タイ北部 「チェンマイ」「チェンライ」 | タイシティの旅行記

支店
渋谷
福岡

タイ北部 「チェンマイ」「チェンライ」

エリア
タイシティ
/タイシティ
テーマ
ご当地体験
時期
2006/6/01~2006/06/10
投稿日
2006/7
更新日
2020/7/24
投稿者
エスティワールドスタッフ

今回、私はタイの北部のチェンマイチェンライへと研修で行って参りました。

ホテル視察もたくさんしましたが、北部の魅力はなんと言っても観光!!
都市部やビーチリゾートでは味わえない北部の素朴な魅力を、観光を中心にたっぷりとお届け致します。

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日数:5日間  
旅行代金:64,800円~206,800ツアーはこちら

  • 「驚異」の格安航空会社 エアアジア

    • カラフルな機体にバスを横付け

    • エアアジアのカウンター。真っ赤な掲示板と職員の制服が目印だ

    • 空港の隅にno baggage check in という小部屋を発見。荷物のない人はここで手続き?

    初日バンコクからチェンマイへの飛行機は、格安航空会社のエアアジアです。


    なぜこれなのかというと理由はただ一つ、安いからです。

    エアアジアといえばマレーシアの格安航空会社で、タイにはその子会社のタイエアアジアが存在し、国内線と合わせ、マカオ、ハノイ、プノンペン、シンガポールなどにも就航しています。

    シンガポールの格安航空会社、タイガーエアの65円に対抗し、バンコク-シンガポール間の一部のチケットを32円で販売したという驚きの会社!!
    喜んでいいのかどうか、これではもうヤケクソとしか思えませんね!


    エアアジアは格安航空券ですので、基本的にはホームページからの直販のみです。
    英語のみですので多少面倒ではありますが、ホームページ上で便を指定し、パスポート番号や生年月日、クレジットカード番号などを入力するだけで誰でも簡単に購入出来てしまいます。


    必要事項を入力し、申し込んだらすぐに返事が返ってきます、そこには申し込んだ便の詳細と名前に、予約完了の印の予約番号が記載されています。
    そのページをプリントして持っていけばOK。

    インスタントラーメンを作るより簡単です。
    値段はというと毎日予約状況に応じて変動します。

    実際私はチェンマイまで片道1700バーツほどでした。タイ国際航空の約半額で行けちゃうんです!!
     

  • エアアジア初搭乗

    • これが噂の搭乗券!!・・・に見える人はまずいない

    • 機内の写真、バスみたいですね。お姉さんの赤がやたらと目立つ

    • セーフティーのデモンストレーションだけはしっかりと!

    さて空港についた私は早速エアアジアのカウンターへ。

    とても分かりやすい真っ赤な掲示板はすぐに見つかり、持っていた予約書を渡してチェックインです。


    意外にもカウンターのお姉さんはテキパキと身をこなしあっという間に手続きが完了したかと思えば、これはたまげました!

    渡された搭乗券は手のひらサイズのコンビニのレシート!?を思わせる小さな紙切れでした。
    これではまるめてゴミ箱に放り投げたくなっちゃう気持ちをぐっとこらえ、ポケットにねじ込む私でした。


    95%以上がタイ人の搭乗ゲートでのんびりとくつろいだらいよいよ搭乗時間です。
    機材までは搭乗ゲートからバス移動なのですが、これがまた長かったです。

    10分以上バスは走り、たどり着いたのは空港の端の端。
    そんな秘境の地にエアアジアのカラフルな機体を発見しました!
    離れた場所に停めるのもコストカットの一部とか。


    バスの扉が開き我先にと機体へ駆け込むタイ人たち。そう、噂に聞いていた全席自由席なんです!といっても座席分しか販売していないので心配はないです。まさか飛行機に立ち乗りは聞いたことがないですし・・・。
     

    さて、乗り込んだらまたビックリ!
    座席にはシートカバーがなく全席皮がむきだし状態。
    その他はというとさすがにエアアジア、機内食なし!
    飲み物なし!雑誌、新聞なし!テレビ、映画一切なし!
    シートベルト!・・・さすがにありました。

    まさしく空飛ぶ長距離バス。
    ひもじい人は機内で売りに来るカップラーメンを買いましょう。
    まあ路線はすべて短距離ですので苦にはならないんですが。
     


    これだけの会社さぞかし客室乗務員はどんなオバサマ。
    いやこれは失礼、お姉さまが出てくるやと思いきや意外にも平均年齢27歳(見た目)の綺麗な女性が4~5人。
    馬鹿には出来ませんよ!きちんと愛想笑いだって出来るんですから。

