2006年4月にチュニジアに初上陸してから約4年。 再びチュニジアを訪れる機会がやってきました。 今回はチュニスから入り、南下し、ジェルバ島、そして陸路で国境を越え、隣国のリビアにまで足を延ばします。 まずはチュニジアの世界遺産をご紹介させていただきます!
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カルタゴにはたくさんの見どころがありますが、主な見どころは「ビュルサの丘」「カルタゴ博物館」「トフェ」「アントニヌスの共同浴場」です。
まずは最初に訪れた「ビュルサの丘」から。
「ビュルサの丘」はローマによって滅ぼされたフェニキア人によるカルタゴ市の中心があった丘です。
ローマ時代の支柱の間にポエニ人の住居跡も見られます。
「トフェ」はローマ以前のカルタゴの面影を残す数少ない遺跡です。その当時、カルタゴでは幼児を殺し神へ捧げるといういけにえの習慣があったそうです。
「アントニヌスの共同浴場」 は地中海を背景に建てられた広大な公共浴場です。当時は2階建てで、更衣室、温浴風呂、水風呂、サウナ、プール、噴水、談話室、トイレなど100を超える部屋があったそうです。
ローマ人の社交場であった浴場。今で言うところの健康ランドみたいなものでしょうか。2世紀に「健康ランド」があったとは、本当に驚きです!
【写真左】ビュルサの丘
【写真中央】トフェ
【写真右】アントニヌスの共同浴場
次の世界遺産は「エルジェム」です。
エルジェムに行く途中に世界最大級の水道橋を通過しました。
水源のザグーアンから地中海に面したカルタゴまで全長132キロメートルとおう長さを誇る水道橋。これを「ザグーアンの水道橋」と呼んでいます。
水道はわずかな高低差を利用して自然に流れるように設計されていたようです。ローマ時代にそこまで高度な測量技術や土木技術があったことに驚かされました!
エルジェムの街の中にあるコロセウム(コロッセオ)は世界のコロセウムの中でも3本の指に入るという大きさで、ローマのコロッセオよりも保存状態がいいといわれています。ローマ時代には剣闘士の戦い、奴隷や罪人と猛獣との戦いなど、残忍な闘技が頻繁に行われていたそうです。
【写真左】ザグーアンの水道橋
【写真中央】エルジェムのコロッセオ(円形闘技場)の内側
【写真右】エルジェムのコロッセオ(円形闘技場)のアリーナ
北アフリカのイスラム教の聖地「ケロアン」も世界遺産に指定されています。
ケロアンの見どころは主に3つ。「グランドモスク」「アグラブ朝の貯水池」「シディ・サハブ霊廟」です。
「グランドモスク」に外観はいたってシンプルですが、ゲートをくぐると大理石が一面に敷き詰められた中庭が現れます。その中庭は中央の排水溝に向かって緩やかに傾斜しており、地下には貯水槽があり、雨水が貯められる仕組みになっています。
「アグラブ朝の貯水池」は現在は大小4つだけ残っていますが、当時は14の貯水池があったそうです。深刻だった水不足を解消するためにケロアンの西部にある丘の上から水道によって運ばれ、貯水池に運ばれる仕組みになっていたようです。
「シディ・サハブ霊廟」はムハンマドの同志が眠る霊廟です。今回、ご紹介できる写真がないのは、ちょうどこの日、この霊廟では「割礼」の儀式をしており、さすがに神聖な儀式を目の当たりにして、写真は控えさせていただきました。
【写真左】グランドモスクのミナレット
【写真右】グランドモスク内部
【写真右】アグラブ朝の貯水池
チュニジア南部のマトマタ。
マトマタにはベルベル人が敵の目をごまかすためや身を隠すために造られた穴居住宅があります。地面に月面のクレーターのような大きな穴が開いていて、穴の側面に横穴が掘られています。その横穴はさらに掘り進められ、地下には新しい部屋がいくつもありました。
身を隠す以外にも乾燥地帯のため夏の強い日差しを避けることもでき、冬は保温性もあり、一石二鳥だったそうです。
【写真左】スターウォーズの舞台となった「シディ・ドリス」
【写真中央】スターウォーズのロケ地
【写真右】穴居住宅
今回の研修での楽しみは初めて行く「ジェルバ島」です。
ジェルバ島はきらめく地中海に浮かぶ島。日本の淡路島の4分の3ぐらいの大きさです。ヨーロッパ、とくにフランスからはバカンス客が多く、特にタラソテラピーでは有名です。フランス本国よりも安く受けられるだけあって、とても人気です。
ジェルバ島へは船で渡る方法とローマ時代の道(道といっても満潮のときは道が水没してしまいそうな申し訳ないくらいの道路)の2つです。
今回はジェルバ島へは船で、ジェルバ島から出るときは道路を利用しました。
【写真左】フェリーといってもこぢんまりとしています
【写真中央】いざ!出港。バスも車もバイクも人も。一緒に出発です
【写真右】ジェルバの街。お土産屋さんでいっぱいです
ジェルバ島のホテルは「ラディソン・ブル・リゾート・アンド・タラソ・ジェルバ」に泊まりました。
白亜の地中海リゾートそのもの。ロビーはアラビックなインテリア。部屋はスタイリッシュ。そしてタラソテラピーは想像をはるかに超える規模です。ヨーロッパ人はこのようなホテルに1週間以上は滞在し、タラソテラピーを満喫されるようです。
【写真左】アラビックモダンなエントランス
【写真中央】白を基調にしたお部屋
【写真右】ここがチュニジアだとは思えないほどステキなサンライズ
ジェルバ島を後にし、いざ!リビアへ。
リビアには車で国境越えです。リビアは旅行情報はおろか、一般的な情報も少ない国。「リビアに行きたいけど・・・」、治安は?ビザは?物価は?とたくさんの疑問が湧いてきます。
この日は朝6時にジェルバ島のホテルを出発して、リビアのガダメスという街に着いたのが夜6時。途中、休憩を挟みながらも12時間の大移動でした。
リビア編に続きます・・・。
【写真左】これが国境・・・。意外と質素でビックリ!
【写真中央】果てしなく続く荒野・・・
【写真右】果てしなく続く岩山・・・