カズベギ(ステパンツミンダ)

ステパンツミンダ、旧名カズベキはジョージアの首都トビリシから北へ160キロほど進んだ、ロシア国境付近、カフカス山脈に位置する山岳の人気観光スポットです。トビリシからは、かつてロシアがジョージアを侵略する際に利用したという、およそ210キロも続くジョージア軍用道路をひた走ります。その道中にあるのがアナヌリ教会とロシア-グルジア友好記念塔の2つの観光スポット。17～18世紀に造られたアナヌリ教会は、ダム湖の湖畔に建つため天候に恵まれれば教会と湖、空とのコントラストが美しい様を見ることができます。ちなみに城壁内には2つの教会が建てられましたが現在中を鑑賞できるのは1つだけです。もう一方の記念塔は1983年にジョージアとの友好を記念してロシアが建てたモニュメント。広場のような空間の壁に描かれた壁画の見ごたえは言うまでもなく、周辺の露店で果物などを買って休憩するのも良いです。カズベギ村に到着後は山頂のゲルゲティ・トリニティ教会(ツミンダ・サメバ教会)を目指しながらトレッキングするのが人気のルート。山頂から見えるカズベク山や大自然の景色はまさに息をのむ絶景です！現地の天候と相談しながら、教会とともに最高の一枚を撮りましょう。歴史ある建造物と人の手が加わることなく生き生きと根付く植物、誰もが心穏やかになる、そんな空間がカズベギにはあります。