熱気あふれる街 ホーチミン / 隠れた癒し処 シェムリアップ
とあるアプリで知り合った男性に興味を持ち、彼が数年前から暮らすベトナムはホーチミンで2022年の年末年始を過ごすことになった。かの日は円安と燃油の高騰で航空券だけで16万円ほど。せっかくならと、ふたりとも興味があったホーチミンから飛行機で3時間ほどのカンボジアはシェムリアップもいくことになった。
2020年3月ごろにいきなりコロナが大流行してからは、海外にいっておらず、海外熱が高まり、年末年始の長期休暇はどこか外国で過ごしたいと思っていた。そんな折、彼に年末年始の行先を探していることを話したところ、なかば、誘導した感も否めないが、上記の運びとなった。
そこで、ぜひ何年かぶりの6日間にわたるカンボジアとベトナムの旅行記のハイライトをご紹介させていただきたい。蛇足だが、わたしの旅のモットーは現地の人と行動すること。自分も現地の生活に溶け込んでいるような感覚になれる気がするのだ。
シェムリアップのニューイヤー@パブストリート
シェムリアップのニューイヤーカウントダウンは街中のパブストリートという名の道中で。コロナ禍になってからこれほど人が多く集まるのを見たのははじめてだ。陽気な外国の方たちと音楽に囲まれて、久しぶりに自身が開放された。
パブストリートは飲食店や雑貨店、マッサージなどのお店の密集地でもあるので、シェムリアップに来たらみんな一度は訪れる場所かと思う。ちなみに、当方の宿泊ホテルからは徒歩で10分ほどの場所にあった。
まるで森のオアシス シェムリアップのホテル
シェムリアップでの宿泊先は自然に囲まれたなんとも心地よいホテル。屋外と屋内が一体化しており開放的な空間になっている。部屋や階段から穏やかな風と柔かな自然光が感じられるのが良い。部屋はバスルームとの仕切りがないので、心置きない相手といくのがgood。このホテルに泊まれたことが、シェムリアップでの一番の思い出。
活気あふれるホーチミン
ホーチミンはとにかく活気がある!シェムリアップですっかり癒されたわたしを迎えたのは、けたたましいバイクのエンジン音とエネルギッシュな人々の声だった。特に、ご存知のように道はバイクで溢れ、バイクから見る景色、体感はアトラクションのそれに感じた。
ベトナムの人は物おじしない、自分軸で動くという印象を受けた。それはわたしに昔の何かを思い出させてくれて、主体的であらんとする気持ちを呼び起こした。
日本人街のバーの店長のベトナム人の彼女が誘ってくれて、バイクで市内観光。バイクの後ろに乗って、生暖かい風と人の熱気を直に感じられた。
ホーチミンの日本人街「ファン・ビッ・チャン」
わたしは特に海外で過ごす夜が好きなのだが、ホーチミンでは日本人街のファン・ビッ・チャンのバーとクラブを訪れた。店長やママは相手との距離を見誤らない日本人の作法を弁えながら、ベトナムの勢いも併せ持つ方で、心地が良かった。わたしの凝り固まった日本人的意識がほぐされていくようだった。海外にいるからこそ、少し開放的になって、あまり言えない話もして、自分デトックスになった。