Art in
~芸術はスペインにあり、食はバルにあり~
旅程
羽田⇒パリ・バルセロナ経由⇒ガリシア(3泊)
ガリシア⇒バルセロナ(2泊)
バルセロナ⇒グラナダ(2泊)
グラナダ⇒バルセロナ経由⇒パリ(1泊)
パリ⇒成田
パリへ向かう機内での事。
出発前まで睡眠不足の連日、仕事モードからなかなか切り替わらない。
GW突入で、日本航空JL41便は満席、友人とも席は別々。
一人窓側に座り、機体が羽田を離陸する前に既に眠りに落ちていた。
パリまでの飛行は約12時間。
出発から4、5時間は寝ただろうか、喉の渇きと共に目が覚めた。
通りかかったクルーがすかさず、お飲み物をと…。
食事の時間はとっくに過ぎている、それでも、クルーは
「温かいお食事はご用意できませんが、もしよろしければ」とメインを抜いた食事をトレーに載せ持ってきた。
そして、「温かいお味噌汁であればご用意できますが」と、嬉しい限りだ。
薄暗い深夜フライト、ほとんどの方が寝静まっている。
一杯の味噌汁の温かさに感動した。
それから、小さな二つの蒸しパン。
一つはこの時期の日本の春を思わせる桜の蒸しパン。
もう一つはフライトの目的地であるフランスを感じさせるチーズ蒸しパン。
それから1枚のカードに蒸しパンの説明が書かれていた。
こういうサービスは初めてだった。
普通の使いまわしのメニュー表ではないのだ。
日本航空のおもてなしの心を感じた。
もちろん、このフライトはエコノミークラスだ。
最近のブームで国内線も国際線も仕事もプライベートもLCC傾向にあった自分にはっと、目が覚めるような思いがした。
カチッ 私の頭と体が、旅モードへとスイッチが切り替わり10日間の旅が始まった。
写真:カサ・ミラ 煙突(兜をかぶった戦士の頭)
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ガリシア地方のこと
『ガリシア』はスペインの北西に位置し、南はポルトガル、北と西は大西洋に面している。
州都はサンティアゴ・デ・コンポステーラ。
*サンティアゴ・デ・コンポステーラはエルサレム・バチカンと並ぶキリスト教三大巡礼地の一つであり、聖ヤコブの遺骸が祭られている。
ユネスコ世界遺産に登録。
3泊したラ・コルーニャはリアス式海岸の風光明媚な湾岸都市である。
街の高台からは、美しく入り組んだ海岸線が望める・・・写真左①
昔より交易の都市として栄えた街。18世紀ローマ時代に立てられたライトハウス・ヘラクレスの塔。
今も現役でこの海域を行き交う船の道案内をしている。
港町だけあって、大西洋で採れた新鮮な魚介類を楽しむことができる。
スペイン国内でも食を求め旅行をする人が集まるとの事。
その中でも日本人にはなじみのタコが有名である。
Pllpo a la gallega (プルポ・ア・ラ・ガジェガ)・・・②写真中央
ガリシア風タコ料理である。調理方法はゆでたタコをたっぷりのオリーブオイルと塩とパプリカのスパイスだけで食す。シンプルだが言うまでも無く旨い。
Huevos rotos con cigalas(ウエボス ロトス コン シガラス)・・・③写真右
シガラス(手長エビ)入りフライドスクランブルエッグ。
説明不要のバルセロナ。
アントニオ・ガウディーのサクラダ・ファミリアに始まり、グエル公園、カサ・バトリョ、カサ・ミラ、モデルニスモ建築のカタルーニャ音楽堂にサン・パウ病院。
ピカソ美術館にミロ美術館。
ピカソの青の時代がそうであったように、バルセロナは若いアーティストが今も集まる街とも言える。
ゴシックエリアを中心に若手デザイナーのアトリエ件ショップを見つけることができる。
ピカソ美術館の前には若いアーティストの作品を集めたセレクトショップも。
その一つを紹介。
Demano(デマノ)・・・①写真左
バルセロナ発のカバンを中心とした製品を展開するEcoブランド。バルセロナの街を彩るコンサート、展覧会のイベントバナー(看板)、一流のクリエーター達が作り出すハイセンスなバナーは期間限定で廃棄処分される、それをリサイクルさせるというものだ。ヨーロッパを中心に広まり、一部日本にも。バルセロナ本拠地で、自分の好きな色合い、模様のバッグを是非購入してほしい。(バルセロナ空港内にも販売店あり)
4CATS(クアトロ・ガッツ)・・・②写真中央
当時は若き芸術家達が通っていたといわれているのが、このレストラン。ラモン・カザスの「二人乗りの自転車」やピカソがデザインしたメニューなどを見ることができ、当時をそのままに再現した店内は雰囲気満点。4~5種類から選べる、ランチコースがお得。いつも満員状態のこのレストラン、カマレロ(ウエイター)の機敏な動きも気持ちよい。
サクラダ・ファミリア内部・・・③写真右
建築の事もガウディーのこともガイドブックで勉強しただけの一夜漬け知識。
それでいても・・・圧倒的な存在感と包まれるような内部の雰囲気。熱く込み上げるものがあった。
サンタ・カテリーナ市場・・・①写真左
この時期、気温が上がり暖かくなり、街中が色とりどりの花が咲き、地元の人だけでなくヨーロッパ各地からも観光客が訪れる時期。 期待を寄せて向かったが、到着日の夜は地元民もびっくりするほどの寒さ、3度をマークした。グラナダの街の背後には3000mを超えるシエラ・ネバダ山脈がそびえ、イベリア半島で一番高い山々が連なっている。山脈にはまだ雪が残っていた。日中は春らしい陽気に包まれ、アルハンブラ宮殿の庭にはバラやアイリスが咲き乱れ、春の音連れを人々が喜び、街は春祭りの準備で忙しそうだ。
アルハンブラ宮殿(La Alhambra)・・・①写真左
宮殿内の幾何学模様はイスラム建築の最高傑作といわれている。
ラス・クルセス祭り(Fiesta de las Cruces)・・・②写真中央
街のあちこちで、町中お花とクロスで飾られ、子供たちがフラメンコの衣装を着、メイクアップしていた。
Hamamu Al Andalus(ハマム・アンダルス)・・・③写真右
イスラム王朝の古都グラナダ、中世時代そのままの石造りホテルがおおく、夜は底冷えする。フラメンコ鑑賞の興奮が冷めやまぬうちに、ハマムへ。入浴のみならタオル付きで23ユーロ。雰囲気たっぷりのアラブ風呂、スチームサウナが味わえる。日中ショッピングの合間に手ごろな水着を調達しておくと良い。