おっさんとおばはんが行く!ベトナム南北縦断ツアー | ベトナムの旅行記

支店
渋谷
福岡

おっさんとおばはんが行く!ベトナム南北縦断ツアー

エリア
ベトナム
/ベトナム
テーマ
世界遺産
時期
2010/6/5~2010/6/12
投稿日
2010/8/23
更新日
2017/10/6
投稿者
ざぼん様

世界遺産の宝庫、ベトナム。どうせ行くなら可能な限り制覇したい!
でもベトナムって暑そう。なにせ熱帯モンスーン気候。真夏の東京が一年中ってことか…。無茶すると体調崩すかも。迷う。要は暑すぎる場所がイヤなのだ。けれどもやはり、老人になってからのほうが大変そう、という肉体的判断が勝り、まだ中年のいまのうちに行ってみることに。
ハロン湾、フォンニャ洞窟、フエ王宮群、ホイアン、ミーソン遺跡群。細長いベトナムを北から南へ。膝痛持ち&メタボのおっさんと、腰痛&車酔い持ちのおばはん。果たして、この中年夫婦は無事ベトナムを縦断することができるのでしょうか…。

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日数:4日間  
旅行代金:55,600円~103,600ツアーはこちら

  • ハロン湾は大にぎわい

    ハノイの空港を出てさっそく暑さを体感。車でハロンへ。しかし夜のハロン湾は暗く、翌朝のハロン湾も曇天でぼんやり。が、ハロン湾は人人人だらけ。もちろん洞窟内も人だかり。下の方にごちゃごちゃ写っているのは心霊写真とかじゃなく、まぎれもなく人。人です。折りしも日曜日。地元ベトナムの方がほんとうに多い。
    人々を運ぶジャンク船。洞窟の出入り口にびっしり。おしあいへしあいでぶつかり合う。
    なんだかんだで天候にも恵まれ、船上で海風にあたり、だだっ広い景色を眺めていると素晴らしく良い気分。このままデッキでぼーっとしていたいなー、と心底思うが、とにかく日射しがキツい。というか痛い。水上生活村の国旗に、そうだベトナムに来てるんだと妙に納得。

  • 静と動の街ハノイ

    今回の旅程では一晩しか滞在できないハノイ。水上人形劇を観る。人形の造形にくぎづけ。個々の人形の動き、人形同士の移動、なつかしく不思議な感じ。見応え、充分あります。
    早起きして、バイクをかき分けゴリゴリねり歩く。並ばないことで有名なベトナム人が、並んで待つほど旨いと噂のフォー屋を見つける。行列大国日本代表として並んで食したいが、時間が…。
    歩き疲れてホアンキエム湖で一休み。木陰に座ると湖から涼しい風が。街の喧噪が遠くに聞こえる。

  • ベトナム中部ドンホイ

    ドンホイ。地元ベトナム人でにぎわうリゾートホテル。朝日を眺めに部屋から徒歩数分のビーチへ。この旅でわかったことだが、ベトナム人はめっぽう早起き。すでに海水浴の家族連れが。時刻午前5:30…。その30分後、中庭のプールで全力で遊ぶ子どもらを発見。ベトナム人、血圧ハンパねぇ。
    世界遺産が目白押しのベトナム中部。フォンニャ洞窟からスタートだ。

  • フォンニャ洞窟へは川から。

    フォンニャ洞窟も船で行く。ただし、ハロンは海で、今回は川。ベトナムの水辺はほんとうに気持ちよい。ついうとうとするが、あの有名なホーチミン・ルートの一部が見えたりするので気は抜けない。ここ中部はベトナム戦争の大激戦地。わざわざ戦争遺跡に行かずとも、このような通常の世界遺産ツアーでその激闘ぶりを伺い知ることができるらしい。
    洞窟の入り口が見えてきた。

  • 川と洞窟と壁の穴

    船を降りて歩く。長い。かなりの奥行き。そして広い。不思議な空間だ。とても涼しい。
    極東の島国日本ではなかなかお目にかかれない配色センスのライトアップ。ごめん、不気味だ。涼しさ倍増。
    ふと辺りに目をやれば戦争の爪あとが。穴、穴、穴…。天然なのか銃弾なのか砲弾なのか、素人には判断つかず。こんだけ容赦なく弾打ったら間違いなく死んじゃうよね…。

  • フエへ

    フエに向かう途中の教会。爆撃なのか銃撃なのか両方なのか。現在、ここの隣はふつうの民家。ベトナム人が生き抜いてきた歴史。激動すぎて感情の置き場すらわからん。こういうのを平和ボケというのだね。生まれた国が違うだけで、こうも背負うものが掛け離れてしまうものなのか。日本もたしかに戦争はあった。しかしベトナムは同じ国を二分して戦ったのだ。そのうえ国土は地続き。島国出身の平和ボケ中年には想像も及ばない、色々な確執もあるのだろうね…。
    フエの街はお祭り。華やかで愉しい雰囲気。フエは日本の京都のような街。翌日の観光が愉しみだ。

