サンセバスティアンでバル巡り! | スペインの旅行記

支店
渋谷
福岡

サンセバスティアンでバル巡り!

エリア
サン・セバスチャン
/スペイン
テーマ
食べ歩き
時期
2016/9/1~2016/9/2
投稿日
2016/9/5
更新日
2020/3/20
投稿者
北村和将

 スペインバル・ピンチョス発祥の地、バスク地方北部のサン・セバスティアンに行ってきました。たくさんある店をどう選べば・・・ご心配なく、これを読んでいただき先ずは外さないお店をご紹介いたします。
先ずは基本知識ですが・・・・
・スペインバルって?
食堂と居酒屋が一緒になったようなもので気軽に立ち飲みとおつまみで楽しむ場所。イタリアのバールは主に立ち飲みコーヒー屋ですね。
・ピンチョスとタパスの違いは?
スペイン語でタパはふたの意味。もともとワインのふちにハエが止まるのを防ぐためにパンでふたをしたのが始まり。そのうちおつまみを入れた小皿でふたをするようになり小皿料理が主にタパスといいます。ピンチョスはスペイン語で串という意味。オリーブ、青とうがらし、アンチョビを楊枝で刺して一口で食べることのできるおつまみがピンチョスです。単数形ではピンチョと呼ぶようです。
・ではピンチョスって?・・・
はい、ここで紹介するサン・セバスティアンが発祥の地でバル「ベルガラ」が最初にピンチョを始めたお店になります。ピンチョの定義?とは1.一口サイズ 2.いくつかの食材の組み合わせ3.作ったら早く食べる。これが揃えば立派なピンチョになります。
・バルはいつ行っていいの?
コーヒー屋も兼務しているところが多いので早いところは朝から営業しています。ただしピンチョが売れなければ意味がないのでだいたいお昼ぐらいからピンチョが並ぶお店が多いです。各お店に名物ピンチョがあるためおいしいものを求めて食べ歩きするはしご酒がスペイン流の定義です。
・ピンチョに合うお酒って?
ワイン、ビールなんでも合いますがバスク地方名産は「チャコリ」Txakoliというバスク産の白ワインが有名です。特徴は微発泡、辛口、酸味あり。なので注ぐときは天空落としのように高い位置から注ぎ、微発泡を泡ただせます。そうするとスパークリングワインのようになります。一杯2ユーロ程度でアルコール度数も低いので悪酔いしません。
・カウンターで好きなピンチョを選ぶだけでいいの?
いえいえ。冷たい出来上がったピンチョもありますが、暖かいもの、焼き物ピンチョはオーダーしなければなりません。またピンチョではなく小皿タパス料理専門店ではメニューをみて注文します。ちなみに大皿料理はラシオンと言います。お会計は大半が食後で混雑の激しいところは注文時に支払います。
 では、ここからピンチョス・ワールドにご紹介します。
 ちなみに今回は滞在日数が少ないためバルセロナ在住、増田特派員がたくさんの文献、WEBを参考にルート、時間帯選びからすべてを任せて充実した1日8軒バルのハシゴを達成させました。ありがとう!増田特派員!
スペインの最新情報・ツアー バスク地方情報

スタッフおすすめ!お得ツアー

情熱の国スペイン!王宮、名画、ショッピングにグルメが楽しめる街マドリッド☆料金重視のお手軽フリープラン5日間≪関空発着カタール航空≫

大阪発

情熱の国スペイン!王宮、名画、ショッピングにグルメが楽しめる街マドリッド☆料金重視のお手軽フリープラン5日間≪関空発着カタール航空≫

日数:5日間  
旅行代金:171,800円~267,800ツアーはこちら

  • BAR Bergara (ベルガラ)

    • ・オニオントマトとマグロのカルパッチョ これが美味しい!

    • ・青とうがらしとツナ・サーモンといわしのマリネ ここでは3品におさえました。

    • 店内は白を基調で明るい。夜は混雑するためお昼時が狙い目。

    先ずはピンチョ発祥のお店に敬意を表して「ベルガラ」へ

     バルの密集する旧市街地区とは別で川を挟んで隣接するグロス地区にあります。店内も明るく夕方は非常に混み合うようです。今回はお昼に行ったこともあり空いていたためゆったりと堪能することができました。先ずは発祥のお店ということで必ず訪れてほしいお店。
     他のバルと比べても一品一品のピンチョが美しい。かわいいのではなく美しくアートなんです。「目で食を堪能する」といった表現にぴったりでどのピンチョも外れなし。一軒目なので抑えて3品とチャコリをチョイス!

