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オアシスというと言葉の起源は、コプト系のエジプト古来の言葉です。エジプトのオアシスは世界的に見ても多様性に富み、各オアシスはユニークな特徴を持っています。ベドウィンの生活スタイイルの静穏さ、ナツメヤシの林、鳩小屋、青く塗られた土でできた家々などが舞っています。冒険や興奮を味わうには、ラクダかジープで砂漠へ出かけ、星の下で野宿したり、朝には温泉で入浴を楽しむこともできオアシスで美しい夜空と静寂を満喫した後は、心の平穏を得て街へ帰ることができます。 |
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バハレイヤ・オアシス |
2,000平方kmの面積を持つハバレイヤ・オアシスは石英岩と苦灰石の黒い丘に囲まれています。高さ50mの丘、ジェベル・アル・ミイイスラーハの頂上からはオアシスの村々や畑、さらに古い居住地区の一部を飲込む恐れもある広大な砂丘を見下ろすことが出来る。ここは野生生物も多く、ナツメヤシ、オリーブ、アプリコット、米、とうもろこしなどが栽培されています。 バウィティはバハレイヤ・オアシス最大の村で、まるで絵画のように美しい丘の中腹からは、ヤシの木の豊かな林を見下ろすことができます。水温30度のロ-マ時代からの温泉、アイン・アル・ベシュモがこの林の灌漑の水源です。近隣のアル・カスル村はカラト・ヒルワーハ第26王朝時代の神殿跡地にあり、ここには当時の絵画が残っている墓もあります。バハレイヤはbル・マタール、ビル・ガバなどの鉱泉、硫黄泉で有名ですが、この地はまた地元のベドウィン達には音楽や詩を気軽に朗吟する場所として知られています。砂漠への日帰りの遠出をして戻ってきた後は、カフェでのんびりしながら、シーシャ(水たばこ)を吸ったり、バックギャモンで遊んだり、または本物のベドウィンの音楽を楽しむことができます。 【白砂漠】 バハレイヤ・オアシス方面 からの旅行者は、まず黒砂漠を越え、途中にアル・ハイズという小さなオアシスを通 過することになります。付近にはコプト教の絵画が残る教会跡などを含むローマ時代の遺跡があります。バハレイヤとファラフラの間には広大なゴールデン砂丘が横たわり、この地域は写 真撮影には絶好の場所です。 さらにアル・シッリーム峠を越えるとその先には白砂漠が広がっています。そこでは風によって不思議な形に削られた岩々が超現実的な世界を作り出し、特に日の出、日の入の時にはミステリアスな風景を楽しむことができます。ちょうどその時間には月が白い岩々の上に昇り、砂漠にいるというよりも、まるで氷山や雪だまりに囲まれているか、または月面 に立っているかのような錯覚に陥ることでしょう。 月の出ない夜に焚き火を囲み、空を見上げればそこには美しい銀河が広がり、流れ星で溢れています。ラクダやジープでの白砂漠への旅には温かい食事とベドウィン風に砂の中で焼かれたバンも用意されています。 |
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シーワ・オアシス |
![]() シーワの人々は独特の文化、習慣を持ち、アラビア語よりもベルベル系の言語であるシウィを話します。多くの女性は現在でも伝統的な衣装と、この町にあるシーワ伝統博物館に陳列されているような銀の装飾品を身につけています。ここは今でも装飾品、敷物、バスケット、民族衣装、古銭を飾り付けた独特の飾り物を買い求める最高の地です。 元来はアグルミ地域がこのオアシスの居住中心地でしたが、人々は1203年にシャリへ移りました。この要塞のような様相の町、シャリの建物はカルシフと呼ばれる塩まじりの泥でできています。豊かなヤシの林、塀に囲まれた庭園やオリ-ブ園、さらに多くの清らかな泉や塩の湖などに囲まれた現在のシーワの町は、古代シャリの町の遺跡の麓に位置しています。 この旧市街の跡地を抜けて丘を昇って行けば、オアシス全体の壮大な景色を眺めることができます。付近の遺跡や温浴地へは徒歩、レンタサイクル、カレッタと呼ばれるロバ車で訪れることができます。主な遺跡は、壁画や碑文が残っているジェベル・アル・マウタ(死者の丘)にある第26王朝の墳墓や紀元前550年頃のアモン神の至聖所近くにはアメン神殿や泡立った温水の中で現在でも入浴が可能な有名なクレオパトラ鉱泉もあります。その他の温浴地としては、ビルケット・シーワの塩の湖にあるファトニス島で、ヤシの木々や美しい景色に囲まれての温浴を楽しむこともできます。 |
