マサイマラ国立保護区② | ケニアの旅行記

支店
渋谷
福岡

マサイマラ国立保護区②

エリア
ケニア
/ケニア
テーマ
動物を見る
時期
2010/3/4~2010/3/11
投稿日
2010/3/13
更新日
2020/3/19
投稿者
本社スタッフ

限られた国立公園でしか出来ない、最大の楽しみがあります。それは「バルーンサファリ」です。私も実際に乗るまでは料金に見合った楽しさがあるのかどうか疑問でしたが、体験後は非常に満足した気分になりました。サファリをした後の、「シャンパンブレークファースト」も最高の贅沢です。 短いケニア滞在。たった4泊しかしない旅行ですが、バルーンサファリをした日の深夜のケニア航空便で帰路につきます。なかなか出来ない体験でしたので、しっかりとレポートさせていただきます。

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成田発

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日数:7日間  
旅行代金:469,800円~676,800ツアーはこちら

  • 朝は4時30分起床です!

    バルーンサファリ当日の朝は非常に早いです。4時30分に起床して5時にはフロントにて集合です。

    バルーンサファリをする人は全員、前日までに宿泊ロッジにて保険関係の書類に署名をしなくてはなりません。事故があった場合でもサファリ会社に責任の追及はしないといった旨の記載がある英語の書面に署名をします。ロッジによって多少の違いはありますが、この際代金をドル紙幣にて支払います。
    当日はバルーンサファリ会社がロッジまで4WDで迎えにきてくれます。マサイマラだけでもバルーン会社は4社ほどあるそうです。今回は5時30くらいに来てくれました。バルーンの打ち上げ場所は国立保護区内に複数あり、その日の天候によってどの場所を使うかは異なります。遠い場合は宿泊ロッジから1時間ほどかかったりするそうです。ちなみに今回は幸い10分ほどの距離でした。

    バルーンに乗る前に簡単なブリーフィングがあります。【写真中央】
    いたって簡単な説明で、「飛ぶ際は、籠の中で<体育すわり>で座り、縄の取っ手を掴んでいてください。これがランディングボジションといいます」という内容だけです。もちろん英語での説明です。

    その後、バルーン会社のスタッフが気球を膨らまし、準備ができましたら籠の中に乗り込みます。籠は4つのセパレートがあり、1つに最大3名ほど乗ることができます。今回は10人が乗り込みました。そして、1名は気球を自在に操るパイロットさんが乗っているため、全員で11名になります。

  • ふわりと浮き上がりました!

    【写真左】ふわりと、打ちあがりました。今回は私たちが乗った気球の他にもう1バルーン上がっていました。朝焼けにバルーンが映えています。
    【写真中央】およそ、上空10メートルほどの場所をゆっくり移動します。写真では分かりませんが、遠くにインパラの群れがいました。
    【写真右】朝焼けに気球のシルエットが映っています。

  • 気球からの眺め

    【写真左】気球の側面の細いケーブルの先に、デジカメがセットしてあり、気球に乗っている人たちの写真をとってくれます。これは降りたあと、DVDに焼いてくれます。そのDVDはもちろん有料ですが。。。1枚USD30とのことです。
    【写真中央】太陽がまぶしい。
    【写真右】サバンナが一面に広がっています。

  • そろそろ、着陸です♪

    気球に乗っている時間は、約1時間20分です。何度か高度もあげくれたり、かなり広範囲な場所を飛ぶので、あっという間に感じますがちょうど満足できる時間でした。着陸はふわっとやさしく地面に着くような感覚でした。パイロットの技術がはっきり分かる部分です。
    着陸後は一緒の気球に乗ったみなさんと、パイロットさん含めて記念撮影です。
    着陸場所にはバルーン会社のジープが待機していますので、それに乗ってサファリをしながら「シャンパンブレークファースト」の場所に向かいます。

    【写真左】国立公園内にはサファリカーの轍がはっきりと残っています。「国立保護区」であれば、轍を多少ずれて動物に近づいても許されることはありますが、「国立公園」はレンジャーに見つかった場合、重い罰金を科せられるそうです。
    【写真中央】オレンジの気球がかわいいです
    【写真右】同じ気球に乗った皆さんで記念撮影♪

  • シャンパンブレークファースト♪

    ジープで20分ほど走り、シャンパンブレークファーストの場所に到着です。そこは大草原の真ん中で、木が1本あるだけの場所です。
    すぐにシャンパンが配られ、みんなで乾杯します。風も心地よいサバンナの真ん中で、朝からシャンパンを飲むことは最高の贅沢です。
    テーブルに近づくと、パンやビザなどの食事が用意されています。イスに座り、また皆さんでシャンパンを持ち乾杯です。
     
    【写真左】シャンパンでカンパーイ!
    【写真中央】大きな木が1本あるだけの場所です。
    【写真右】大草原の中での食事は気持ちがいいです。

  • 続シャンパンブレークファースト♪

    先ほど一緒の気球に乗った人とも、ここで会話が生まれます。シャンパンで酔っ払いはじめる人もいれば、お互い写真を取り合うカップルがいたりと、幸せな時間を過ごすことができます。この頃、大体時刻は9時30分頃になっています。

    【写真左】初対面の人とも会話が弾みます。
    【写真中央】先ほど気球で取ったデジカメの写真は、ここでDVDに焼かれて販売されます。大草原の中にPCをが3台用意されています。
    【写真右】シャンパンブレークファーストの光景

  • セスナに乗りナイロビへ!

