが1回20ユーロ以上します。

    • マクドナルドでは入口でチェックを通過したものだけがこのようなカードを渡され店内での食事が許可されます。

     イタリアはワクチン証明書の提示が厳しく、レストラン、博物館、会社のオフィス、高速鉄道ではワクチン接種証明書であるグリーンパスが必要です。


     グリーンパスとはEU内で利用できるワクチン接種の証明となるQRコードです。紙でもスマホでもどちらで見せてもよく、お店ではスキャンソフトアプリで読み取り、本物かどうか?を判明します。EUのデジタル化は日本もまだまだ遅れているなぁと感じました。

     イタリアでは国民の80%近くが二回目の接種を終えており、ほぼ強制的です。これに対してワクチン接種反対派がデモを行うほど。またグリーンパスなしで入店させたりオフィスで働かせると店舗側にも罰金や営業停止が課されるのでどの店でもしっかりチェックを行っています。実際に抜き打ちで警察官がレストラン内でチェックをしたりするそうです。

    ちなみにグリーンパスをもっていない人は
    ・入店できないのでご飯が食べられない。
    ・外の席でならご飯は食べられる。
    ・ワクチンを打っていない人でも街中の抗原検査を行っている薬局で陰性が判明すればQRコードをすぐに発行される。(ただし48時間しか有効でないので何回も検査できないですよね。

     半ば強制的なイタリアの世界を肌で感じることができました。

  • 日本のワクチンパスポートはなんとか使えました。

    • 自治体で発行してくれる日本のワクチンパスポート。

    • メニューのない店内ではQRコードでメニューを見る。

    • スマホでメニューを開いて選びます。

    • なんとか美味しいアマトリチャーナにたどり着きました。

     イタリアに来てまで食にありつけないのは寂しいばかりです。ということで日本で発行した日本のワクチンパスポートで検証をしてみました。


     さすがに日本の旅行者が少ないせいかチェックする人は不思議そうに紙を見つめます。ここでアピールするポイントは
    ①日本で接種したのでグリーンパスは持っていないがこれが証明書だ!
    ②私の場合は「ファイザー」で接種。
    ③2回目の接種は7月に終えている。

    この3点のアピールでなんとかすべてのレストランでクリアしました。詳細を説明すると②はEU内では中国、ロシアのワクチンは認めておらず③は2回目の接種後14日経過しないとダメなようです。

     郊外のマクドナルドだけが苦戦してダメだの一点張りでしたが責任者が来てくれたため、その方は理解をして入店許可をしてくれました。
     地方のレストランではイタリア人にはチェックしているのに私が日本人であることがわかると接種証明書も見ずに「日本人だからOK」と律儀で行儀のよい日本人像で許可してくれたといった、なんとまあイタリア人らしいなという場面もありました。

     イタリアのレストラン事情でもう一つあることが消毒できないメニューは禁止となっており、いわば紙のメニューは拭くことができないためにダメなようです。(使い捨てのメニューはOK)そのようなレストランではメニューのQRコードがあり自分のスマホでメニューを見ることになります。余談になりますが日本からはWIFIルーターやイタリアで使用できるSIMカードはアフターコロナではさらに必要性を感じました。

     以上、いまのところ日本のワクチンパスポートはなんとか利用できます。私の場合はコピーでなんとか利用できました。

  • コロナ対策のアウトレットではちょっと大変。

    • 人数制限があるために人気店では並ぶことになります。

     足を延ばしてローマで大きなカステルロマーノというアウトレットに行ってきました。ちょっと大変なのがコロナ対策で人数制限を設けているところです。


     バーゲンセールでもないのに好きなお店に入るのに並ぶことになります。私も最大で入店まで30分かかったお店もありました。これからセールになったらどうなるんだろう。。。と思いつつも安全対策をきちんとおこなっているイタリアは安心して旅行ができる場所だと認識できました。

  • バチカン博物館にも行ってきました。

    • いつもは人でごった返していたバチカン博物館入口。

    • チケット売り場もガラガラ。

    • 欧米の観光客で活気づいてます。

    • ちょうど良い混み具合。コロナ禍以前は詰め込みすぎでした。

     日本のワクチンパスポートが使えるか?予約なしでも入場できるか?を検証したくバチカン博物館に行ってきました。


     相変わらず博物館下ではダフ屋がいるので声をかけれても無視して一気に坂を上り入口へ。入口のスタッフは正規のバチカン職員なので私がチケットを持っていないことを説明したところ、、、「出口に入ったところでQRコードを発行してもらい館内のチケット売り場で支払いなさい。」となんと、あのバチカン博物館が予約なしにスムーズに!入口手前の外でQRコードと日本のワクチンパスポートを提示して無事に中へ入ることができました。

     今までは熱気ムンムンの詰め込みすぎたバチカン博物館にも関わらず、今は人数制限もあり、ゆっくりと見学することができました。まあこれが本来の博物館なんだと思いますが。

     館内ではすでに欧米のグループ観光客が訪れておりガイドさんの仕事が戻ってきていると実感し、日本もそろそろ海外旅行の観光が始まるぞ、と感じ取ることができました。

  • 【重要】絶対に失敗してはならない「帰国前PCRチェック!」

    • アシスタントが所定のフォーマットに記入してくれます。

    • 鼻咽頭ぬぐいはなかなか痛い!

    • クリニックの受付

    2021年10月現在、日本へ帰国(入国)時にはPCRチェックの陰性証明書が必要になります。こちらの内容に不備があると検疫法で日本に上陸できません。その前に空港のチェックインカウンターで不備が見つかると搭乗を拒否されます。(怖いですね!)