    70分の愉快な空の旅を終え、私は無事にチェンマイに到着。
    ちなみに帰りは13時間のディレイ。

    最後の最後にオチがあったエアアジアでした。
     

  • 「天空の古都」ドイステープ寺院

    • 笑顔がかわいいビール腹のサリンさん

    • まばゆいばかりの光を放つ黄金の仏塔

    • 熱心に祈りをささげる地元のタイ人

    チェンマイで私を迎えてくれたのは北部全般でお世話になっているオペレーター、ニューファイブスターエクスプレスの日本語ガイド、サリンさんだ。



    早速我々は最初の目的地、ドイステープ寺院に出発です。
    ドイステープ寺院とはチェンマイの町の西側に位置し、チェンマイではもっとも有名な観光地です。

    1383年に当時の王様、クーナ王によって建てられた寺院は標高約1000mのステープ山の頂上に聳え立っています。

    正式名ワットプラタート・ドイステープと言い、タイ語でワットは寺、プラタートは仏塔、ドイは山という意味なんだそうです。

    306段の階段があり、歩いて上るか、ケーブルカーでも登れます。

    境内まで登るとそこは数々の建物と目を見張るばかりのまぶしい金に包まれた黄金の仏塔が御座いました。

    早速中に入ってお祈りです。
    サリンさんに教わりましたが、正座の状態から3回額を床に付けるような感じに腰を曲げるとの事です。
    何かいいことがありそうな気がしました。
     

  • タイ仏教の戒律

    • ここでサリンさんと一緒にお祈りをした

    • ミニ黄金仏像は自分の体の悪いところと同じところに金を張れば治るらしい

    • 圧巻の306段の階段で故郷の山寺を思い出した

    敷地内では数々のお坊さんとも遭遇しました。


    タイ仏教のお坊さんには227もの厳しい戒律があり、一般人とは比べ物にならないくらい厳しい生活を送っていると聞きました。

    酒はだめ、うそはだめ、驚いたのは女性をじっと見てはいけないこと、私には到底無理ですね。
     

  • 曜日ごとの仏像

    • エメラルドの釈迦像。これはバンコクにもある

    • 山頂からのチェンマイ市内を一望できる。右側が空港だ

    • 昔の寺院はタイ式建築の原点、三角の屋根が二重三重となっているのが特徴だ

    続いて見たのは曜日ごとの仏像です。


    実はこれタイのお寺にはよくあるんですが、月曜から日曜まで自分の生まれた曜日の仏像にお祈りをささげるのです。

    ちなみにタイ人にとって生まれた曜日はとても重要で、誰でも知ってるというからおもしろいです。

    そこには早見表らしきものがあり調べると私は水曜日生まれ。初めて知りました・・・

    タイ人には月曜日が人気で、結婚するのにも相手の生まれ曜日が重要な情報なんだとか。
     
    休みの日にもかかわらずたくさんの観光客が訪れ、地元の人とも思える人々も熱心にお祈りをしていました。
    改めて仏教の奥深さをちょっとだけ肌に触れた感じがしました。
     

  • 「伝説の村人たち」メオ族

    • そのまま絵葉書になっちゃいそうです!!

    続いてミニトラックの荷台に乗り込み、メオ族の村へと向かいました。


    ドイステープ寺院から揺られること15分。
    山奥を抜け目の前が開けると、そこにはまったく不思議な光景が映りました。

    タイ人とは似ても似つかない中国系の顔つき、聞きなれない言語、そうメオ族とはタイの山間部に暮らす山岳民族の1つなのです。

    山岳民族と一口に言ってもその数は約30万人で、16の部族が存在するんです。
     

  • メオ族の生活

    • 村の通りはお土産屋さん。子供たちが走り回る

    • 村の資料館。昔使われていた農作業道具や生活用品がそのまま展示してある

    • この時期はライチの収穫期。売りさばくおばさんはやる気がとてもない

    メオ族はカレン族についで山岳民族では2番目の人口を誇っています。


    そもそもメオ族は中国からの難民として200年ほど前から60年前までの間にタイに流れてきました。


    規制のなかったその昔、彼らは麻薬のアヘンや大麻などを栽培しそれを売買して生計を立てていたそうです。

     

  • そしてメオ族は今

    • 縫い物に勤しむおばあちゃん。顔はやっぱり中国人だ

    • 村の小学校で子供たちはタイ語を勉強する

    • 民族の家には英語で「ホームステイ募集」の張り紙が。これは面白い!いくらでしょう?