    General Artetxe, 8 Barrio de Gros, 20002 San Sebastian 

  • Bar Ganbara(ガンバラ)

    • チャングーロ!まさかスペインでかにみそを使うピンチョがあるとは?

    • 大皿料理(ラシオン) アンチョビのアヒージョ。

    • 店内はお昼なのにたくさんの人!人気店なので昼時が狙い目。

    旧市街に着いたら外せないピンチョバル代表「ガンバラ」へ

     ここはキノコの専門店。カウンターにはポルチーニ、卵茸と山盛りのキノコがお出迎え。名物は焼きキノコソテー。
     ピンチョ以外にも大皿料理(ラシオン)以外にもたくさんのピンチョがあります。私は少し?きのこが苦手なので今回はお店のオススメが
    ・チャングーロ(カニみそ)タルトが絶品。オーダー後温めて出してくれます。あとは・エビと卵とカニすり身のピンチョ。そしてアンコウ肝とマヨネーズのピンチョも最高でした。ここはご安心!メニューは日本語の一言も添えてあり大皿料理ラシオンも簡単に頼めます。旧市街に行ったら絶対に外せないお店です。お店のお兄さんも親日家で片言日本語を話してくれました。

    San Jeronimo 21,20003 San Sebastian

  • La Cuchara de San Telmo (ラ・クチャラ)

    • 絶品フォアグラ!リンゴのソースとこんなに合うとは。

    • カウンターにピンチョがないお店です。

    • メニューは黒板で(ただしスペイン語のみ)

    • 普通のメニューには英語もありました!

    美味いフォアグラが食べたければ先ずここへ!

     今回は12ユーロの・フォアグラ・りんごのコンフォートソースを注文。
    これは!!舌をうならせる絶品。あとは・牛ほほ肉煮込み。これはちょっと味が濃いのでバゲットと共に食べてほしい一品。ここは他のお店と違いピンチョがまったくなくすべて小皿、大皿料理になります。注文するとき名前を聞かれ、今回はバルセロナ特派員の増田さんが下の名前の「ヨシ」と伝えると・・・
    「Hey!ヨシ!!待たせたな!フォアグラできたぜ!(スペイン語なので想像ですが)」と呼ばれます。スタッフはみなさんノリノリのお店で外にはテーブルもあるので気兼ねなく食べれますが混んでいるので長いは禁物といった感じです。チャコリを頼んでもワイングラスではなく・・・コップ酒!小さいことは気にしてはいけないお店です。

    Calle 31 de Agosto, 28, San Sebastian

  • Bar Goiz Argi (ゴイス・アルギ)

    • 熱々のエビとなんとも言えないこのオレンジ色のソースが最高!

    • チャコリの注ぎ方!かっこいい!

    • イカも熱々でプリップリ!オリーブオイル&バターソースがたまらない。

    「エビが食べたかったらここへ来い!」ゴイス・アルギへようこそ!

     名物ピンチョは・エビのプロチェッタ。これは鉄板で焼くので先にオーダーが必要。これはここの名物と言っても過言ではありません!美味いの一言に尽きます。なんとも言えないトマト、ニンニクの熱々ソースが絶品。これはやばいです。何本でも食べれてしまいますがはしご中なので1本で我慢!他にはラシオンで ・いかのバターソテーもオリーブオイル、バターで絡めたあっさり塩味が最高でした。

     こちらはカウンターに鉄板があるので熱々の焼き系が得意なようです。他にもサーモン、アンチョビ、エビのマリフリが有名なようです。

    Calle Femin Calveton 4  20003 San Sebastian

    https://www.facebook.com/pages/Bar-Goiz-Argi/177054849089118



  • Gandarias Jatetxea(ガンダリアス)

    • 混みすぎていて店員さんはもうノリノリ状態!

    • 有名ピンチョは奥のステーキ(ソロミーヨ)です。これは食べてみてください。

    • 食べて飲んだらすぐに出る!これが鉄則!

    名物!肉好き集まれ!牛肉ステーキピンチョといったらここガンダリアス

     ここの一品はこれ!・ソロミーヨ(牛肉のフィレステーキの青唐辛子添え)

     これも店頭に並んでおらずオーダーしてから熱々で出てきます。焼き加減はミディアムレア。牛肉フィレは赤身でやわらかく最高です。すごく混んでいたので(オーダーが取りずらい)カウンターのピンチョスも選びましたがどれも絶品です。

    ・玉ねぎベースのウニ磯焼 美味しいんだけど玉ねぎの味のほうが強くウニの味が消えてしまい残念。

    ・マシュルームタワーピンチョス 増田特派員は絶品だと言っていた。

     他のお店で食べたことのないものを選んでいるので比較することができないのですがきっとどのピンチョスも自慢の一品なはずです。

    C/31 de Agosto,23,20003 San Sebastian 

    http://www.restaurantegandarias.com/en/#_=_

     

  • Bar Borda berri (ボルダベリ)

    • 先ずはカウンターの確保を!一人ならば店員さん目の前を確保せよ!

