ヨセミテ公園はアメリカ人にも絶大な人気のある国立公園です。 一般的にはサンフランシスコから車で5時間程度で行けるため、 あまりロサンゼルスからヨセミテ公園に行く人は少ないようです。 また行っても大型バスによるオプショナルツアーが一般的のようですが 今回はサルーンカーにて個人手配のツアーに参加してきました。
朝8:00に迎えが来て陸路(フリーウェイ)をひた走ります。
安全速度70マイル位で走行しています。
車線が多いとこでは4車線もあるので事故以外では渋滞はまず発生しません。
途中休憩をはさみながらオークハーストという街でランチを取りました。
ここまで4時間位かかっています。
さらに1時間くらい走ってマリポサグローブに到着しました。
マリポサグローブにはレッドシダーやジャイアントセコイアの大木が林立しています。
写真左:オークハーストの交差点
写真中央:昔日本にもあったカールズジュニアのバーガーとタコサラダ
写真右:マリポサグローブの象徴であるセコイアの根っこ
マリポサグローブはすでにヨセミテ公園の一角になります。
ここには少し短めのLOOPトレイルがあって地域内をぐるっと回れます。
この地域で一番大きなジャイアントセコイアはグリズリージャイアントと言います。
ジャイアントセコイアで一番大きなものはセコイア国立公園にあるシャーマン将軍です。
二番目はキングスキャニオン国立公園にあるグラント将軍になります。
途中に大きな木や人の通れるトンネルの木もあります。
写真左:トレイルの様子
写真中央:グリズリージャイアントですが黒いのは山火事防止で火をつけた名残です
写真右:昔、観光用に人用のトンネルをジャイアントセコイアに切削してあります
マリポサグローブからヨセミテ公園に向かいます。
さっそくタフトポイントの絶景を見に行きます。
ここは標高が高いため残雪が林に中にあります。
ポイントは断崖絶壁ですが日本のように柵とかはほとんど無いです。
自己責任の国「アメリカ」を感じます。
ここは標高が2200mくらいあります。
写真左:林の中に残雪があり冬と春と夏を一緒に感じられます
写真中央:遠くの絶壁に人の影が見て取れます
写真右:遠くにヨセミテ滝を見ることが出来ます
タフトポイントからグレーシャーポイントに向かいます。
基本的には各移動は自動車か循環している無料バスになります。
グレーシャーポイントはセオドア・ルーズベルト大統領が訪問をした歴史的場所です。
大統領はこの景観を守るため国立公園に指定する偉業をしました。
写真左:正面にヨセミテ公園のシンボルのハーフドーム
写真中央:ネバダ滝のさらに下にバーナル滝が見えます
写真右:バレーにはアワニーホテルがあります
グレーシャーポイントからトンネルビューに行きます。
インデアンを追いかけてきた騎兵隊がこの景色をみて「天国」と勘違いした絶景です。
から夕日に映えるブライダルベール滝の虹を見に行きます。
最後に夕日に映えるブライダルベール滝の虹を見に行きます。
夏の期間は滝の水量が非常に多いので滝壺には近づけません。
しぶきのかかるギリギリまで行きます。
写真左:夕方だったため左側が影になってしまった、午前中なら最高
写真中央:このような整備された道を進みます
写真右:この水の触れると結婚できるという伝説のある滝です
これにて初日は終了
ヨセミテ公園内には体力に応じたトレイル(ハイキングコース)がいろいろあります。
今回はミストトレイルというトレイルに挑戦しました。
ネバダ滝の近くまで行き、バーナル滝を見ながら滝沿いを濡れながら下ります。
滝の飛沫がミスト(霞)のように降り掛かるのでミストトレイルというネーミングです。
途中では馬によるトレッキングをする人たちとすれ違うこともあります。
写真左:距離はたった2.4kmですがアップダウンの厳しい山道です
写真中央:数頭の馬の集団がすれ違っていきました
