~アマンギリとセドナの旅~レンタカーでグランドサークル大周遊 前篇 | アメリカの旅行記

支店
渋谷
福岡

~アマンギリとセドナの旅~レンタカーでグランドサークル大周遊 前篇

エリア
セドナ
/アメリカ
テーマ
世界遺産
時期
20141005~20141012
投稿日
2014/12/19
更新日
2017/10/6
投稿者
岩永飛鳥

 ~プロローグ~
毎年1回の長期の海外旅行。今年はぎりぎりまで悩んだあげく、グランドサークルを巡ることに。 
本当は2泊3日でグランドサークルを巡るアーにのっかりたかったのですが決定がぎりぎりすぎてすでにキャンセル待ち。 飛行機の早割も使えずで、旅費をうかすためにレンタカーで巡ることにしました。 私は運転ができないので、レンタカーでドライブするにあたってダンナさんから言われた条件はシンプルでいて難しい、私が助手席で  寝・な・い・こ・と。 ダンナさんの国際免許証を取るのが5日前、ホテル決定2日前とばたばたの出発になりました。

  •  

    *今回のスケジュール* アマンギリ2泊+セドナ4泊です。

    10/5 成田-サンフランシスコ        16:00-09:15
    10/5 サンフランシスコ-フェニックス 10:40-12:39
    到着後、レンタカーを借りてユタ州のアマンギリへ(約4時間半予定)
    アマンギリ宿泊
    10/6 アマンギリ宿泊(滞在中にアンテロープキャ二オン、モニュメントバレー)
    10/7 アマンギリからセドナに移動(グランドキャニオン、ホースシューベンド観光)
    10/8~10/11 セドナ宿泊
    10/11 フェニックス-ロサンゼルス    09:30-10:58
    10/11 ロサンゼルス-成田            12:45-16:25+1

    アマンギリは私が大好きなホテルグループ、アマンリゾートのひとつ。
    アリゾナとの境界に近い、南ユタのキャニオン・ポイントに位置するリゾートで、写真を見るたび行ってみたい!と強く思っていたリゾートでした。
    最近は、国や都市を選んでからホテルを選ぶのではなく、このホテルに泊まりたい!から旅行を組み立てるようになってきました。
     
    誤算1:アメリカのレンタカー会社の適当さを計算に入れてなかった。
    日本語のカーナビを事前に予約していましたが実際にはカーナビがついておらず、交渉。
    やっとこさカーナビ付の車に乗り込んだと思ったら、今度はアマンギリの住所が出てこない。。。
    アマンに電話して確認したところ、グーグルマップなら出るよ、とのこと。
    カーナビを最新のものに変えてもらったら、表示されました♪(あるんなら最初から出さんかい)
    なんだかんだで出発は14時過ぎ。気を取り直して出発!
     
    写真左:最新のカーナビ!Wifiのテザリング機能、1日60分まで国際電話含む電話代金が無料という特典付きでした。
    写真真ん中:軽快にドライブ。大きなサボテンがにょきにょき。ずーっとおんなじ景色。アメリカの広大さを感じました。
    写真右:ルート66も通りました。

  • 続く誤算。。。

    誤算2:ダンナさんの体力を考慮していなかった。
    成田からフェニックスまで、乗り継ぎ含め約14時間弱。
    その後4時間のドライブが待っているため、寝る準備万端で機内に乗り込みましたが。。。
    肌を締め付けないやわらかパンツ、リラックス効果のめぐりずむ、乾燥を防ぐためのマスク。。。なのに興奮のためかほぼ一睡もできない状態からのドライブ。最初は軽快にドライブしていたものの、超ロングドライブでかなり疲れたようです。

    誤算3:アメリカの街灯事情
    日本のように街灯がないため、日が落ちるとヘッドライトだけの状態。
    ほぼ真っ暗ななか、75~80マイル(120~130キロ)のスピードで走り続けるのはかなり怖かったようです。

    教訓:到着後は無理をせず、近くで1泊しましょう。レンタカーは体調万全の状態で、日中走りましょう。

    写真左:準備万端、でもあやしさ度満点。
    写真真ん中:幻想的なんだけどこの後真っ暗に。。
    写真右:街灯ゼロ
     

  • やっと。。。到着!