    • 牛ほほ煮込み。粗塩とのマッチングがGOOD!

    • 右奥のチーズリゾットは誰もが注文する一品です。

    絶品!チーズリゾットを食する!

     ここはやはりカウンターにピンチョスを置いておらず黒板のメニューを頼りにオーダー。だれもが食べているものは・・・タコのプロチェッタ。でも先ほど食べたので・・・あっ!みんな・チーズリゾットを食べてることを発見し、他は・牛ほほ煮込み、・カニのラビオリを頼んでみました。リゾットの米がでかい!これはお米ではなくリゾーニというご飯粒大のパスタですべて注文を受けてから作るため若干時間はかかってしまいます。が、それだけ手が込んでいるということでこれまた絶品でした。もう夜、20時近いため店内が激混み状態。すばやくカウンターの自分のスペースを押さえ、すばやく注文できるか?が勝負です。

    Calle Fermin Calbeton, 12, 20003 San Sebastian

    https://www.facebook.com/Borda-Berri-aki-se-guisa-148215661896984/

     

  • Atari Gastroteka (アタリ)

    • チャコリも注ぎ方、かっこいい!しかも真剣というよりも笑顔で余裕?

    • ミディアムレアの牛フィレ!7軒目なのでそろそろ限界が・・・

    • ノリノリな店内です!

    7軒目まできたら直感で人気店を見つけた!!

     ここは予定に入れてなかったのですが教会前で胃袋を休ませている間ふと「ここも人気店?」ということで特派員ピンチョスハンター突入!バルというよりもおしゃれなバーといった表現の合うお店。とりあえず一品ということで食べ比べしたく・牛フィレステーキを注文。これまた粗塩がかかっておりおいしい。どこもうますぎだぞ。カウンターには若いころのプレスリーを思わせるイケメン兄さんが片言で日本語を!うれしいぞ!。昼間は日本語学校を通っているとかで注文も非常に楽でした。外部情報も大切ですが人気店は混み合っているので胃袋の余裕があれば突撃訪問も楽しいかもしれません。


    Calle Mayor 18,  20003 San Sebastian

  • La Vina(ラ・ヴィーニャ)

    • 焼きたてのチーズケーキがたくさん!

    • おっ!この兄さん!チャコリの注ぎ方が「天空落とし」これが本物だ!

    • チーズケーキといったら?コーヒーではなくやはりチャコリです。

    最後のシメを飾るにはふさわしい店。なぜなら「チーズケーキが絶品だから!」

     最後のシメはバルなのにチーズケーキ有名店。???なぜと思いきや店内に入ると普通のバルだが・・・カウンターに近づくとこんがり焼けたホールのチーズケーキがたくさん!さすがに8軒目ということもありここではチーズケーキだけにしておくが、飲みものはやっぱり酸味の強いチャコリがあうかな??2人分注文をすると手際よくお兄さんがホールケーキにナイフを刺すと中はきれいなレモン色した濃厚ベイクドチーズケーキ。焼きたてでふんわり最高のデザートです。

     サンセバスチャンに来たらいつでもいいのでここでチーズケーキは食べていただきたいですね。

    Calle 31 de Agosto, 3, 20003 San Sebastian



  •  

    • モンテ・イゲルドの高台からサンセバスチャンの絶景!

    いかがでしたか?1日8軒はかなりヘヴィ~でしたが増田特派員のおかげで計画よく、順序よく、そのお店の名物料理も食べ最高のレポーターになれた感じです。食通、業界の方なら旅行だけどたまらない経験ができます。
     おさらいですがサンセバスチャンに行く前に!
    ・事前にお店の場所、何が有名か?を覚えておくこと。
    ・1つのお店でガツガツ食べない。飲みすぎない。長居しない。
    ・お店の人にオーダーする勇気をもつこと。身振り手振りでもOK!だから。
    ・WIFIルーターがあればかなり便利!
    ・一人旅でも十分楽しめる!
    ・一店舗、約1000円~2000円ぐらいかな~。
    これらさえ理解すればあなも立派なピンチョスハンターになれます。

    では、次に迷わないバル巡り!ビルバオ編をお届けします。↓↓↓

    バスク地方情報