エッサウィラ

モロッコ王国マラケシュの西の大西洋岸の港町エッサウィラ。港と旧市街が特徴的な街で芸術の街として知られています。港には漁船が並びカモメが飛ぶのどかな雰囲気で、街並みは白に統一され美しい風景が広がっています。エッサウィラの街は1765年にフランス人建築家テオドール・クールニュによって設計されました。街の通りはモロッコの他の都市のメディナ（旧市街）に比べ、ヨーロッパのように整然としており、ポルトガルの南部を思わせるような建物が並びます。芸術の街とも呼ばれるだけあり、世界中から集まった芸術家のアトリエや工房がいくつもあり、街の壁にはアートやペイントがあふれています。中心の広場にはおしゃれなカフェやお土産屋さんが立ち並び、2001年にはエッサウィラの旧市街自体が世界遺産にも登録されました。エッサウィラにはスカラと呼ばれる城壁の展望台があり、大西洋の海を一望できるスポットとして人気があります。城壁の先には多くの大砲が並んでおり、有名な海外ドラマのロケ地として利用されたことでも有名になりました。マラケシュから車で約30分ほどの距離ですので、マラケシュ滞在で時間があれば、ぜひ立ち寄りたい場所です。