アブシンベル

エジプト南部アスワンの南280kmのところに位置し、スーダンとの国境ほど近くにある街アブシンベル。アブシンベル1番人気の観光スポットであるアブシンベル神殿は、偉大なファラオであるラムセス２世によって建立されました。その神殿はエジプトに数ある古代遺跡の中で最も素晴しく完成された形を持つ手本といわれ、建立から3000年以上の時が流れましたが、神殿は自然による破壊に耐え、ほとんどそのままの状態で残っています。神殿の外壁に削りだされた巨像は圧巻です。アブシンベル大神殿は太陽神ラーを祀り、ネフェリタリ小神殿はハトホル女神を祀ったもので、 ファラオの妻であるネフェルタリ王妃のために建立されました。夜は遺跡がライトアップされる音と光のショーも開催されます。年に2回のみ訪れるラムセスデイでは、神殿内部まで朝日の光が差し込み、中の像が照らし出され訪れた人々はその神秘的な現象に魅了されます。エジプト屈指の世界遺産であるアブシンベル神殿へぜひ足を運んでみてください。