ブラジリア

ブラジル中心の内陸部に位置づけられた場所に、1950年代にものの5年で建設された計画都市である首都ブラジリア。1960年に完成後したのちリオデジャネイロに代わって首都となりました。首都となってからは連邦区としてアルボラーダ宮殿（大統領官邸）や三権広場に国会議事堂や連邦最高裁判所が置かれ政治の中枢として機能してきました。曲線が特徴的な近未来的な建築群はブラジル近代建築家の巨匠オスカー・ニーマイヤーが設計した芸術でもあり、世界遺産にも登録されています。世界でも類を見ない都市は一見の価値ありです。オスカー・ニーマイヤーが同様に設計にしたブラジリア大聖堂（カテドラル）は、16本の白い柱は空に向かった祈りの手を表現しており、支柱の間には白と青と緑のステンドグラスがはめ込まれています。ユニークな外観と荘厳な雰囲気のある内部は見ごたえがあります。街の中心に建つテレビ塔に登ると、ブラジリアの街が大きく羽を広げた鳥のような形をしているのが分かります。