本場のシャンパーニュと初めてのアルザス! | フランスの旅行記

支店
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本場のシャンパーニュと初めてのアルザス!

エリア
フランス
/フランス
テーマ
ご当地体験
時期
2014/10/8~2014/10/8
投稿日
2014/12/29
更新日
2017/10/6
投稿者
小圷 孝幸

先のスペイン編  http://stworld.jp/diary/ZZ/54644efe265c46.64339681/ から続きます。

10月4日~5日…パリ滞在(凱旋門賞)

10月6日…カルカッソンヌ&セット訪問

10月7日…カタルーニャ地方カダケスとポルトリガット、プーボール城訪問

10月8日…ランス&アルザス地方訪問

10月9日~10日…(ドイツへ)

夜行列車でフランスに戻り、シャンパーニュの街ランスとアルザス地方のミュルーズとストラスブールに立ち寄り、夜にドイツへ。

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日数:5日間  
旅行代金:166,800円~262,800ツアーはこちら

  • ランスはこの旅最初で最後の大雨

     駆け足で訪れたダリ関係の見どころを後に、拠点Gironaから再びTGVにてフランス、Toulouseに戻り、Paris行きの夜行列車に乗り継ぎます。日によっては、西仏国境のCerbere駅からアルザス地方への夜行列車も運行されているのですが、あいにくこの日は運行がなく、来た時と同じ列車でパリへ戻ることになります。


     今回も列車は遅れず、逆に10分ほど早くAusterlitz駅に到着。しかし…何と大雨が降っています。これからシャンパーニュのカーヴを見学・試飲のためにReimsへ行くのですが、夜行列車が遅れるかもしれず、Reimsへの列車の指定は取っていませんので、とにもかくにも東駅へメトロで移動します。


     駅に着くと、3日前にロッカーに預けておいたスーツケースを取りだします。預けるときに両替機が故障していて、小銭を作るのに苦労しましたが、今日は何事もなく動いていました。続いてTGVの指定を取るために窓口へ。いつもはかなり込み合い、いつの指定を取ればいいのかわからなくなるのですが、早朝のせいかさほどの込み方ではありませんでした。Reims経由Sedanという、マイナーな町行きのTGVにも関わらず、ユーレイルパス割り当ての席は1等2等とも満席、普通に2等車の乗車券を購入するしかありません。フランスではこのようなことがよくありますので、鉄道パスを持っている場合、出来れば出発前に予約して行った方がいいと思います。


     出発時刻になりホームに向かうと、乗るTGVはDuplex(2階建て)ではないタイプの車両で、しかし、20両編成が本当にほぼ満席で出発しました。雨はまだ降り続いています。


     1時間もかからず、Reims駅に到着。雨はさらに強くなっていきます。と、この列車に乗っている人の70%くらいの人がここで降りるようで、列車はガラガラになって出発して行きました。個人旅行でランス観光に適当な列車ということなのでしょう。駅の中でサンドイッチとカフェで朝食を取りながら、何とか雨足が弱まるのを待ちます。


     ランスの駅にはコインロッカーがないことは事前に調べてわかっていましたので、なるべく駅に近いカーヴ見学を事前予約していて助かりました。予約時刻が迫ってきましたので、スーツケースに雨よけカバーを付けて、早足で駅の近くのカーヴへ急ぎます。Charles de Casanove 日本では有名だとは言えませんが、地元の老舗の雰囲気が漂います。10:00ちょうどに入口が開いて、私が本日の口開け客です。私のほかに、おそらく東欧から来た家族が1組、彼らはランスの観光案内所で紹介されてきたようで、バウチャーを持っていました。私は見学・試飲料として12ユーロ支払います。


     最初建物の2階に行き、シャンパーニュ製造の英語のビデオを見せられます。それが終わると案内役のムッシュがカーヴ内を案内してくれます。英語とフランス語とどちらがいいですか?と聞かれ、私が英語と言う間もなく、かのご家族がフランス語!と言ったのでフランス語での案内になりました。(でもこのご家族同士は東欧の言葉を話していました。)まあ私も、シャンパーニュの作り方は大体わかっていましたので、フランス語での案内でも何となくわかります。彼らも郊外のエペルネに、別の製造拠点を持っているそうです。


