シェキ

アゼルバイジャン北部に位置するとりわけ美しい古都シェキ。首都バクーから北西に約325km、車では約5時間進んだところにある人口6～7万人の小さな町ですが、アゼルバイジャンの中では第4の都市とされています。また、その歴史の長さと街並みの美しさから"アゼルバイジャンで最も美しい古都のひとつ"としても人気の都市です。かつてはシルクロードの交易の町として栄え、特に旧ソ連時代この町は最大の絹の産地でもあったことから、現在でもアゼルバイジャンの絹産業の中心地でもあります。そんなシェキの中でも世界遺産のシェキ・ハーン宮殿は必見です。建物自体は比較的コンパクトですが、散りばめられた美しいステンドグラスや繊細な技巧で描かれた壁画には息をのむ美しさがあります。さらに旧市街の街歩きも外せません。石や赤レンガで作られた家々や建築物が立ち並ぶ可愛らしい街は、近代的な首都バクーと比べて全く別の世界に来たようにも思えます。かつてはキャラバンサライだった建物も、今ではホテルやレストラン、お土産屋さんとして利用されているのでゆっくり旧市街を歩きながらお店で買い物も楽しみましょう。