マナウス

世界最大の流域面積を誇るアマゾン川。アマゾン流域の約60%はブラジルにあり、マナウスはそのアマゾン川のほぼ中央に位置しています。19世紀のゴムブームで栄えたマナウスは、今では人口190万人を超えるブラジル北西部で最大の都市となっています。近年ではアマゾン河流域の最大の産業都市であり、アマゾン観光の中心地として発展しています。 マナウスから下流に約10kmの地点では、ネグロ川とソリモンエス川が合流する二河川合流地点と呼ばれ、この辺りからアマゾン川と呼ばれるようになります。この2つの川は合流しますが、比重と流速と水温の違いによって混じり合うことがなく川の水の境界線が分かります。ネグロ川の水源はコロンビアで、黒っぽい水がゆっくりと流れ、ソリモンエス川の水源はペルーで、雪解け水が流れてくるため泥を含んだ色をしています。マナウスの街にはパリのオペラ座を模倣して建てられたアマゾナス劇場や、パリの市場を真似て造られてから100年以上の歴史があるアドウフォリスボア市場など街歩きも楽しむことができます。