突然ですが、我々日本人に一番身近なロシアとは何でしょうか?
答えはこれです → (;´д`)
この顔文字の口に当たる部分、ロシアをはじめスラブ圏で広く用いられるキリル文字って知ってましたか??
私は幸いにも、大学時代にロシア語の授業に勝手にもぐりこんだり、今でも独学でコツコツやっているので、ロシア語は何となく分かるし、
ロシア語圏には4か月ほどの滞在経験もあるのでジェスチャーも交えれば言いたいことは全て伝わります。
(弾丸でなんか言われると8割分からないですが。笑)
そのため今回もロシアに行こうとなったのですが、ロシア語なんてまだまだ日本人からしたら馴染の薄い言語で、 都市部の観光業従事者や若者を除けば英語は通じません。
じゃあ、どうするか。
そんなときはロシア語覚えちゃいましょう!笑
まずは手始めに下記の10個の文字を覚えてみましょう。
【覚え方】も作ってみました。
① Г → 「g」の発音、ガ行 【ガギガッゴ(文字の形が「鍵括弧」みたいなので)】
② Д →「d」の発音、ダ行 【1.2.3.ダー > (;´д`) 】
③ И → 母音の「イ」の発音 【英語のNがハンタ「イ」に】
④ Л → 「l」の発音、ラ行 【ラララ滑り台♪(文字の形が滑り台みたいなので)】
⑤ Н → 「n」の発音、ナ行 【横棒45度回転H→N】
⑥ П →「p」の発音、パ行 【円周率のパイと同じなので「p」】
⑦ Р → 「r」の発音、ラ行(巻き舌)【PR(ピーアール)、PはR】
⑧ У → 母音の「ウ」の発音 【ワイが鵜だ!(英語のワイみたいなのがウだ)】
⑨ Ф → 「f,ph」の発音、ファ行 【物理・数学記号のファイと同じなので「f,ph」】
⑩ Я → 母音としての「ヤ」の発音 【Rがハンタイ「ヤ」!】
ロシア語のアルファベット(キリル文字)は実は全部で33個あり、上記は全てではない上、発音規則にはいくらでも特例と例外があるので、上の10個を覚えたからといって全てが読めるわけでは全くありません。フォントが変わるだけで苦戦しますし、筆記体だと尚更お手上げです。
ただ、使用例が多そうなこの10個を覚えて、あとは見た目が英語と同じ感じで発音しとけば概ね何とかなります。幸い大文字と小文字は文字の形は同じですし。
「кафе」とか、3文字目がファ行の発音なので、「カフェ」っぽいではありませんか!実際カフェです!正解です!
「Ф」や 「П」なんかは物理や数学でも使われるギリシャ文字と同じなので理系出身者であれば特に馴染みある方もいると思いますし、キリル文字は元々ギリシャ文字からの派生なので合点がいきます。
ロシア語未履修の同行者二人もこんなことを2-3日繰り返していたらあっという間にだいたい読めるようになっていました!
読めても意味の分からないものはいくらでもありますが、人名や地名などの固有名詞や、カフェなどの読んですぐ意味のわかるものがあるだけでも、ロシア旅行は格段に楽しくなります。
(ちなみにキリル文字はモンゴルやブルガリア、旧ユーゴスラビアの国々等、ソ連の旧衛星国家や旧社会主義国では、結構使用の歴史があります。その分キリル文字排斥の動きも各国でありましたが、割と今でも残っているところが多いです。つまりキリル文字はかなり汎用性高いです!)
是非騙されたと思って覚えてみて下さい!
なお、会話はスパシーバ(ありがとう)だけで大概なんとかなるはずです。