    さて、シャンパンブレークファーストで優雅な時間を過ごした後は、セスナでナイロビに戻ります。
    ご存知の方もいらっしゃると思いますが、ナイロビからマサイマラ国立保護区には車で6時間かけて移動する方法と、ナイロビの国内線専用のウィルソン空港からセスナで移動する方法の2通りがございます。
    今回は研修のため往路は陸路、復路はセスナでの移動を経験しました。
    国立公園内にコンクリートで出来た滑走路があるわけではありません。草を刈っただけの長い砂利道があるだけで、国立公園内にはロッジの近くに3箇所ほど滑走路と呼べる場所があるそうです。
    そして、このセスナは基本的に荷物を1人15kgまでしか積むことができません。荷物置き場はセスナの先端にあり【写真中央】、非常に狭いスペースしかありません【写真右 参照ください】
    そのため、大きなスーツケースでマサイマラ国立保護区にセスナで移動する方は、マサイマラ滞在に必要な荷物だけを持参して、スーツケースはナイロビの現地手配会社などに置いてこなくてはいけません。セスナでマサイマラに行かれる方は、日本からソフトケースなどに出発されるかなるべく荷物を15kg以下にしていただくなどをお願いします。
    ただ、多少のオーバーは大丈夫な場合がありますので、現地のガイドさんなどにご相談ください。
     
    【写真左】ナイロビへ向かうセスナ 現時点で、サファリリンクとエアーケニアという会社がマサイマラ-ナイロビ間を結んでいます。
    【写真中央】セスナの荷物置き場
    【写真右】ズームアップした荷物置き場

  • いざ、ナイロビへ

    【写真左】こんな感じの滑走路です。
    【写真中央】ナイロビ ウィルソン空港  空港の周りは多少治安が悪いそうなので、スーツケースなどは手から離さないことをお勧めします。
    【写真右】お昼はウィルソン空港から車で5分ほどの距離にある「CARNIVORE」レストランで食事です。

  • 肉がいっぱい CARNIVOREレストラン

    【写真左】CARNIVOREレストランは肉料理の店です。ダイナミックでアフリカンな肉が豪快に焼かれています。今は動物保護の観点から禁止されていますが、昔はシマウマやキリンの肉も食べることができたそうです。
    【写真中央】いろんな種類のソースがあります。
    【写真右】串刺しにしたお肉をテーブルまで持ってきてくれます。
    エミレーツ航空やカタール航空で帰国される方は、いっぱいお肉を食べた後、すぐに空港へ直行です。
    ケニア航空であればフライトは深夜なのでゆっくりしていられます♪

  • いきなりですが、まとめ★

    ナイロビは一般的に治安が悪い街ということで有名です。昼間、ビジネス街を歩いただけではそのような印象は全くなかったのですが、ちょっと中心部を外れると治安が悪い場所がいくつかあるそうです。
    ただ、現地ガイドさんは「ナイロビは以前に比べれば治安が大分よくなっている。そのため、国際会議が開かれる回数も多いし、ホテルも新しくできている」と言っていました。たしかに、中心部を外れれば日本国大使館の近くに「CROWN PLAZA」という新しいホテルが出来ていたり、東アフリカ諸国の会議が頻繁にナイロビで行われているようです。
    南アフリカのヨハネスブルグもそうですが、治安の悪化は富を持つ者と、貧しい者が同じ街の中に混在しているから起こることです。誰もが貧しい社会であれば治安は比較的安定するでしょうし、生活レベルがほぼ同じであればなおさらのことです。ケニアは独立以来大きな内戦もなくアフリカの優等国として見られていましたが、2007年末の大統領選後の混乱で国際社会の信頼を一気に失いました。しかし、今回わずかな時間ではありましたがナイロビという街をみることができて、中国や東南アジアのようにいわゆる中間層と呼ばれる人が増えているのではないかと感じました。中間層が増えて、貧富の差がわずかでも縮まったときに、治安の問題は少しずつ改善をするのではないかと思います。ナイロビを含め、ケニアは決して治安が悪いところではありません。国立公園でダイナミックな野生動物を見ることができ、ケニア人のホスピタリティーに癒される、そんなところです。
    今はインターネットのおかげで情報が格段に増えましたが、逆に正確な情報をみつけることが難しくなってしまいました。これから私たちが直接お客様に適切な情報をお伝えすることを努め、ケニアの素晴らしさをお伝えできれば嬉しく思います。

    現地でお世話になったドライバーさんは、私たちが肉眼では全く見ることができない距離の動物を探しあてます。Amazing KENYA 
    素晴らしい体験のお手伝いができればと思います。