トロギール

クロアチアのスプリットから西25ｋｍに位置する世界遺産の街トロギールは、小さな小島の上に建つ古都の町。周囲を堅固な城壁でぐるっと囲まれたトロギールの島は、短い石橋で本土と繋がれています。 街の中心のイヴァン・パブロ広場に聳える聖ロヴロ大聖堂は世界遺産にも登録されています。13世紀～15世紀にかけて建てられ、アダムとイヴの像が両端に彫られている重厚で美しい大聖堂の入口の門は、クロアチアを代表するロマネスク美術の傑作と称えられます。またトロギールの南西の端に位置するカメルレンゴの砦は眺望スポットであり、砦からは美しい海とトロギールの町並みを見下ろすことができます。城壁に囲まれた島内には石畳の路地が張り巡らされ、民家や教会、宮殿など歴史的な建造物がひしめいています。中世に入ってからローマ時代の街の上に築かれたトロギールは、迷路のような旧市街を歩いているだけで中世にタイムスリップした気分になります。ロマネスク様式、ルネッサンス様式、バロック 様式など、様々な様式の建物がひしめいています。