シュコツィヤン

シュコツィアン洞窟群は、スロヴェニアが自国で保有する唯一の世界遺産です。首都リュブリャナから約80kmに位置し、日帰り観光が可能です。シュコツィヤン鍾乳洞の起源は約3億年前におよび、紀元前3000～1700年には人が住んでいたと言われています。石灰岩が多い地域のため、川や雨水の浸食によって多く鍾乳洞が作られました。シュコツィアン洞窟では、巨大なドリーネ（地下で空洞が発達し表層が崩落して生ずる陥没孔）や、深さ200m以上、長さ約6kmの地下川、さらには滝など、自然が作り出したダイナミックかつ幻想的な景観を楽しむことができます。（洞窟内は入口付近以外撮影禁止です）洞窟付近のビジターセンターで、シュコツィアン洞窟群の概要を知ってから見学すると、また見え方や印象が変わってくるかもしれません。トロッコで見学できるポストイナ鍾乳洞と異なり、シュコツィアン洞窟は徒歩での観光となります。坂道や階段が多いのですが、洞窟内を悠々と流れるレカ川の壮大さを感じ、最低限しか人の手が加わっていない自然の神秘を体感できます。