パリからロワールへは、モンパルナス駅からトゥール駅までフランス国鉄TGVを利用して、約1時間。
古城めぐりの拠点となるトゥール発で、多くのツアーが催行されています。 ロワール川流域は、15~16世紀にかけてフランスの政治・文化の中心でした。
シャルル7世が宮廷をロワールに移して以来、多くの貴族たちがお城や宮殿を建て、 華やかな文化が繰り広げられました。
しかし、その一方で、虐殺や陰謀なども繰り返され、流血事件の舞台となったお城も多く存在します。
そんな歴史の深いお城が300以上もある中から人気のあるお城をご紹介します。
16世紀初頭のルネサンス絶頂期に、フランソワ1世によって築かれたロワール最大の城。
このお城の設計には、あの有名なレオナルド・ダ・ヴィンチの発想が取り入れられています。みどころはフランス・ルネッサンス様式の二重らせん階段で、人がすれ違わないで上り下りできるような巧妙な技術で作り上げられています。
ロワール古城の中でも人気上位に入るシュノンソー城。
人気の理由は、なんといっても外観の美しさ。
シェール川をまたぐようにして、白い城館がたたずんでいます。
また、歴代の城主が女性だったことから、「6人の女の城」と呼ばれ、アンリ2世のめぐる妻と愛人の愛憎劇は有名です。
イタリアの生活に魅せられたシャルル8世が作り上げたお城。
宗教戦争のときには、陰謀事件の舞台となり、流血の歴史をもつ。
城内にある礼拝堂には、レオナルド・ダ・ヴィンチの墓碑があります。
シンメトリーな外観と石の白さが特徴的なお城。
約700年にわたって、同一家系に受け継がれ、内装や装飾品も当時のままの生活のぬくもりが感じられます。第二次世界大戦には、『モナリザ』が保管されていたことがあります。
晩年のレオナルド・ダ・ヴィンチが過ごした館。
館を囲む広い敷地は、レオナルド・ダ・ヴィンチ・パークとなっており、 彼の発明した数々の遊具が実際に体験できます。
晩年のレオナルド・ダ・ヴィンチが過ごした館。
ロワール川の支流アンドル川のほとりにたたずんでいます。城内では、各時代の城主が残した家具調度や絵画を見ることができます。
ルネサンス様式の優美なお城。
みどころはなんといっても幾何学模様で作られた広大な庭園。水の庭園、幾何学美の庭園、菜園の3段階に分かれており、テラスや塔から全景を眺めることができます。
童話作家シャルルぺローの『眠れる森の美女』のモデルとなったお城。
城内には、等身大の人形で当時の生活風景を再現しています。このお城の庭園はヴェルサイユ宮殿の庭師によって造られました。
フルク・ネラの塔とルイ11世の城という2つの城からなるめずらしいお城。
シャルル8世と女公爵アンヌ・ド・ブルターニュの歴史的結婚が行われました。 城の周辺には城下町があり、当時の雰囲気を感じることができます。
パリ市内からのアクセスは、近くに3つの駅があり、それぞれ約30分で行くことができます。
また、パリ発でバスの日帰り観光ツアーも催行されています。
ヨーロッパ最大級の規模を誇る絢爛豪華な王宮、ヴェルサイユ宮殿。
17世紀後半、太陽王ルイ14世の絶大な権力の象徴として誕生しました。
その後もルイ王朝が続いていく長い年月をかけて、改修が何度も繰り返され、 広大な敷地に魔法の宮殿とまで言われたヴェルサイユが完成しました。
宮殿内には、鏡の回廊や王妃の寝室などみどころがたくさんあります。
中はどこも煌びやかで、豪華な装飾が施されおり、当時の生活を感じることができます。 じっくり中を見たい場合には、2時間ほどかかります。
ルイ14世が最もこだわって作ったとされる庭園。
100万㎡以上の広大な敷地には、幾何学模様や泉水があり、 また、古代神話をモチーフにした大理石や青銅の彫刻が配されています。
グラン・カナルとプティ・カナルと呼ばれる十字型の大運河。
ヴェルサイユ周辺には水源がなく、約10km離れたセーヌ川から水を引いて作られました。 運河のそばには売店などのお店があり、憩いの場となっています。
ルイ15世と愛人ポンパドゥール夫人の発案で、建築された離宮。
ルイ16世の即位後、マリー・アントワネットへ贈呈されました。 王妃は喧騒から離れた素朴な田園生活を好み、 庭園の一部を改造して、お気に入りの別邸を築き上げました。
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