    というわけで今後の観光旅行で弊社にて用意をする「出発前PCR検査サポートプラン(日本語アシスタント付)」を体験してきました。

    先ず、日本のクリニック同様、事前の予約が必要なため当社スタッフが帰国14日前にクリニックに予約を入れてくれました。平日であれば検査後24時間以内に予約証明をいただけます。また弊社スタッフがクリニックに厚生労働省のフォーマットも事前に伝えていただき当日クリニックに空白のひな形を持参してくれるので安心です。

    当日はスタッフとクリニック前で待ち合わせ。(グーグルマップがあれば簡単に行けますのでさきほども明記しましたが現地SIM、WIFIルーターはあった方が便利です)受付ではアシスタントが私のパスポートを見ながら必要事項を記入。受付スタッフともイタリア語でやりとりしていただきスムーズさを感じました。

    受付終了後5分ほどで呼ばれ、綿棒みたいな長い棒を鼻の奥まで挿入して(鼻咽頭ぬぐい)終わり。あっという間です。

    最後にスタッフからは「明日中にオリジナル、日本語のフォーム2点をメールにて送ります」と言われすべて終了。

    翌日メールにて2つのフォームの添付を送ってもらい、ホテルでプリントアウトしていただき後は出国するのみ。

    なかなか英語が堪能でもクリニックスタッフはまだまだ外国人観光客が少ないのか?英語慣れはしていませんでした。予約から受診、採取、そして結果の受信となると結構面倒な作業なのでこの検査サポートプランはとても便利に感じました。


    おすすめ
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    【ローマ / 日本への帰国者用】 イタリア出発前PCR検査サポートプラン (日本語アシスタント付き)
  • 日本の検査証明は厳しいのでまずは理解すること!

    • クリニックのフォーマット

    • 厚生労働省の日本向けフォーマット

    詳細はこちらをご覧ください。
    https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00248.html
    厚生労働省検査証明書について

    今回経験して感じたポイント

    ・事前にクリニックに予約を入れなくてはならない。WEB申し込みが可能だが当日の受診時には英語でのやりとりが必須になります。

    ・出国前72時間以内の検査証明書が必要です。またPCR検査は検査結果に24時間(土日にかかると48時間)ほどかかるために自分で計算してぎりぎりに受診が望ましい。

    ・日本の厚生労働省のフォーマット(上記サイトにてダウンロード可能)をプリントアウトして受診時、クリニックにお願いしなくてはなりません。(厳密に言うと、クリニックのオリジナルフォームでも日本のフォーマットに属した項目をすべて明記されていれば日本のフォーマットはなくても問題はありません。今回、私は帰国時、クリニックのフォームで提出したところ採取時間を質問されたものの問題ありませんでした。)

    ・日本の規定が厳しく、各国の検査は日本に通ずるものと思ってはいけません。例えばイタリア入国においては安価な抗原検査でOKですが、日本はこの検査では入国できません。その前に空港のチェックインカウンターで日本の規定を理解しているため、この時点で搭乗を拒否されます。

    以上、アフターコロナではこのような事はたいへんに思えますがきちんと計画立てて旅行会社スタッフと相談しながらことを運べば楽しめる旅行となることでしょう。

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    ツアー
    【ローマ / 日本への帰国者用】 イタリア出発前PCR検査サポートプラン (日本語アシスタント&往復送迎付き)
  • ローマから成田空港へ無事に帰国

    • ローマフィミチーノ空港にてアシスタントのダビデ君とお別れ

    • 空港内の様子

     ローマ、フィミチーノ空港には余裕をもって3時間前にチェックインをしました。出国の人数は少ないとはいえ、航空会社でのチェックイン時には陰性証明書のチェックを行っているために時間がかかっていました。やはりこのような時期だと早めに行くに限りますね。


     成田到着後は唾液検査、アプリ入力(私は事前に済ませておきました)などで到着時から2時間かかってようやく出国することがでいました。空港からは公共交通機関が使えないため、自家用車、レンタカー、空港送迎ハイヤー等で帰宅するしか方法がありません。(私の場合は家族に迎えに来てもらいました。)

     帰宅、翌日からは長い2週間の自宅隔離になります。毎日、インストールしたアプリからランダムな時間に(早朝や深夜はありません。)現在地確認のお知らせとビデオ通話確認がやってきますので是非、きちんと守りましょう。

    厚生労働省の帰国時についての案内はこちらに明記されています。
    https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

  • イタリア観光が出来る日は近い!

    • 人気スポット、トレビの泉。

    • トレビの泉を逆から見ると観光客が多くてコンサート会場のようです。

    • スペイン階段とバルカッチャの噴水

    • ローマの四大バシリカ、サンタマリアマッジョーレ教会

     一時はイタリアもロックダウンで観光客が激減したものの、日本よりいち早く観光大国ならではwithコロナとともに復活を遂げているローマ。EU内外から観光客が押し寄せ、コロナウィルス対策を取りながら「コロナと共存」する生活を目のあたりにしました。


     日本では2021年10月の段階では外国からの観光客を禁止し日本人でも帰国後14日間の隔離生活状態ではありますが世界各国と足並みを揃えて海外旅行、訪日旅行の再開を願うばかりです。

    イタリア観光が出来る日は近い!
    そうです。もうイタリア観光できる準備はできているのです。あとは日本の状況次第です。早く観光客往来が始まることを期待したいですね。