    現在では国が民族を支援し、電気が通り、村には学校も建てられ、資料館もでき、観光地として栄えるようになりました。

    「もう村は変わってしまいましたよ」とサリンさんが教えてくれたように、村中がお土産物屋となっていました。


    しかし現在でも彼らが話すのはメオ族の言葉です。

    中国語に近いらしいのですが中国語でもないそうです。
    現在の若い人たちは皆タイ語を話すことが出来てタイ人との会話も問題ないようです。
    中にはバンコクなどに進出し普通のタイ人として暮らしている人もいるとのことです。
     

     

  • メーサーエレファントキャンプ

    • 日本代表を発見!周りを囲んで記念撮影するのはなぜかインド人観光客

    • 牙にタッチ!本当はもって帰りたかった

    • 言われるがままにおとなしく横になる象。気持ちよさそうです。

    旅の二日目、我々は象のりをするためにーサーエレファントキャンプへと向かいました。


    そうタイといえば象、タイでは最も神聖な動物で、象徴とも言えるのが象です。
    チェンマイの象のリが一番面白いという噂を聞いた私が一番楽しみにしていたのがこれです。


    着くまでにサリンさんが象についてのいろいろな知識を教えてくれました。
    タイの象はアジア象で体はアフリカゾウより一回り小さく、耳が大きく横に出ていないのが特徴です。

    寿命は約80年。
    15歳で初婚を迎えすぐに出産するそうです。


    3トンの大きな体を動かすために毎日200キロの食事と220リットルの水を飲むとのことです。
     

  • キャンプ到着

    • サッカー大会で日本代表は大活躍!これは観光客にも大受けだった

    • 象の背中に乗り出発!47歳のベテラン象でした

    • 歩く場所はこーんな山道です。

    さてキャンプに到着です。

    早速入り口で大きな象がお出迎え。
    くしくもこの日はワールドカップが開幕した直後、何と象たちは体にいろんな国の国旗をペイントし、象使いまでチャッカリユニホームを着ていました。


    中に入るとやたらバナナばっかり売店で売っています。
    要するに「買って象に食わせてやれよ兄ちゃん!」と言っている訳です。

    取り急ぎ無視して、初めは象の水浴びショー。
    側を流れる川にざぶんざぶんと入っていくその光景は大迫力です。

    象使いに体を洗ってもらって本当に気持ちよさそうでした。

  • 世界最大の秀才

    • 象が鼻で書いた作品!!よく鼻息で飛んでいかないものです。

    • かわいそうなのでブラジル代表にバナナを食わせてあげました。がっ!そういえば敵だった!

    しかしどの象もよく言うことを聞きます。


    象にはそれぞれに決まった象使いがいて、その人の言うことしか聞かないそうです。

    ちなみに象使いは皆カレン族の人、タイで最も象を使える人たちなんだそうですよ。



    その後広場に集まってショーが始まりました。
    まずは象の乗り方、降り方から始まり、挨拶のお辞儀まで、一家に一頭欲しいくらいです。

    そしてダンス、巨体は意外とリズム感があるんです。
    そしてサッカー。
    転がしたボールをゴールめがけてドッカン!とシュートが決まれば客の大歓声に包まれていました。

    ショーの最後を飾るのは象のお絵かきタイムです。
    どうせ小学生の落書きみたいな物が出来るんだろうと思っていたらおったまげました。
    出来上がったものはピカソもびっくりの芸術作品でした!!

    象って本当に頭がいいんですね。
     
    ショーの後はいよいよ象のりです。

    他の場所とチェンマイで大きく違うのは山の中を歩くことです。

    これは本当に楽しかったです。
    たっぷり30分、ぬかるんだ道を、時には45度ほどの傾斜を思いっきり揺られながら歩くんです。
    眺めはいいし、スリルはあるし本当にお勧めの1品でした。


  • ゴールデントライアングル一日観光

    • この橋を渡るとミャンマーに行けちゃう!ほんの15メートルほどだ

    • タイ側の国境にある「最北端」と書かれた記念碑

    • 橋を渡って目に入るミャンマー国のゲート

    旅の3日目に突入しました。

    ここで向かうのはいよいよ集大成ともいえるゴールデントライアングルです。


    サイ川とメコン川の合流するその地点こそ、タイ、ラオス、ミャンマーの3カ国の国境が交わるポイントです。
    島国生まれの私たちにはまったくなじみがないものですね。


    1日の観光の初めは長距離移動。
    国境の町メーサイまでチェンマイから車を走らせること4時間。とてつもなく遠い果てにその町はありました。

    町の中であふれる金製品の数々、その昔はメコン川での金の採掘でも栄えた町です。

    町をほんの少しだけ歩くと、いきなり見えてきました。
    ミャンマーとの国境!!
    小さい川があってそれを超えるだけでそこはもう異国の地ミャンマーなのだ。


    橋の入り口の事務所で入国の手続きを済ませるとあっさりと入国に成功!!
    ミャンマー側の町はターチレークというこれまた国境の町、なんとも怪しい雰囲気をかもし出しています。
    ミャンマー人の印象はタイ人と大きくは違わないのですが、ちょっと黒いです。
     

  • ミャンマー入国

    • 国境で待ち受けていたミャンマー人のフリーガイドのお兄ちゃんはタイ語も上手でした

    • 黄金の仏塔はチェンマイのそれより大きく迫力は満点!

