サワディーカップ!!
★購入方法★
フアランポーン駅、チェンマイ駅にて購入することができます。
発売時期は、出発の2カ月前からとなります。
現在、タイ国鉄のホームページからの購入はできませんので現地での購入となりまが、STWでは現地オフィスがございますので、日本ご出発前でも購入が可能です!
ただチケットはすべて買い取りになり、購入後の変更・キャンセルはできませんのでご注意ください。
★オススメする乗車前にすべきこと★
①シャワーを浴びておくこと
寝台列車内には、1等車両を除きシャワーがありません。
1等のシャワーもお湯ではなく、水になるのであまりオススメではありません。
すっきりした状態で乗るためにも、シャワーは事前に浴びておきたいところ。
そこでオススメは出発前にスパ・マッサージ店に行き、施術後にシャワーを借りてください。だいたいのお店は快く貸してくれるはずです。
体もほぐされ、汗も流せる!うん、完璧!
②夕食、軽食を事前に買っておくこと
寝台列車内には食堂がありますので、中で食事を取ることができます。
また日本の新幹線の様に社内販売があるので飲み物にもさほど困りません。
(水またはジュースのみ。お酒は販売も持ち込みも禁止です)
しかし、通常価格より高めに設定されておりますので料金を抑えたい方、また食事も基本タイ料理ですのでそれ以外のものを食べたい方は事前購入し持ち込むことをオススメします。
※フアランポーン駅にはセブンイレブン、チェンマイ駅にも売店があります。
片道13-14時間の長旅ですので、小腹がすいた時につまめる軽食やお菓子があるとかなり助かります!
★プチ情報★
軽食を買いたい方に、是非オススメしたいのはBTSプロンポン近くにある『フジスーパー』です。
プロンポン界隈は、所謂日本人街でフジスーパーはその名前から察しの通り、日系のスーパーマーケットです。
そこでは、日本で当たり前に売っているおにぎりやお弁当、菓子パンまでそろってます。値段は日本と同様の価格です。
『タイに来てまで日本食かい!』っというツッコミも聞こえてきますが、やはり食べたくなりますよね?
【左】フアランポーン駅のチケットカウンター
【中】フアランポーン駅待合所
【右】フアランポーン駅ホーム
★座席について★
2等車は個室ではない為、日本の列車と同じようなボックス席が通路を挟んで並んでいます。
就寝前はベッドを畳んだ状態ですが、上下2段になっています。
上段・下段で数百円ほどの金額差がありますが、断然下段がオススメ!
と言うのも上段になると窓がない為、外の景色が全く見えません。
同行者がいる場合でも、個人的には上下で席を取るのではなく下段の横並びで取った方がいいです。
★荷物置き場について★
気になる荷物置き場ですが、座席の下もしくは上段ベッドの横にスペースがあるのでそちらに入れることができます。
ただ、、スペースが小さいので大きなスーツケースは入りません。
飛行機の機内に持ち込み可能なスーツケースぎりぎりのサイズでちょうど収まるくらいのサイズです。
ベッドスペースが広いので中に持ち込み添い寝するか、もしくは貴重品は抜いた状態で通路に座席と縛りつけた状態で置いておく、事前にコンパクトな荷物にしておくといった方法しかありません。
この場合でも下段の方がベッドスペースや天井が上段より高いので、下段をオススメします。
【左】2等車両全体様子
【中】座席・ベッドスペース
【右】荷物スペース
★座席について★
1等と2等車両との違いは大きくは下記2点です。
①個室になる(1等の乗車券を持った方以外車両自体に入れません)
②部屋に洗面台がある(500mlの水も1人1本ございます)
1等最大のメリットは『個室』になるというところです。
内装は正直大したことはないですが、やはり内鍵のかけれるプライベート空間を確保できるということは、安全面・気持ちの面でも大きく変わってきます。
★1等の注意点★
1人で1等を使う場合は相部屋になる可能性があります。
同じような1人で1等を利用する方がいらっしゃればそこに入れらてしまう可能性があるので、それを防ぐには1人で2人分の運賃を支払い1部屋を購入するしかありません。
1人で乗る場合は、2等に乗る方が無難ですね。
【左】1等車両通路
【中】室内様子1
【右】室内様子2
★ベッドメイキングについて★
出発し数時間経った頃(便や車両番号によりまちまち)に、車掌が一つ一つ周りベッドメイキングをしてくれます。
とても手際良く丁寧にやってくれます!
乗っている車両によって順番はまちまちですので、気長に待ちましょう。
早めに希望の方は、車掌に声を掛けて依頼するのがいいですね。
就寝の時間や消灯はございませんが、カーテンで仕切ることができますのでさほど気になりませんでした。
寝心地も思っていたより良くベッドで寝ているのと同じような感覚で快適に寝ることができました。
★就寝時の注意点★
時期、タイミングさまざま理由はありますが、車内の冷房はかなりきついです。
ぶっちゃけ『寒い』です。
自称暑がりの私でさえ寒いと感じるほどでしたので、女性や冷え性の方は尚更寒いと感じるはずです。
布団も提供されますが、布団というよりかは薄手のタオルケット。
必ず長袖の羽織るものや何枚か重ね着をしないと寒いのでご準備お忘れなく!
【左】車両によりベッドメイキング
【中】完成図
【右】就寝時の車内様子
★列車旅の良さ★
列車移動の醍醐味と言えば車窓ですよね。
列車に乗って外の景色を眺めてると『旅してるな~』と感じる不思議。
これ何なんでしょうね?
ただ、それくらい列車と旅は切っても切れない関係があるんだろうなと思います。
昨今、LCC(ローコストキャリア)の普及により移動がより安価で短時間に移動できる時代になりました。
例外なくタイもそうです。寧ろ日本よりその傾向は強いです。国内線めちゃくちゃ安いです。
本当に便利な時代になりました。
ただ、そんな時代だからこそ敢えて時間をかけて移動して、そこから見える景色や何もせずのんびりした時間を楽しむこともいいですよね!
★車窓★
飛行機移動では、決してみることのできない景色。
バンコク近辺では線路沿いに暮らす人々の日常を垣間見たり、チェンマイに近づくとバンコクとは全くの別世界でのどかな田園風景が広がります。
きっとこののどかな田園風景がタイの原風景なんだろうな~と物思いにふけっているとぼちぼちチェンマイが見えてきました。
★到着★
バンコクを出発して約14時間。
予定よりも50分ほど遅れての到着でした。
現地の方曰く、50分の遅れはましだそうな。
寝台列車移動の方は余裕を持ったスケジューリングがよさそうです。
★感想★
今回タイの寝台列車に乗ってみて、かなり長旅でしたがベッドも心地よくで車内も寒さ以外はとても快適な環境でした。
飛行機に乗ってしまえばたった2時間の距離ですが、日本でもなかなか乗ることのない寝台列車に乗って移動することはとてもいい経験になりましたし、何しろ『旅してる!』という感傷に浸ることができいい思い出です。
もちろん寝台列車の移動は安価なので、費用を抑える面でもオススメですし、ひとつの体験としてもオススメなので、是非タイでバンコク+北部周遊を検討されている方は乗って移動してみてください。
きっとそこでしか出会うことのできない景色や人との出会いが待っているはずです。
STWでは寝台列車に乗って周遊するツアーや、寝台列車のチケットのみの手配も行っておりますのでお気軽にお問い合わせください。