  • 古都フエを観光するものの…

    はりきって王宮群を観光する。はずだったが、見よフラッグタワーを。ほとんど無風のド晴天。35度。そして蒸す。凄い蒸す。湿度計がなくて幸い。人は数字を見ると弱気になる。暑さに負けぎみのヘタレ中年夫婦は観光写真を撮る気力も失せ、ちゃっかりハガキセットを購入。野良猫のような気ままさで好き勝手にシャッターを切りはじめる。
    カイディン帝廟から臨む観音。「大船観音ね〜」ジャパニーズ・ジョークすら飛ばす現地ガイドさん。脱帽です。
    ティエンムー寺のリアル少年僧。寺の小坊主を生ではじめて見る。学校に通いながら修行の毎日。これまた脱帽。

  • ハイヴァン峠で

    イヤミなほど晴天に恵まれたフエだったが、峠に着いた頃にはあやしい天候に。商店もそそくさと店じまい。干してた敷物を取り込みにきた、少年と犬。仲良し。
    峠の砦。第二次世界大戦の頃、日本軍も使ったらしい。ここも弾痕ボッコボコ。
    ああ、絵に描いたような雨雲が。このあとバスタブひっくりかえしたようなとんでもない雨が降るのだ。

  • 雨上がりのホイアン

    ホイアンに着いた頃、雨あがる。今回の旅は怖いくらい天候に恵まれすぎている。せっかくなので、さっそくほっつき歩いてみる。
    来遠橋。またの名を日本橋。有名すぎて気づかなかったけど、橋に屋根があるって便利だ。
    トゥボン川ではしゃぐ動物たち。お祭りなの?常設なの?もちろん返事はなかった。

  • 世界遺産エリアに泊まる

    今夜の宿、ヴィンフン。館内はランタンの灯り。古民家や山小屋に泊まるようなウキウキ気分の中年。なにせ築150年以上。なにか出てもおかしくないはず。「もし出るなら、キョンシーとサモ・ハン・キンポー、どっちがいい?」「サモハンは食いちらかすは建具壊すはで面倒くさそうだから、じゃあキョンシーで。」往年の香港映画トーク。

  • ミーソン遺跡と人間国宝

    ミーソン遺跡にてチャム族のショーを観る。「おや?池乃めだか?」と目を疑うこと必至のおっちゃん。たった一呼吸でとんでもなく長い時間縦笛を吹き続ける。小さい気球くらいなら飛ばせそうな肺活量を誇るこの方、ガイドさんによると、ベトナムの人間国宝だそうです。
    草に埋もれる遺跡群。容赦なく日射しは照りつける。
    宗教対立で首をはねられた石像。何世紀も経て、まさか日本人のおっさんの首がのっかるとは…。

  • ホイアンふたたび

    シクロから見るホイアン。徒歩でもシクロでもとにかく暑い。
    暑いやら赤いやら。天井から下がっているグルグルはお香。燃え尽きるまで数週間かかるらしい。お香の真ん中に見える黄色い短冊。びっしり書き込みが。決意表明なの?他力本願なの?
    前日の夕方見た、来遠橋。通り抜けてみる。微動だにせず。さすが、地震頻発国日本のご先祖が作ったと云われるだけはある。橋りょう工事なら負けないぜ。いやひょっとして修復してるのかな。どちらにしろ大切に保存してくださるベトナムの皆さんありがとう。

  • ホイアンからダナンへ

    もちろんホイアンの午後も暑い。できることなら観光は、朝か、夕〜夜がベストではなかろうか。けれどもクソ暑い市街を、日陰を探して歩くのも悪くなかった。派手な日射しと漆黒の日陰。南国のコントラストを味わえるのもベトナムの良いところ。
    ダナンへ移動。車中から撮った米軍弾薬庫跡。この辺りのビーチ沿いは軒並みリゾート開発ラッシュ。世界的なホテルチェーンがどしどし進出する。
    空港へ行く前、喫茶店で一休み。ダナンは商業工業ともに栄える現代的な街。ベトナム経済の威勢良い成長を見せつけられる。

  • ホーチミンでさようなら

    とうとう最終日。ホーチミン市内を徒歩で軽く流す。さっさく撮影。「ホーおじさんと俺」。
    やはりホーチミンも暑い。ヘタレ中年は午後からホテルでだらだら。夜、ホテルの屋上のバーで反省会。「いやぁ暑かった。」ひと言で反省会終了。旅行前心配された膝痛や腰痛もなく、まぁ車酔いは少しあったにはあったが、事故もなく天候にも恵まれ、それで充分じゃないか。おっさんはベトナム料理を食い過ぎてメタボに拍車がかかったけれども。
    長いような短いような、濃密な時間であった。でもまだ周り足りてない気もするし…。どこからともなく、たまらなく中華なかんじの歌謡曲が。大大大音量で垂れ流しの、サイゴン川のディナークルーズ船。さようならベトナム。また来ます。