ジャイサルメール

インド北西部に位置するジャイサルメールはタール砂漠の中央に位置する街で、パキスタンとの国境までは100キロしかない国境の街である。12世紀にバッティ家の王ジャイサルによって、東西貿易交路の要所に築かれた城塞都市であった。同じラジャスターン州にあるジャイプールが"ピンクシティー"、ジョードプルが"ブルーシティー"と呼ばれるのに対し、このジャイサルメールは砂漠に浮かぶような雰囲気や日没頃に街が金色に輝くように見えるので"ゴールデンシティー"と呼ばれています。この街は最盛期にエジプトやヨーロッパへの交易の中継地として発展し、当時築かれた城は今日でも街のシンボルとなっている。夕刻に夕陽を受けて黄金色に煌めく城の美しさは格別である。郊外にはサム砂丘が広がり、キャメルサファリの観光客で賑わっている。また、ジャイサルメールでは毎年2月、満月の3日間に世界的にも有名な「砂漠祭り」が開催されております。そのお祭りのイベントの1つであるラクダレースでは煌びやかな装飾のラクダ達が全力疾走し、それを現地人や観光客が熱狂的に応援する姿は見応え抜群です。