中国東方航空でヨーロッパに行ってきました
中国東方航空でヨーロッパに行ってきましたもくじ
皆さんは中国系航空会社を利用したことはあるでしょうか?
「使ったことはないけど中国系はちょっと…」「中国系って実際どうなの?」
と思われる方も多いのではないでしょうか。
私たちは2025年8月19〜31日にイタリア&スペイン研修で中国東方航空を利用してきました。
中国系航空会社の実態や中国での乗り換え、プレミアムエコノミークラスのサービスなど、実際に利用したスタッフが解説します!
評判が分かれる航空会社、中国東方航空とは
中国東方航空は上海を拠点とする航空会社。その規模は中国のみならずアジアでもトップクラスで、中国各都市に就航しています。日本線では、羽田空港、成田空港、関西空港のほか、日本全国10都市以上に就航しています。
スカイチーム加盟ですが、日本航空(JAL)とも提携しています。
ヨーロッパ方面も各主要都市に就航しています。
中東系・欧州系航空会社と比べて安価でヨーロッパに行くことができるのが特徴!
ロンドン:1日2便 同日着あり
パリ:1日2便 同日着あり
マルセイユ:週3便 プレエコ搭載B787(上海航空との共同運航)
アムステルダム:1日1便 同日着
フランクフルト:1日1便
ブダペスト:1日1便 プレエコ搭載B787(上海航空との共同運航)
ジュネーブ:週4便 プレエコ搭載A350
ローマ:1日1便 同日着 プレエコ搭載A350
ベネチア:週4便 プレエコ搭載A350
ミラノ:1日1便 同日着 プレエコ搭載A350
マドリード:1日1便 プレエコ搭載A350
バルセロナ:週4便 プレエコ搭載A350
コペンハーゲン:週4便 同日着
この中で私はローマ線とマドリード線に搭乗してきました!
※路線や機材、スケジュールは変更になることがあります。
羽田→上海間も機内食あり!
日本〜上海間は多くの便が飛んでいますがローマ行きは朝8:40発のMU576便に乗ります。
6時前に羽田空港に集合しチェックイン。羽田空港国際線ターミナルはほとんどの場合3階でチェックインしますがこの便は1階Sカウンターでした。
羽田→上海はおよそ3時間の搭乗。機材はB777でした。
短距離区間ですがシートにはモニターの設置があり、機内食の提供もありました。
スタッフに声をかければイヤフォンやブランケットが貰えます。
モニターではフライトマップのほか映画やミニゲームなどが楽しめます。
機内食の内容はチキンライスorオムレツ、春雨サラダ、デザート(ミニケーキ)、ヨーグルト、ピーナッツでした!
上海浦東空港でローマ便に乗り継ぎ
-
中国最大の空港の一つ、上海浦東空港に到着!
ローマ便への乗り継ぎ時間はおよそ2時間です。降機後"Transfer"の案内に従い乗り継ぎゲートへ。今回は降機→次便ゲートの移動にかかった時間は30分ほどでしたが、空港規模の割に乗り継ぎゲートが大きくなく、混雑時はかなり並ぶことが予想されます。
手荷物検査はモバイルバッテリーの検査が厳しい印象です。今ではモバイルバッテリーは誰もが持ち歩く必需品。ただ、ネット上のブログで見かけるような「没収された!」というような人は見かけませんでした。検査時はカバンからトレイに出しておきましょう!
上海浦東空港をご紹介! ~店舗やネットについて~
上海浦東空港は規模の割には店舗が少ない印象ですが、飲食店やカフェ、ブランド品店、土産屋などは一通り揃っています。水汲み場は空港内至る所にありました。VISAやMasterCardが使えないことが多い中国ですが、空港内の店舗では使える所が多いようです。
注意が必要なのがネット問題。Wi-Fiはありますが中国ですのでLINEやInstagram、Google系など日本で一般的に使われているサービスの多くは使えません。携帯キャリアによっては使えるほか、VPN接続等で回避できることもあるので中国乗り継ぎ時間でネット環境が必要な方はご注意ください!
上海→ローマ間はプレミアムエコノミー!!
上海→ローマ間はプレミアムエコノミークラスを利用しました!
