中国雲南省、標高2400メートルに位置する麗江は、宋代の末期の1126年に、少数民族のナシ族によって建設された町です。その後、近隣のチベット、雲南の少数民族の影響を受け、麗江に独自の景観を作り上げた。これが現在の旧市街である。瓦葺の屋根が軒を連ねる旧市街には、石畳の道が縦横に走り、水路が網の目のように張り巡らされています。水路には、玉龍雪山から流れる玉龍江の澄みきった水が、絶えず供給されています。独特な民族文化と歴史、中国の他の古城では見られない特異な街並み、古代の伝統が息づく文化財など、世界の貴重な共有文化遺産として高い評価を受けています。ナシ族、漢族、白族、彝族、チベット族といった各民族の特徴が見られる建築群が、民族発展史、都市建設史のすばらしい資料であり、文化的遺産であるとして、1997年末に世界遺産として登録されました。
弊社STWと中国観光局と雲南省観光局のタイアップ企画「中国旅で見つける!世界文化遺産・麗江古城の魅力」を大公開!
旧市街は古い町並みが整備・保存され、多くの建物が商店・飲食店・宿泊施設に利用され、内外から多くの観光客が訪れる観光地となっています。夜は深夜0時までライトアップされ、夜遅くまで観光客が途切れることが無いです。旧市街地には木府と呼ばれる旧領主の政庁などが有料で公開されているが、市街地そのものは無料で入場できます。
旧市街地の北側は観光客が多く観光客向けの商店などが多いが、南側は住民用の市場などがあり、ナシ族の現在の生活が垣間見られます。
玉龍雪山は玉龍雪山国家重点風景名勝区として入場が有料となっており、ロープウェイやリフト、野外劇場などが整備されています。氷河公園までのロープウェイは、下部駅の標高3356メートルから氷河公園駅の標高 4,506 メートルまで、標高差 1,150 メートル、全長 2,968 メートルのロープウェイが通じており、これはロープウェイで到達できる標高としては、ベネズエラのメリダ山脈のロープウェイの 4,7 65 メートルに次ぎ、世界で2番目の高標高地点となっています。
玉龍雪山に登られる方は、その前に麗江市内(2,400m)で何日間か過ごされてから、行くことをおすすめします。特に年末の時期は、人も少なめで、天気の良い日が多いので、絶対おすすめです。
麗江古城の中心となる大きな広場です。ここは茶馬古道という昔の東西通商ルートの重要な拠点のひとつでした。茶馬古道は唐代に始まったとされ、中国の茶の産地からラサやネパールを通って、西アジア、紅海沿岸にまで到達する、約4000キロにもおよぶ商売の道です。主な移動手段は馬ではなくラクダです。
「茶馬古道」という名に含まれている「馬」は、移動手段ではなく、交易商品のことを指しているのです。
木府はナシ族の族長である木氏の邸宅です。ナシ族の族長であった阿甲阿得という人が明の頃、皇帝の朱元璋から「木」という姓をもらい、木氏が誕生しました。朱元璋が「木」という姓を与えたのは、ナシ族が太陽と木を重要視していたからです。太陽は東から昇りますが、東は木に属することとなっている方角なのです。
「白水台」は中国雲南省の世界遺産「雲南保 護地域の三江併流群」の一部として、世界遺産 に登録されています。およそ5,000万年前にユーラシア大陸とインド亜大陸が衝突したときにできた複雑な地形の間を縫うように、アジアを代 表する3つの大河が交わらずに流れる様子が、豊かで美しい自然環境を作り上げました。
石灰分を豊富に含む地下水が湧き出し、長い年月をかけて白く光る棚田を作り上げた「白水台」は、上に行けば行くほど白くなり、目にまぶ しいほどの光を放ちます。「天池」と呼ばれる中央部は特に美しく、白いあぜ道には粉雪のような結晶が降り注ぎ、黄色や青緑とカラフルな色へと変化したプールには、清く透明な水が絶えず流れ込んできます。 上から下へと水しぶきをあげ流れ落ちる川。その水しぶきが作り出す波紋と水のゆらめきが「白水台」が、 今なお生きて成長しているかのように見えます。
青く澄み渡る空の下、キラキラと白く光り輝くタイドプールには、透き通った水をたたえています。川の流れる音だけが聞こえる。天女が降りてきそうな「白水台」の美しさは、言葉にできません。 綺麗な景色だけでなく、白水台はトンパ文化発祥の地としても知られています。
「印象麗江」は中国映画の巨匠、北京オリンピック開幕式の総指揮である張芸謀(チャン・イーモウ)と、王潮歌、樊躍の鉄壁トリオが、2004年から自然景観を背景とした演劇で都市の印象を表現する都市山水実景ショー・「印象シリーズ」に取り込んできました。澄み渡った青空、天をつく玉龍雪山、原始的な民族舞踊と素朴な歌声、「印象麗江」の魅力は何と言ってもその雄大さにあります。標高3100メートルの玉龍雪山にステージが設けられ、地元の少数民族の農民総勢500人が動員されています。演出は昼間に行われ、輝かしい照明効果がなく、ありとあらゆるものは自然的で真実です。
この壮大な麗江風景と古いナシ族の風習を、観光客は感動とともに感じられます。
麗江古城の中心部にある四方街は、屋台や食堂などが所狭しとひしめき合っており、雲南名物料理を堪能できます。下記に、麗江の名物料理を幾つかご紹介します。当然これだけが名物料理ではありません。麗江の古い町並みをのんびり散歩しながら雰囲気に浸りつつ、ぜひご自身でも発見してみてはいかがでしょう。
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