ペルセポルス

イラン最大の見所の一つ”ペルセポリス”はファールス州に位置し、世界中の観光客がタクシーや車をチャーターして滞在先のシーラーズから足を延ばし一目見ようと訪れる古代遺跡です。ペルセポリスは紀元前510年、アケメネス朝ペルシアによって建築された都で、1979年にユネスコ世界遺産にも登録されました。アレクサンダー大王による焼き討ちによって廃墟となりましたが、ヨルダンのペトラ遺跡、シリアのパルミラ遺跡とともに中東の3Pと呼ばれ、時の止まった悠久の歴史を感じるイランで1番人気の観光地です。遺跡の総面積は約13万平方メートルにも及び、2500年以上経った現在でもその壮大さと存在感に圧倒されずにはいられません。入口からその大きさに驚かされるクセルクセス門や、無数の巨大な柱が天に向かってそびえ立つ百柱の間、当時の面影をより強く残しているダレイオス1世の宮殿など、見るたびにアケメネス朝時代の繁栄に思いを馳せずにはいられません。またペルセポリスを訪れる際にはペルシア王の墓であるナクシェ・ロスタムもほど近いエリアにあるので一緒に合わせて観光するのがおすすめです。