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ハルガ・オアシス |
![]() ハルガ市内から3km程に、第18王朝時代に建設された後にペルシャ人やプトレマイオス朝の人々により再建されたヒビス神殿があります。紀元前6世紀に建設された神殿は、エジプトでは稀有なペルシャ系の遺跡であり、その外壁に禿鷹の絵やダリウス王がエジプトの神々に挨拶をしている巨大なレリーフなども見られ、保存状態は良好です。 南に下れば、ブラ-ク村、ナセル村に水温が43度にまで上がる有名な温泉があり、リューマチやアレルギーの治療に適しているとの評判です。この付近にはキャンプ施設もあります。さらに南にはハルガ地域の第2の居住地、バーリース・オアシスがあります。ここにはハッサン・ファトヒーによって伝統的ヌビア・スタイルにデザインされた家々がありますが、未だにそこに住む人がいないのは、地元の人々がこの家々が墓の形に似ている為、居住を拒否したためで、1960年代後半に建設工事は中止されました。 付近の古代遺跡としては、イシス神とセラピス神のためのドウーシャ神殿があります。この名の由来はエジプトと交易をしていた古代スーダンの首都の名、クッシュです。考古学者たちはこの神殿とも関連のある古代の町、キシスの発掘を進めています。精巧なパイプ・ラインのシステムやキリスト教会跡などから、人々は地下水が枯れた為この町から去っていったことがわかりますが、それがいつ起こったかは正確には分かっていません。 |
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ファラフラ・オアシス |
![]() ニュ-・バレ-県のオアシスの中で最も遠隔地にあり、孤立しているこのオアシスは、その根強く残る伝統と信仰で有名です。言い伝えによると、一度ファラフラの村日とは時刻が分らなくなってしまい、ダフラ・オアシスまで人を送り、その同日、なんとか金曜日の祈りを正確な時間に行なうことができたと言います。 丘の中腹にある村の最も古い地域の近くにはヤシの林があります。車で少し遠出をすると、ビル・セッタの硫黄温泉やアル・ムフィド湖での水泳が楽しめます。 他のオアシスでも見られるように、ファラフラ・オアシスの家々は「邪悪な目」を避ける為、青色に塗られていますが、いくつかの家には地元の芸術家バドル氏による風景、鳥、動物などの絵が描かれています。村には彼の作品の絵画、陶器を展示している博物館兼スタジオがあり、その庭には砂漠で見つけた様々なものを使って作られた彫刻で溢れています。 また、ミスター・ソックスと呼ばれる地元の男性が素晴らしいラクダの毛の手編みのセーター、ソックス、スカーフを販売しています。白砂漠、バハレイヤ、ダフラ、シーワなどのオアシスへのジープやラクダのツアーにはサードのレストランで申込むことができます。 |
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ダフラ・オアシス |
![]() 古代エジプト神話のテーベの女神の名を持つムートの街はダフラの中心地で、ここには複雑な木製の錠のある伝統的な家を利用した民族博物館があります。この博物館には泥で作られた彫刻類があり、またダフラに暮らす人々の文化や生活など様々な面を紹介する展示物があります。 ムートから約35km離れたアル・カスルの街は元は、ロ-マ人が定住していた場所であり、その後の中世時代にはダフラの中心地となりました。この街はまるで迷宮のように泥壁に囲まれた狭い小道が入り組み、家々の入口は美しい木製のまぐさで装飾されています。またこの街にはアイユーブ朝のモスクがあります。10世紀に建てられたマドラサの屋上に昇れば、この地域全体の景色を見下ろすことができます。ムートの街へ戻る途中には、ヤシの木に囲まれた湖、ビル・アル・ガベルがあり、ここではキャンプやピクニックを楽しむことができます。 ムートからの日帰り旅行としては他に、1世紀のアル・ムワザカ墳墓群や、テーベの3神のために建てられ、後にロ-マ人により再建された神殿、デイル・アル・ハガルなどがあります。この神殿跡の見学後は、近くの硫黄鉱泉で温浴を楽しむことができます。ロ-マ時代の墓があるバシェンディを訪ねたり、ダクラの人々の生活が描かれたカーペットが織られている工場の見学もできます。 |
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