    途中、休憩なども挟んで約6時間かけてアマンギリに到着。
    目印は、ユタ州に入ってから、果てしなく続く広大な道の途中に、”アマンギリ”という控え目な看板がひとつあるのみ。
    カーナビがなければ着くのは不可能だったでしょう。
    しかし、アマンギリの敷地の広いこと。
    ゲートでゲストである旨を伝えて、ゲートが開いてから車で5分走ってやっとエントランスまで到着。
    時間は21時前でしたが、ユタ州時間は1時間早いため時計を1時間戻します。
     
    ディナーは20時から。
    おいしくてボリューミィと評判のリブロースとホタテのグリルをいただきました。
    おなかもいっぱいで、この夜はホテル散策もそこそこに眠りにつきました。
     
    写真左:リブロース(これで半人前)
    写真真ん中:つけあわせのオニオンフライと野菜のグリル
    写真右:パンの付け合わせ、トマトのディップが絶品でした。

  • アマンギリの敷地をお散歩してみよう!

    翌朝。昨日は暗くて見えなかったホテルの全貌が見えてきました。
    アマンリゾートの中では最大規模を誇るAmangiriの敷地
    その広さ、2.4平方キロメートル。東京ドーム、約52個分の敷地もあるらしいです。
    ※東京ドームひとつ分というのは、ドームだけではなく、その周りのレストランや遊園地も含めた敷地らしいです。
    ゲストの体力にあわせてトレッキングコースやガイド付ハイキングのコース、ロッククライミングがあり、ガイド付のコースは1日2回、無料でお楽しみいただけます。
     
    写真左:これ、見えるとこ全部アマンギリの敷地です。
    写真真ん中:これも全部アマン。
    写真右:トレッキングコース
     

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    レストランと併設する巨大な岩を囲んだプールが、このAmangiriのシンボル。よく雑誌などにも載っています。

    写真左:プールの真ん中に佇むこの岩は1億7千万年の歴史があるそうです。
    写真真ん中:広大な景色を望むレストラン。素敵な景色も料理をおいしくしてくれますよね。
    写真右:レストランの入り口、右側がプールビュー、左側がメサビュー。真ん中にライブラリー。

  • お部屋紹介

    今回はスタンダードタイプのデザートビュースイートに宿泊しました。
     
    写真左:アマン御用達のデザイナー、ケリーヒルお得意のシンメトリー(左右対称)なつくり。
    写真真ん中:飲み物、チップスも宿泊費に込み。すべてDEAN&DERUCAのもの。
    写真右:冷蔵庫の飲み物もフリー。州法によりアルコールは冷蔵庫に入っていません。(もちろんリゾートでは飲めますよ)

    コンクリートの建物なのに、なぜか砂漠の風景に溶け込み、マッチしています。
     

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    写真左:プライベートバルコニー。暖炉付きです。
    写真真ん中:シャンプー、コンディショナー、ボディウォッシュすべてアマンオリジナル
    写真右:リゾート内で使える傘とバックも壁の色に溶け込んでいます。

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    写真左:お部屋に入ってほしくない時はこのロープをはっておきます。
    写真真ん中:ウェルカムフルーツ
    写真右:バスルームからも風景が切り取られて見えます。

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    写真左:エントランス、絵になります。
    写真真ん中:エントランスの突き当たり。ただただ絶景。
    写真右:車寄せ近くのくつろぎスペース

  • 滞在2日目はロウアー・アンテロープ・キャニオンへ

    アマンギリから20分ほどで行けますのでここはアマンギリ滞在中に行っておくべき場所です。
    アンテロープ・キャニオンは、アッパーとロウアーがありますが、近年人気が高いのはロウアー。道が広めのアッパーに対し、ロウアーはせまめで探検気分が味わえます。
    おすすめの時間帯は、日が差し込む正午前後
    直接ツアーデスクで申し込めば、US$28で参加できます。アマンのプライベートツアーだとこの約10倍くらい。。レンタカーでよかったと思えた瞬間でした。(でもアマンギリのオプショナルツアーは、特別な車、専用のガイド付き、誰にも邪魔されない秘密のキャ二オンというアマン仕様ですよ。)

