30℃近いビクトリアフォールズからヨハネスブルグで乗り継いでケープタウンへ。ケープタウンは言わずと知れたアフリカ最果ての街。南半球に位置する為、日本とは季節が逆転しています。5月は冬の始まり。飛行機から降りた途端にひんやりとした空気に包まれました。
空港から市内へ向かう頃には18時を回り、暗くなり始めていました。車窓から見えたケープタウンの夜景がキレイで、翌日からの観光に一層期待に胸が膨らみました。
昨夜の夜景でテンション上がったものの、不運にもケープタウン観光のメイン日は雨。まぁ天気を恨んでも仕方ないので、気を取り直して観光へ出かけました。まずは喜望峰へ!
喜望峰へ向かう途中、ドイカー島(シール・アイランド)へ寄りました。ここはオットセイが見られる場所として有名な場所で、ケープタウン観光のハイライトの一つともなっています。天気が悪かったこともあって、海は若干荒れ気味。乗り物に酔いやすい方は酔い止めマストアイテムです。時期にもよりますが、厚手の上着も必須です!オットセイの数にもびっくりしましたが、このドイカー島へのクルーズを運行している会社のパンフレットにもびっくり。日本語のパンフレットが用意されていました。オットセイの学術名まで事細かに。他に中国語などもあり、観光客のニーズが多い国のものは用意してあるようです。
喜望峰に着くと雨は止んでいました。ただ濃い霧が発生していました。本当は何枚も写真を撮るために時間を割かなければいけない場所であるにもかかわらず、とってもじゃないですがまともな写真は撮れませんでした。残念でなりません。ちなみにこの写真は私の友人が晴れている時に喜望峰へ行った時の写真です。
「Cape of Good Hope」の看板を見たときは、遠くまで来たなぁと普通に旅行をしている感覚になってしまいました。そしてふと思い出したのは10年ほど前のテレビ番組、『電波少年』!若者二人がここへ連れてこられているのを鮮明に思い出しました。ここからアフリカ大陸縦断の旅が始まっていたことを。皆さんはあの番組見て覚えてますか?
おまけ♪
このスイーツ美味しかったです!ケープポイントにある「TWO OCEANS RESTAURANT」で食べた「HOT MUD PUDDING」というデザート。甘党の私にはご馳走でした!
喜望峰観光の後はケープ・ペンギンが生息するボルダーズビーチへ。ケープ・ペンギンはアフリカ大陸に生息する唯一のペンギンです。駐車場からビーチまではこんなカワイイ案内が出ています。迷う心配もなしです!入場口を抜けるときれいな海が広がっています。そしてビーチに沿うようにして遊歩道が設置されています。遊歩道を進んでいくと、ペンギンの群れが!5月は繁殖期にあたり、カワイイ子どものペンギンがいたり、親ペンギンが卵を温める姿が見られました。癒しです。
ロベン島はケープタウンから約12㎞沖合いに浮かぶ元刑務所島です。あの悪しきアパルトヘイト時代には元南アフリカ大統領のネルソン・マンデラ氏もここの刑務所で18年間獄中生活を送りました。現在では世界遺産に登録にされ、ウォーターフロントからフェリーが出るなど観光のハイライトになっています。
島内では専用のバスで行動しました。各バスにガイドが一人おり、分かりやすい英語でおもしろおかしく説明をしてくれます。私も勉強不足だったのですが、現在島に100人ほど住人がいることに驚きました。多くが観光に従事する人ととのことですが、昔は収容されてた人もいるとのことです。独房を見学するのも十分な価値がありましたが、話を聞いているとさらに生々しく感じられます。
晴れているとこんなにもテーブルマウンテンがキレイに見えます(写真・右)
ケープタウンのシンボル テーブルマウンテン。街中からみると頂上は平らに見えます。実際に頂上に上がってみると何かに切り取られたように平らでした。山の中腹からロープウェイで約5分であっという間に1,086mの頂上へ到達します。このロープウェイが面白いんです!5分の間に360度回転しながら上り下りをするんです。だから岩肌が目の前になったり、ケープタウンの街並みが目の前に広がったり。動いているので写真を撮るのはなかなか至難の業ですが、挑戦する価値ありです!
頂上からはケープタウン市街、もう一つのケープタウンの顔 ライオンズ・ヘッドとシグナル・ヒル、ロベン島が望めます。遊歩道を歩き回っていると、ケープ半島も見ることが出来ました。いくら平らと言っても岩です。ゴツゴツしている箇所が多いので、歩きやすいスニーカーがお勧め。そして風がとっても強いです。
南アフリカワインはもう日本でもお馴染みですよね?今では世界的に高い評価を受けています。その本場に行ってきました!
ケープタウンの東側に位置する一帯がワインランドと呼ばれる生産地です。ケープタウンから車で約50分程度で行ける気軽さも手伝い、多くの観光客が訪れていました。工場見学や試飲などを楽しめます。私もブドウ畑が近付くにつれてテンションが上がっていきました!私が訪れたワイナリーでは工場に入る前からワインの匂いがたちこめていました。
工場見学もほどほどに待ちに待った試飲!ビール党の私はたまにしかワインを飲まないので、正直ワインに詳しくはありません。でも何種類も飲み比べてみると味の違いがほんの少しだけ分かりました。寝かせた期間によって味が異なったり、樽で寝かせるかタンクで寝かせるかによって異なったりしてました。お酒好きな方、ワイン通な方是非おススメです!
ワインランドには多くの高級ホテルが立ち並びます。今回はスピアーホテルを視察してきました。広々とした敷地内には洗練された雰囲気のレストランやバーがありました。きっとここでは美味しいワインが飲めることでしょう♪大人の休日を過ごすのにはぴったりです。
研修出発前には友人や家族から「治安」について聞かれました。危なくないのか?と。やっぱりこんなイメージを持ってる人が多いのでしょう。
でも私はほとんど危ないなんて感じませんでした。他の国でも同様ですが、一人歩きを避けるとか夜間に人気のない場所を歩かないとか、基本的なことを守って頂ければ十分に楽しめます!一度抱いたイメージを払拭するのはなかなか難しいかもしれませんが、多くの方に感じてほしいです。あの大自然を!