旅行中最も長時間の移動となる往路の長距離区間。
「10時間以上のフライトでエコノミークラスは大変、でもアップグレードすると一気に料金が…」
なんて思われる方もいらっしゃるのでは??
中国東方航空なら他航空会社と比べて破格の値段でプレミアムエコノミークラスにアップグレードすることが可能です!!
その価格なんと1区間最安 10000円 !!!
今回乗った上海→ローマ間では32席のプレミアムエコノミークラス席が搭載されていましたが、搭乗率は私たち含めて4分の1程度……静かでゆったりとした快適な空間で13時間過ごすことができました!
プレミアムエコノミークラス大解剖!!
機材はA350。羽田→上海間よりモニターの内容が充実していました。
プレミアムエコノミークラスとエコノミークラスの1番の違いはシートのゆったり感です。
エコノミークラスは3-4-3の座席配置なのに対しプレミアムエコノミークラスは2-4-2。シートの前後間隔も広いため、エコノミークラスのような圧迫感はありません。足もとも広く、オットマンとフットレストがついていました。
エコノミークラスを高速バスとするならプレミアムエコノミークラスは新幹線でしょうか?
アメニティも充実しています。
水350ml、クッション、ブランケット、スリッパ、アイマスク、歯ブラシ、歯磨き粉、耳栓、櫛が各席に置かれていました。
その他、1度目の機内食後にハーゲンダッツの提供があること、エコノミークラスとはカーテンで区切られ落ち着いた雰囲気であることもプレミアムエコノミークラスの特徴です。
機内食はエコノミークラスと同じものです。通常の食事2回と軽食1回の提供がありました。
1回目の食事はチキンヌードルorポークライス、ポテトとエビのサラダ、メロン、ピーナッツ、ビスケット、パン、プレミアムエコノミーはハーゲンダッツ。
2回目の食事はベジタブルヌードルorチキンライス、肉と春雨、豆のデザート、ビスケット、パン。
軽食は甘く味付けされたパンが出てきました。
通常の食事ではある程度食べ終わってから温かいパンが提供されます。
コーヒーについてくるマドラーが中国東方航空のロゴになっていてかわいいですね。
ローマに到着!
-
プレミアムエコノミーなら13時間のフライトも楽々!
夕日の沈む地中海を眺めながらローマ・フィウミチーノ空港に到着しました!
中東系航空会社などは夕方〜夜に日本を出て翌日現地に到着しますが、中国東方航空ローマ線は出発日当日中の現地到着になるので2日目は丸一日ローマ観光を楽しめます!
復路はマドリードから!
-
復路はマドリードから中国東方航空で帰国しました。
マドリード線は基本的にプレミアムエコノミークラス搭載の機材が使用されますが、今回はB777機材でプレミアムエコノミークラスの搭載がない便でしたのでエコノミークラスを利用しました。エコノミークラスとプレミアムエコノミークラスでは快適さが全然違うということを両方乗って実感しました。
プレミアムエコノミークラスは搭載がある便とない便があるので注意が必要です。
食事は2回。
1回目はチキンライスorポークパスタ、生ハムサラダ、フルーツ(オレンジ・パイナップル)、ウエハースチョコ、パン。
2回目はポークライスorチキンパスタ、ハムとじゃがいもとにんじんのサラダ、フルーツ(オレンジ・パイナップル)、ウエハースチョコ、パンでした。
-
上海→成田はA321機材。小さめの機材でモニターの設置はありませんでした。
ヨーロッパ線と比べると一瞬に感じるフライトですが機内食の提供があり、海老とマッシュルームのパスタorソーセージライス、たまごスポンジケーキ、豆、ヨーグルト、アーモンド、ひまわりの種、せんべいが出ました。
今回の研修では軽食含め7回の機内食を食べましたが、全体的に日本人の口に合う内容だなと感じました。
おわりに
成田空港に到着し研修は終了!
中国系航空会社への印象が大きく変わった搭乗体験でした。安価でのアップグレード、当日現地着のスケジュール、多数の日本路線といった大きな強みがあり、特に学生旅行のような価格重視の方におすすめしたい航空会社です。