    アンテロープ・キャニオンは、ナバホ族の居住地にある砂岩が鉄砲水などでで侵食されてできた洞窟のような空間。
    何百年もかけて少しずつ浸食された岩が作り出す自然の造形美。なめらかな曲線が本当に美しかった。

  • 優雅な午後のひとときをアマンで

    アマンに戻って午後はまったり。プールサイドでごろごろしたり、アフタヌーンティ(無料)を楽しんだり、お部屋のテラスで本を読んだり。。。
    18時頃、せっかくなので夕陽を見に行こう、と思い立ち、入り口の階段のところでキャンドルに火をともしているスタッフに「このへんで夕陽が見えるスポットはありますか?」
    と聞いたところ、「この山の上がおすすめだけど遠いよ、車で送りましょうか?」と。
    「でも仕事中ですよね?」と聞いたら「これも仕事のうちだから!」と快くトレイルの入り口まで送ってくれ、30分後にまたピックアップしてくれることに。さすがアマン。絶対にNOと言わないサービスがすばらしい。仕事よりゲスト優先、という姿勢が徹底されています。
     
    写真左:無料のアフタヌーンティーをいただきながらプールサイドでごろごろ
    写真真ん中:お部屋でもごろごろ
    写真右:夜は暖炉をともしてみました。テラスから星を眺める最高に贅沢な時間を過ごしました。


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    写真左:トレイルの入り口まで送ってもらいました。ここまで送ってもらえればてっぺんまで後少し。おいしいとこどりです。
    写真真ん中:てっぺん目指して進みます。
    写真右:てっぺんからの景色!真ん中にぽつんとあるのがアマン。絶景すぎます。。。


    なんの音もしないしんとした圧倒的な静寂にしばし身をゆだねます。
    アマンギリにいるとトレッキングの途中で、お部屋のベランダで、無になれる瞬間を感じることができます。

  • アマン最終日

    朝早く起きて、部屋の外の景色を眺めてたら、テラスのすぐそばに、野生のウサギがこんにちはしてました。

    写真左:部屋の前で取ったうさこ
    写真真ん中:無料のアクティビティ、ヨガを楽しみました。
    写真右:ヨガ後の朝食は格別。お肉がごろごろの上に目玉焼き。

  • ホースシュー・ベント

    アマンギリから20分ほどドライブしたところに、ホースシュー・ベントがあります。
    コロラド川に削られて、まるで馬の蹄のような形に湾曲した断崖です。
    写真でみるとわからないけれど高さ250mもあるんです。柵などはなく、転落しても自己責任だそうです。。。
    美しい蹄のカタチの写真を撮るべく、ほふく前進で進みます。

    写真左:入り口から歩いて15分。その渓谷は突如現れます。
    写真真ん中:ダンナさんにやめてくれえ~と言われたほふく前進
    写真右:ベストショット!手を思いっきり伸ばして撮っています。
     

  • グレンキャニオンダムとパウエル湖

    アマンから行くことが出来るその他スポットはグレンキャニオンダムパウエル湖

    写真左:パウエル湖はユタ州とアリゾナ州に跨り、コロラド川の途中にある人工湖で、その長さ東京~仙台の距離(約300キロ)くらいあるとのこと。

    写真真ん中:赤い~川の谷間よ~って歌いたくなります。

    写真右:アメリカで2番目に大きいグレンキャニオンダムに貯められた水は、グランドキャニオンや、その先のセドナにも供給されていて、乾燥地帯であるアリゾナの貴重な水源となっています。

  • その他アマングルメ


    写真左:朝食のフレンチトースト
    写真真ん中:ほたてのグリル
    写真右:シーフードごろごろパスタ

    どれもおいしかったです♪

  • アマン敷地内

    アマンな

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    あっという間にチェックアウトの時間が来てしまいました。

    やはり2泊は短い。短すぎました。。。

    雄大な景色と、アマンのおもてなしに触れ、名残惜しい気持ちでアマンギリを後にします。アマンスタッフとマネージャーが見えなくなるまで手を振ってくれていました。次はせめて3泊は宿泊したいです。お金を貯めてまた来るぞ!と誓いました。

    旅の後半はセドナへ
    http://stworld.jp/diary/US/5494020541b1b2.78123351/