2008年10月16日(木)から20日(月)、5日間のフィジー旅行に行くことになった。 二人合わせて108才という、熟年世代の夫婦の旅である。 出発前に友達から電話がかかってきた。これからフィジーに行くと告げると、「フィジーって何があるの?」「海よ。海!」・・この程度の予備知識しか持ち合わせていなかったのだが、帰ってきて日が経つほど、ほんわかと心温まる思いがしてくる。
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成田発
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日数:5日間
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成田空港午後7時発ナンディ行きのエアパシフィック。機内に入ると良い香りがする。南の島の花の香りなのか。 今回は初めてのビジネスクラスである。 まず、前の席との間隔が広いのに驚く。座席わきにボタンが二つ。一つは背もたれのリクライニング。もう一つは足置き部分が上がってくる。このおかげで8時間半のフライトも、ゆったりと楽に過ごせる。 席につくと早速ジュースのグラスを運んできてくれた。結婚30周年を目前にしてフィジー旅行に行けること、関西を出発してから無事ナンディ行きの飛行機に乗れたことに二人で乾杯する。 機内食の夕食は主人は日本食を選ぶ。これが豪華でおいしそうだった。実際おいしかったそうだ。週刊誌を読んだり、一人用のモニターで映画や音楽を見てから就寝。 写真中央・・・ビジネスクラスのシート(エアパシフィック航空より参考写真) 写真右・・・ビジネスクラスのお食事例(エアパシフィック航空より参考写真)
日本人乗務員が一名、それにフィジー人の乗務員も日本語を少し話せるので、英語は??の私たちも不安なく過ごせる。ミネラルウォーター(フィジーウォーター)1本と、歯ブラシや靴下、アイマスク、ピュアフィジーのクリームが入ったセットを各自に配ってくれる。寝るときにはこの靴下に履き替えると楽である。
早朝というより夜中、まだ暗いうちに朝食をとる。明るくなって3時半ごろ(現地時間は+3時間なので6時半)ナンディ空港着。 今日は、ナンディ市内観光のあと、マナ島に渡る予定。 市内観光は、マイクロバスに乗って砂糖きび畑を眺めながら、まず蘭園へ。 案内してくれるフィジー人のオニさんは日本語がめちゃくちゃ上手。一年半ほど日本で勉強したそうだが、それにしても驚くほど流暢である。 珍しい花や木を見て回る途中、フランジパニという白い花を拾ってきてくれた。未婚の人は左、既婚者は右に髪に飾るそうだ。見学後出してくれたジュースがおいしく、皆お代わりをする。 次は、フィジアン村でのカバの儀式。コーラスしているお母さんに寄り添う子どもの様子が微笑ましい。カバは胡椒科の木の根の抽出液。思ったよりは飲みやすかった。 カバの儀式のあと、ココナッツを割って、中のジュ-スや、白い実の部分を味見させてくれる。白い実を削って絞ったココナッツミルクの甘さには驚いた。 ナンディタウンでは野菜市場を見学。カバの粉や根もたくさん売られている。 その後自由にタウン散策。みやげ物店でスルという布を買う。巻きスカートのように腰に巻くのがフィジーの男性の正装だそうだ。スルはいろいろな着方ができ、女性も水着の上にこれを巻きつければホテル内でもOKという便利なものである。
市内観光のあとは、いよいよ船でマナ島へ。デナラウ港を出て一時間半ほどで到着。
マナ・アイランド・リゾート&スパでは日本人女性スタッフが常駐しており、ホテルの説明やディナーの予約、次の日のイエローサブマリンの予約などもスムーズにしてもらえた。
部屋はビーチフロントブレなので、バルコニーからすぐ水着のままノースビーチに出られる。また、バルコニーの横に広いジャグジーがあり、戸を開ければ海を見ながら入れて快適。ただ戸を開けていると他から見える可能性もあるので、私たちは水着で楽しんだ。
写真左・・・ビーチフロントブレの前のビーチ、写真中央&右・・・ジャグジー
部屋の説明を受けた後、とりあえずサウスビーチレストランへ行き、遅い昼食を取る。 バルコニー席で海の景色を楽しみながら食事をしていると、のんびりゆったりとしてくる。この日の昼食(スパゲッティ)、ディナー、次の日の昼食(スパゲッティとサンドウィッチ)にこのレストランを利用したが、いずれも日本人に違和感ない味で美味しくいただけた。ディナーの初めに出たココナッツの薄切りを軽く焼いたものが、固めの歯ざわりとほのかな香ばしさと甘さで、珍しく、また美味しかった。主人はビールが気に入り、食事のたびに2,3本飲んでいた。 飲物といえば、フィジーではミネラルウォーターのペットボトルの模様が南の島らしく可愛い。ホテルでも一本ずつ置いてくれていた。
お土産にたくさんスーツケースに入れると飛行場で重量オーバーになることもあるので注意しなくてはならないが、この点でもビジネスクラスは一人30㎏までいけるので安心である。 写真左&中央・・・サウスビーチレストラン、左・・・ミネラルウォーター(「FIJI WATER」)
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