写真右:後方のネバダ滝に向かう人とはここで分岐となります
バーナル滝の上流まで下って行きそこから滝壺目指して降りていきます。
かなりのミストを浴びるためトレイルはこのルートで回った方が良いでしょう。
写真左:バーナル滝は水の落口のすぐ近くまで人が近づけます
写真中央:柵とかは殆ど無いので自己責任で行ってください
写真右:トレイルには行き方が自由のためすれ違いが多いです
トレイルから帰ってきた後はヨセミテ公園の有名な滝「ヨセミテ滝」を見に行きます。
ヨセミテ滝は三段構成となっていて最下段の滝は滝壺まで行くことができます。
この滝は夏以降には枯れてしまうので雪どけ水が流れ出す6月~8月までがベストです。
写真左:木道ど行くルートとトレイルでいくルートがあります
写真中央:夏は観光客が非常に多いです
写真右:滝壺近くまで行って涼む若者がいました
アワニーホテルはアメリカの歴史的建造物に指定されている文化財です。
バックの岩山が迫ったロケーションは実に雄大です。
ホテルの中までも自由に行き来することが出来ます。
ホテル内には少しお高めですがお土産屋さんもあります。
最後に標高2000mの一枚岩のエルキャピタンを見ました。
これで2日目が終了
写真左:ホテルのすぐ後ろまで岩山が迫っているように見えます
写真中央:裏の岩山はいまでも少しづつ崩れてきています
写真右:ここはロッククライミングの憧れの場所と聞きました
夏の期間だけ通行が可能となるタイオガロードを通って峠(パス)越えをします。
途中に幾つかの湖があり高原気分は最高です。
テナヤ湖には人の気配が少なく大変気持ちが良い湖です。
ただし蚊が多いので虫除けは必需品ですね。
写真左:湖岸が白く見えるのは残雪です
写真中央:水は透明で非常に冷たいです
写真右:氷河によって削られた痕跡が湖正面の谷で感じられます
峠を下ったところにアメリカ的なレストランがあって昼食には最適です。
飲み物(コーヒー)はお店のお姉さんが減ったらすぐに注いでくれます。
料理は他にもオムレツやサラダなど充実しています。
デザートにはホームメイドクッキーやケーキが並んでいました。
珍しくここでは支払いがレジ払いでしたが、チップをカウンターに置くのを忘れずに。
写真左:大変アットホーム的な感じのお店でした。
写真中央:スパイシーソーセージのドッグです
写真右:ケチャップのみの味付けのいかにもアメリカのバーガーでした
公園検問所を通過すると一気に峠を下って行きます。
通りすぎる山々には残雪が残り非常に雄大な風景を楽しめます。
雪解け水が川となって流れはじめる様子がうかがえます。
写真左:検問所と言ってもただ通過するだけでした
写真中央:深い緑に残雪の山があって気温は40℃近いという不思議さ
写真右:こうやって川は作られていくというシーンのよう
山を下り降りると道路の交差点にはモノ湖という景勝地があります。
ここはその昔はロサンゼルス市民の大切な水がめの一つだったようです。
石灰分が多いため鍾乳石の一種の石筍が湖底から見えてきたの機会に水がめでは
なくなってしまったようです。
写真左:湖岸まではトレイルが通じています
写真中央:石筍が見えています
写真右:この湖は塩分濃度が非常に当濃度になってしまったそうです
太平洋戦争当時に多くの日本人や日系人が敵国人として各地の収容所に集められました。
西海岸の対象者はこのマンザナー収容所に収容をされていました。
夏は砂漠の厚さ、冬は山からの乾燥した吹き降ろしの寒さで過酷な地と聞きました。
現在はアメリカの歴史的地域として指定され保存がされています。
当時を思うと胸が切なくなります。
こうして短い2泊3日の小旅行は終了しました。
写真左:収容所の検問所は2箇所あって非常に厳重だった
写真中央:このような建物が敷地内に復元されている
写真右:ここには1万人近くが収容され135人が亡くなっている