ランス
シャンパーニュ地方の中心都市、ランス。パリからはTGVで約1時間弱程度です。 フランク王国を統一したクロヴィス王がこの地で洗礼を受けてから、シャルル10世の時まで歴代25人のフランス王がここで戴冠式を行った由緒ある街として知られています。 その戴冠式の舞台がノートルダム大聖堂で、街のシンボルとっもなっている世界遺産です。シャンパーニュ地方といえばやっぱり見逃せないのが、シャンパーニュ地方で作られたスパークリングワインだけがその称号を得られる「シャンパン」。ワイナリー見学や試飲などシャンパンを堪能するご滞在がおすすめです。
もくじ
ランスってどんなところ?
フランス北東部、シャンパーニュ地方にある歴史ある都市、ランス。
ローマ時代から続く古都で、フランス王の戴冠式が行われたノートルダム大聖堂が有名です。
また、シャンパン発祥の地としても知られ、多くのシャンパンメゾンが立ち並び、見学や試飲が楽しめます。
パリから電車で約45分とアクセスも良好なのも魅力のひとつです。
ランスの魅力3選
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歴史的な「王冠の街」
ランスは、フランス国王の戴冠式が行われていた伝統ある都市であり、カトリックの歴史とも深く関わっています。
百年戦争中には、ジャンヌ・ダルクの導きによってシャルル7世がランス大聖堂で戴冠式を挙げたことでも知られています。
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シャンパンの本場
ランスは世界的に有名なシャンパンの産地。
モエ・エ・シャンドンやヴーヴ・クリコ、テタンジェなどの名門メゾンが集まり、試飲ツアーも充実しています。
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パリからのアクセスの良さ
なんと、ランスはパリからTGV(高速鉄道)で約45分という近さで、日帰り旅行先としても高い人気を誇ります。
パリ東駅(Gare de l’Est)からランス駅(Reims)へは、1時間に1〜2本程度の頻度でTGVが運行されており、アクセスも良好です。
さらに乗り換えの必要がないため、移動はとてもシンプルでスムーズです。
ランスのおすすめ観光スポット
ランス・ノートルダム大聖堂
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ゴシック建築の最高傑作。
歴代のフランス国王の戴冠式が行われた場所で、1991年に世界遺産にも登録されています。
フランス革命の混乱や第一次世界大戦中のドイツ軍による空襲によって、数多くの彫像やステンドグラスが破壊されましたが、都度修復が行われてきました。
現在も一部で修復作業が続けられており、歴史と文化を守る努力が続いています。
外観正面のファサードには、なんと2,000体以上の彫刻が施されており、その精巧さと物語性は訪れる人々を圧倒します。
シャンパンセラー①テタンジェ(Taittinger)
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テタンジェは、家族経営を守り続ける老舗メゾンのひとつで、エレガントで繊細な味わいが特徴です。
見学ツアーでは、世界遺産にも登録されているローマ時代の石切り場跡を利用した地下セラー(クレイエール)を訪れることができます。分厚い石壁に囲まれた静寂な空間には、常時約300万本以上のシャンパンが並ぶと言われ、数年〜10年以上の熟成期間を経て、ようやく出荷されます。
ガイド付きツアーでは、シャンパン造りの工程を学んだあと、2種類のシャンパンのテイスティングも楽しめます。
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外観
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どこまでも迷路のように続く地下セラー
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お土産屋さんも充実♪
シャンパンセラー②モエ・エ・シャンドン(Moët & Chandon)
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モエ・エ・シャンドンは、世界中で愛されるラグジュアリー・シャンパンの象徴ともいえるブランド。
正確には隣町のエペルネー(Épernay)にありますが、ランスから電車または車で30分ほどでアクセスできるため、セットで訪れるのもおすすめです。
見学ツアーでは、全長28kmにも及ぶ広大な地下セラーを巡りながら、ブランドの歴史やナポレオンとの関係なども学べます。
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おしゃれで高級感のある外観・内装も魅力
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シャンパーニュ地方最大級の地下セラー。
総延長はなんと約 28 km! -
ボトルがぎっしり!
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地下セラー見学後、2種類のシャンパンのテイスティングが楽しめます。
どこまでも続く!ブドウ畑
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ランスを囲む丘陵地には、美しいシャンパーニュのブドウ畑が広がっています。
シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエといったシャンパン用ブドウがここで育てられており、
その風景は季節によって色合いを変え、訪れる人を魅了します。
お土産を買うならココ!メゾン・フォシエ(Maison Fossier)
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Maison Fossierは、1756年創業のランス発祥の伝統的なビスケット菓子ブランド。
「Biscuits Roses de Reims(ランスのピンクビスケット)」で世界的に有名です。
1775年のルイ16世戴冠式では、この菓子が提供されたとも言われています。
ビスケットは非常に硬く、水分を含ませても崩れにくいため、シャンパンやぶどう酒に浸して楽しむのが伝統。このスタイルは現在も人気です 。
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外観、内装、パッケージすべてがピンク色でかわいらしく、
お土産にぴったりです♪
名門セラー2軒を巡るランス日帰りモデルコース
8:30 パリ東駅を出発!
TGVに乗り、ランスへ出発!
乗車時間はたったの45分、乗り換えも無しで快適です。
9:15 ランス駅に到着
ランス中央駅に着いたら、最初のシャンパンセラー、テタンジェへ移動します。
10:00~11:00 シャンパンセラー見学@テタンジェ
テタンジェの歴史やシャンパンの作り方の説明を受けた後、
2種類のワインのテイスティングが楽しめます♪
地下セラーは年間を通して、シャンパンの熟成に最適な気温にキープされています。
10~12℃まで冷えるため、長袖着用がおすすめです!
11:30 ランス・ノートルダム大聖堂見学
フランス国王の戴冠式が行われていたノートルダム大聖堂へ。
破壊された彫像やステンドグラスには、フランス革命や戦争の爪痕が残されています。
外観の彫刻の細かさは圧巻で、つい口を開けて眺めてしまうほど!
12:00 昼食
お昼になったら美味しい食事でパワーをチャージ!
※写真はイメージです。
ランスの街散策
ゆったりとした雰囲気のランス。歴史ある街並みをのんびり散策。
パリのようなせわしさはなく、どこか時間がゆっくり流れているように感じます。
14:00 エペルネーへ移動
専用車、または電車でエペルネーへ。
今回専用車で移動したのですが、道中広大なブドウ畑が見られました!
15:00~16:30 2つ目のシャンパンセラー見学@モエ・エ・シャンドン
こちらも歴史やシャンパンの作り方の説明を受けた後、2種類のワインのテイスティングが楽しめます♪
あのナポレオンもこよなく愛したモエ・エ・シャンドン。彼の来訪を記念する部屋も見学できます!
17:30 エペルネー駅からパリ東駅行きの電車に乗車
再びTGVに乗り、今度はエペルネー駅からパリへ戻ります。
1時間20分程度でパリ東駅に到着します。
シャンパンセラー見学付おすすめツアー
シャンパン好きにはたまらない、名門セラーの見学体験。
見学は通常、英語またはフランス語での催行が一般的ですが、STWなら日本語アシスタントが同行!
言葉の壁を気にせず、内容の理解度も楽しさもぐっとアップ。
シャンパン造りの奥深い世界をじっくり楽しみましょう♪
オーダーメイドの旅
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