エレヴァン

エレヴァンはトルコとの国境近くに位置し、南にアララト山を望むアルメニアの首都。町の起源が紀元前8世紀まで遡り、現存する世界で最も古い町のひとつです。その長い歴史のなかでペルシャやトルコ、ロシアなどの支配下にはいりますが、帝政ロシア崩壊後に最初のアルメニア共和国の首都となりました。アルメニア特産の赤みを帯びた石を使った建築群はエレヴァンの町の象徴です。観光するならば、アルメニアの古文書保管所であるマテナダランは人気のスポットです。11,000冊にも及ぶ貴重な手書きの蔵書の数々に加え、色鮮やかな挿絵が美しい聖書など、多岐にわたる分野・言語の書物で溢れています。歴史を感じる空間で書物の芸術に触れるのも、旅ならではと言えるかもしれませんね。また町の中心に位置する共和国広場にも多くの人々が訪れます。噴水を囲むように立ち並ぶ建築物にはバラ色の凝灰岩が使われており、旅の疲れを癒すのにおすすめの場所と言えるでしょう。さらに周辺にはマリオットなどの一流ホテルや博物館があるだけでなく、広場を起点とした通りにはお土産街やカフェ、レストランなども多く並んでいるので、観光地へのアクセスの良さだけでなく、滞在拠点としても抜群です。まさに歴史を秘めながら都会的な新しさを感じさせる町です。