ヴィエンチャン

ビエンチャンはラオスの首都らしく、他のラオスの都市に比べると驚くほど人も車も多く、活気に満ちています。人口60万人が暮らすまさに、ラオスの政治・経済の中心地と言えますが、タイのバンコクやベトナムのホーチミンといった他の東南アジアの都市と較べたら、まだまだ落ち着いています。街の観光の中心はタート・ルアン。ラオス国民の心の象徴とも言われている宗教的建物ですが、青空と金色の塔とのコントラストがなんともまぶしく、すがすがしい気分にさせてくれます。毎年太陰暦12の満月に行われるタート・ルアン祭には、ラオス全土から僧侶が集まります。レストランや雑貨屋など、他のアジアの都市にもれず、女性の心をくすぐるお店が、徐々に増えてきています。時間に余裕があって、のんびりとするのに少し飽きてしまったら、郊外へも足を運んでみましょう。メコンの大河に初めてかけられた友好橋は、隣国タイと結んでいますが、中央部までは歩いて見学でき、通称"ブッダパーク（正式名称ワットシェンクワン）"には、仏教仏や、ヒンドゥー教の神々の塑像が無造作に置かれていてとてもユニークです。