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農薬と液体肥料の
混合散布のすゝめ

これまで

ドローンによる液体散布では、これまで農薬のみが対象とされてきました。

これから

アメリカの最先端資材は、農薬と液体肥料の混合散布を可能にしました！

メリット

農薬散布と同時に液体肥料（バイオスティミュラント）も散布でき、大幅な省力化につながります。また、農薬と液体肥料の相乗効果をもたらすことができます。

Features and Benefits

ドローン散布に適する液体肥料の特長と利点

なぜ、通常の液体肥料はドローン散布に適さないの？

それは、肥料焼けを起こしやすいからです！

ドローン散布では、タンク容量が小さいために、ある程度の広域面積に散布しようとすると、高い濃度の溶液を散布する必要があります（10倍以下など）。通常の液肥では、濃度が高すぎるため、肥料焼けをおこしがちです。

アメリカの最先端資材リドックスの製品は、高濃度散布でも肥料焼けを起こしません。

なぜ、通常の液体肥料はドローン散布に適さないの？

各肥料（栄養）成分が有機物（バイオスティミュラント）で処理されているからです（キレート化等）。

それは、肥料焼けを起こしやすいからです！

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農薬と液体肥料の
混合散布のすゝめ

通常の液肥の栄養素（電気を帯びたイオン）は反応がしやすいですが、上の図にあるように、リドックスの資材は有機質のアミノ酸、フミン酸、フルボ酸などの可溶性炭素化合物で結合されており、濃度障害を起こさないよう守られています。【このことは同時に、土壌に散布された場合でも、土壌の他の物質との不都合な結合を防いでくれるので、高い吸収率をもたらします】

ドローン散布に適するリドックス液体肥料

液体肥料として極少水量散布になりますので、葉面施肥になります。
非常に高い吸収率を持つリドックス資材の主なものは以下の通りです。

その他、ドローン散布に適する多くの資材があり、用途によって使い分けることができます。

【コラム】ドローンによる農薬・液肥（バイオスティミュラント）混合散布の提案

㈱アクションコーポレーション
科学顧問宇城正和（農学博士）

ドローンによるスマート農法は、農水省による「みどりの食料システム戦略」の4. 具体的な取組で取り上げられている（2021年5月、農林水産省）。この中の、（２）イノベーション等による持続的生産体制の構築、①高い生産性と両立する持続的生産体系への転換には、（スマート農林水産業の推進）の冒頭に、ドローンによるピンポイント農薬・肥料散布の普及とある。また、（化学農薬の低減）の項では、中ほどにバイオスティミュラント（植物のストレス耐性等を高める技術）を活用した革新的作物保護技術の開発があげられている。

今後、日本の農業においてはドローンを用いた農薬のみの散布だけではなく、液体肥料の混合散布が、環境への配慮とともに、農家への持続可能性をも大きく高める技術として重要になってくる。ここでは、ドローン混合散布の利点と、混合散布に適するリドックス社資材の特長を確認したい。

ドローンによる農薬と液肥の混合散布の利点
従来のドローンによる肥料散布は、ドローン製造メーカー各社とも粒肥による散布を意味している。この場合、当然のことながら、農薬との混合散布は不可能であり、肥料散布の場合、別途、粒肥散布用の容器に付け替えて施肥しなければならず、人的労力・作業時間また、電気エネルギー使用量の倍増となる。農薬と液肥の混合散布が可能となれば、これらの問題を解決できる。

（従来の液肥によるドローン散布が困難な理由）
液肥をドローン散布しようとする場合、タンク容量が大きく制限されるために、液肥濃度が必然的に高くなってしまう。たとえば、1 haあたり20 Lのタンク容量で散布する場合（ドローンの機動性を考慮すると実質16 L）、10 a（約１反）あたり1,600 mL (cc)の散布水量となり、これに最少200 mLの肥料を溶かし込んだ場合でも、液肥濃度は8倍という高濃度になってしまう（1600/200＝8）。通常の液肥では肥料焼けを起こし、作物に害を与える可能性が高いため施肥できない。

（弊社リドックス液肥資材の特長）
弊社が扱うリドックス社の液肥（顆粒水和剤を含む）は、米国において10倍希釈以下の高濃度での飛行散布が行われており、その効果を発揮している。農薬との混合散布も広く行われている。このような高濃度での混合散布が可能なのは、リドックス社製品中の肥料成分が可溶性炭素化合物でキレート化あるいは、マイクロカプセル化されているため、作物に対する肥料焼けや農薬との化学反応が起こりにくいからであると推察される。また、リドックス社の資材は通常の液肥より少量で効果を発揮するバイオスティミュラント（生命活性化物質、あるいは生物刺激剤）であることもドローン散布に対する適合性を高めている。

2. バイオスティミュラント（BS）について
リドックス社の製品群は有機栄養素（Bio-Nutrients）であるが、バイオスティミュラントを含んでいる。BSはbiostimulantと記し、欧米で近年広く用いられるようになってきた農業用語である。BSには、少量の施用で環境ストレスを緩和したり、根の生長を促進して、植物全体の健全な生育を導く作用がある。すなわち持続可能性を高める。具体的には、従来のフミン酸、フルボ酸、ケイ素資材、海藻エキス、タンパク質分解アミノ酸資材、微生物（活性化）資材等をさす。これらを少量施用することによって、土壌に施肥した栄養素、あるいは土壌で固結化した栄養素、あるいは葉面施肥した栄養素を効率よく植物体に吸収させることが可能である。BSについては、現在もさまざまな分野で研究が行われており、作用の確定していない他社資材もあるが、リドックス社の全製品については、米国での施用効果が確認され、広範な農場でますます使用されるようになっている。

参考：
ドローン・葉面散布に適するリドックスの主な資材

肥料の名称 1回の施肥量/10a 効果

CaSi（液体） 120～950mL ストレス耐性の強化（細胞壁の強靭化）、栄養素を超高吸収率で供給、光合成の向上

ダイカップ（顆粒水和剤） 110～450g ストレス耐性の強化（抗酸化物質の生成促進）、栄養素を超高吸収率で供給、糖度・サイズ・色の改善

スプリーム・フロアブル（液体） 230～700mL ストレス耐性の強化（過剰硝酸イオンをアミノ酸変換）、栄養素を超高吸収率で供給、収量・サイズのアップ

プラチナ（液体） 470mL～2.8L ストレス耐性の強化（根の強化）、栄養素を超高吸収率で供給、根の成長促進

オキシカル（顆粒水和剤） 250～670g ストレス耐性の強化（酸素供給、抗酸化物質の生成促進）、栄養素を超高吸収率で供給、サイズ・色の改善

Rx-780（顆粒水和剤） 30～120g 栄養素を超高吸収率で供給、品質（糖度・味・色等）の改善

メインステイマイクロ（液体） 120～940mL 必須微量栄養素（Fe, Mn, Zn, Cu, B, Mo）を超高吸収率で供給、品質（味・色等）の改善

メインステイCa（液体） 250mL～3.5L ストレス耐性の強化（根の強化）、カルシウムを超高吸収率で供給、根の成長促進

メインステイMg（液体） 130mL～3.5L ストレス耐性強化、必須栄養素マグネシウムを超高吸収率で供給、光合成促進、収量の改善

トライプレックスホウ素（B）（顆粒水和剤） 30～350g ストレス耐性強化、必須栄養素Bを超高吸収率で供給、根の成長促進、収量・色の改善

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