     カーヴでの説明が終わると先ほどの場所に戻り、3種類のシャンパーニュを試飲できる仕組みです。試飲といっても、写真のようなシャンパングラス3杯分飲むことができますので、お酒に弱い人は完全に酔っぱらってしまうことでしょう…


    写真左…Charles de Casanove社入口。雨宿りして扉が開くのを待っています。

    写真中…シャンパーニュの澱を瓶の口に集める装置。溜めた澱の部分を凍らせて炭酸の圧力でふっ飛ばします。

    写真右…試飲シャンパーニュたち。

  • フランス最大の鉄道博物館の街ミュルーズ

     見学が終わるころには、何とか雨も上がり駅への道は濡れずに済みました。次の目的地はアルザス地方、スイス、ドイツとの3国国境のフランス側の街ミュルーズですが、一旦ストラスブールに寄ります。何故なら、今度こそ大きな荷物から解放されるためです!


     今晩の宿はドイツ国内を走るCity Night Lineのクシェットなので、仏独国境はストラスブール~オッフェンブルクのローカル列車で越えます。このあたりでコインロッカーがある駅はストラスブールしかありませんので、ここに大きな荷物を預けて、夜まで身軽になって観光しようということです。


     ランスから郊外のChampagne ArdenneというTGV専用駅まで連絡列車に乗り、StrasbourgまでのTGVに乗り換えます。到着後1番線プラットホームにある荷物預け所(コインロッカー)にスーツケースを預け、バーゼル行きのTERでミュルーズへ。


     Mulhouse Ville(中央駅)駅舎を出ると、すぐトラム乗り場があり、目指す博物館へはトラムで15分のところにあります。このトラム、SNCF(フランス鉄道)と共同運行の関係にあり、なんとユーレイルパスで乗ることができます。ご多聞にもれずこの街のトラムも信用改札方式ですので何のチェックもないことが多いですが、検札が来たら有効なパスを見せれば大丈夫です。


     トラムで15分も走ると郊外に出たような雰囲気がありますが、トラムを降りて10分弱歩くとCite de Train(鉄道博物館)があります。フランス版鉄博です。私は大宮の鉄博には行ったことがありませんが、たぶん展示方法など、同じような感じなのだと思います。ちょうど施設の半分ほどが臨時の修復中とのこと、展示されているのも半分だけという状態でした。


    写真左…フランス版鉄博の入口

    写真中…その内部

    写真左…露天の展示もあります。休日には子供たちが乗れるミニトレインも走るそうです。

  • 夕食をとるだけの時間しかなかったストラスブール

     来た道を中央駅まで引き返し、ミュルーズの街中は全く見ることもなくストラスブールに引き返します。ドイツ行きの列車まで1時間30分しかありません。かの有名な大聖堂を見に行っていると確実に夕食の時間がなくなります。そこで駅の近く、川や運河に囲まれた可愛らしい街並みのLa Petite France地区を見ながら、そこのレストランで夕食を取ることにします。フランスでレストランに入るということは、少なくとも1時間はかかりますので、1分たりとも無駄にはできません。google mapをonにして、街並みをスナップしながら目当てのレストランを見つけました。


     ストラスブールで食べるべきはシュクルート、だいたいのガイドブックやブログにはそのように出ています。ただ自分は、肉や野菜を壺に入れて煮込むベッコフという料理を試したくなり、その名もLe Baeckoffe d'Alsaceというレストランに入ります。ベッコフ定食と白ワインをグラスで、と注文してから、10分もしないうちに料理が運ばれ、デセールとカフェを、と言ってからも10分待たされ、ちょっとやきもきしながらの食事となりましたが、しめて1時間弱で終えることができ、味とともに満足いたしました。


    写真左…Strasbourg La Petite France地区

    写真中…これも

    写真右…Le Baeckoffe d'Alsaceの定食


    ドイツ編に続きます…