東京からはたったの3時間。 少しだけタイムスリップして、昭和の日本に戻ったかのような、古いが活気のある街並み, お財布に優しい物価,美味しい料理,そして温かい人々。 台湾は、僕にとってのお気に入りの場所で、何度でも訪れたくなる場所。 そして、台湾へ行くと、必ず足を運ぶ永康街(ヨンカンチェ)。 台北市内南部エリアにある永康街は、王道の台湾や新しい台湾、 さらには、美味しい食事やマッサージなどの癒しも充実していて、 台湾の魅力をぎゅ~~~っと凝縮したエリア。 そんな僕のお気に入りの中のお気に入り、永康街での楽しみ方をご紹介致します。
“永康街”と言っても、馴染みのある人は少ないかもしれないが、
“鼎泰豊(ディンタイフォン)の本店があるトコ”と言えば、
「あぁ~」とか、「行ったことある」と言う人が多くなる。
永康街は、“美味しい小龍包のお店”の代名詞でもある、鼎泰豊の本店があるということもあって、
美味しい 台湾料理を求めて台湾へ行った人や、台北市内観光付の旅行プランでのランチの時に、
鼎泰豊に立ち寄った人など、実は多くの人が訪れたことのあるエリア。
また、台湾スイーツの王様“マンゴーかき氷”の名店、永康15もこの永康街にあり、
台湾に行ったら食べたい料理のベスト1,2の名店が揃う、まさに“台北の台所”なのだが、
これらの有名店へ行っただけでは、永康街を楽しんだとは言えない・・・・。
永康街は、もっともっと懐の深いエリアなのである。
鼎泰豊は言わずと知れた小龍包の名店で、いつ行っても長蛇の列が出来ている。
(どうしても鼎泰豊派は、午前中に行くほうがお勧め。)
2日間,3日程度の台北滞在、ご飯を食べるのに長時間待つのは・・・・。
僕が台湾旅行の度に食す小龍包は、鼎泰豊のウラにある“高記”の小龍包。
鼎泰豊とはうってかわって、地元の人々が集うのは、本物の小龍包を食べることが出来る証拠。
箸で強く掴んでも破れることのない薄皮の包みの中には、他のどの店よりも肉汁の多い小龍包や、
野菜の味のパンチの効いた餃子など、しばらくの間は友達との会話が消え、
ひたすら“ウマイ!”“美味しい!”という言葉しか発することが出来なくなる。
台湾への旅行の目的として外せないのが“癒し”
日々の日常生活で疲れた身体を、あるいは街散策でチョット疲れた身体を、
リフレッシュするのに最適なマッサージや足つぼ,シャンプーマッサージのお店が、
台北市内のいたる所に点在する。
僕のお気に入りは、永康街エリアのゲートウェイにある、瑞庭足体養生館というお店。
お洒落で清潔な店内がとても心地良い。
料金は日本でマッサージをする時と比べると、おおよそ2/3程度。
探せばもっとリーズナブルなお店もあるのだが、どのスタッフに当たっても、
確かな手応えとリフレッシュが得られるので、ついつい通ってしまう。
特に、特にフットマッサージがお勧め。でも、全身マッサージなら心身ともにリフレッシュ。
スタッフは、皆さん指圧が結構強めなので、最初にちゃんと、
“強めに”とか、“弱めに”とか言ったほうが良いですよ。
永康街のメインストリートは、ゲートウェイにある鼎泰豊から高記など、
台湾らしい街並みが続くのだが、永康街の中心に位置し、市民の憩いの場でもある
永康公園まで来た辺りからだろうか、様子が一変し、カフェや茶芸館,
民芸品店やブティックショップなど、お洒落なお店が軒を連ねるようになる。
中でも、永康階という名のカフェは、食後のひとときや、街散策の休憩のひとときにお勧め。
ヨーロッパ風のお屋敷にあるような門に出迎えられてお店の中に入ると、
そこには心地の良い、別世界の空間が広がっている。
美しい緑が生い茂るテラス席は、異国情緒溢れる安らぎの場所。
店内席も、晴れた日には、壁一面の大きな大きな開閉式の窓ガラスが開けられ、
陽の光が差し込み、気持ちの良い風が吹き込む開放感溢れる場所。ロフト席もある。
こだわりのコーヒー,ハンドメイドのスイーツなど豊富なメニューは、あっという間に別腹を満たす。
ちなみに、お店の名前は永康階と書いて、ヨンカンチェ。
漢字は違えども、エリアの名前と同じ名前なんて、ネーミングセンスもある。
隣はブティックショップで、こちらも一見の価値あり。
可愛らしいカフェ,オープンテラスのカフェ,スタイリッシュなカフェ。
いろいろな個性のあるお店が軒を連ねる永康街は、散策しているだけでもとっても楽しい。
さらに、台湾料理の名店あり,癒しの名店あり。
こぢんまりとしたエリアに、たくさんの魅力が詰まっている。それが、永康街なのである。