    • 仏像も大きい!約10mの高さから信仰者を優しく見つめる

    さて、国境を越えてすぐの私達にはたくさんの男達が写真を持って群がります。


    聞けば何でもタイで言うトゥクトゥクで観光案内をして収入を得ている人達です。

    ここで私の我がままでサリンさんと一緒にターチレーク観光をすることにしました。
    いい味出しているお兄ちゃんにペラペラと交渉するサリンさん。
    すげーサリンさんってミャンマー語も出来るんだ!と思っていたら普通にタイ語でした。


    「国境の人達はタイ語が出来ないと仕事にならないですよ!」ということで、ほとんどの人達が片言のタイ語を話せるらしいんです。
    日帰りで、タイで働く人はたくさんいるそう。
     

  • ターチレーク観光

    • お坊さんたちが列をなす像

    • タイの寺院と比べるともっと手の込んだ建築方法です

    • 丘から見下ろすターチレークの町

    あっさりと交渉を成立させたサリンさんとともにお金を払っていざ出発です。


    ここで気づきました、ミャンマーって右側通行!
    あたりに書かれているのはタイ語よりもミミズ文字!!まったくのチンプンカンプンでした。


    はじめに向かったのは丘の上に立つお寺、やはりここも仏教の国でした。
    大きな黄金の仏塔、そばに並ぶお坊さん像はたくさんありすぎてとっても不思議な光景でした。
     

  • 首長族の村

    • 第一村人発見!この人が一番長かった!推定30cm。タイ語は出来ない

    • 若い子もいました。彼女は16歳、嫌がらずに写真に入ってくれました。

    • さらに若い14歳、サリンさんのお気に入りは左側の女の子です!

    その後に向かったのは首長族の村です。


    村と言ってもここはテーマパークの様なところで、作られた場所に近くの首長族を連れてきた感じのところでした。

    ところで私、首長族とは初対面!!
    ドキドキしながら入っていって遭遇!!ながっ!!!と思わず叫んでしまいました。

    この地球上でこんな人たちが存在しているのかと疑ってしまいます。
     

  • 意外に近代的な生活

    • このお母さん、はずしちゃってる!これってありなんでしょうか?でもやっぱり長い!

    • 家の中へと潜入!テレビにステレオ。しかもタイの放送も受信できるんです!

    ちなみに首につけているものは、輪っかだと思ってたら違うんですね。1本の金具を巻いてるそうですよ!


    巻く意味は昔から獣に襲われて首をかまれないように守るためつけ始めたらしいです。


    5歳から巻いて年と共にどんどん伸ばしていく。
    首を洗う時くらいしかはずさないそうです。

    ガイドのサリンさん、見慣れているはずなのになぜか大ハシャギ!
    ちゃっかり自分のデジカメで女の子の写真を撮りまくっていました。

    私たちはずうずうしくもズカズカと首長族の家に潜入。
    テレビにステレオもあり意外にも近代的な生活をしていました。
     

  • ターチレークのマーケット

    • ニセモノのブランド品のバックの数々。もちろん悪気は一切ない

    • 出ました!!プレーステーションのバッタもん。書いてあるのは「ポケットステーション」

    • お酒も売ってます。タイへの持込は厳しいため全ての買い物はガイドさんに相談しましょう

    首長族に別れを告げて、向かったのはターチレークのマーケット。


    ここには主に服やカバン、CD、電化製品など生活や娯楽に使うものがたっくさん売っていました。
    くだらないガラクタ好きの私にはたまらなく楽しかったです。


    やはり中国が近いため中国から流れてくるものも多いという事でした。
    ブランドのグッチ、ルイヴィトン、プラダなどのロゴが入ったいかにも怪しい商品だらけで、「ほとんどニセモノですよね?」とサリンさんに聞くと「全部ニセモノです」と、あっさり!!
    ちなみに店ではタイバーツも使えます!!
     

  • ゴールデントライアングルへ

    • ゴールデントライアングルの看板前で撮影。向かって左がミャンマー、右がラオス、立っているのはタイ

    • おっちゃん自慢のボートでメコン川クルーズ

    • いきなり現れた黄金仏!川の恵みはこれのおかげかも

    さてさて長い長い一日も終わりに差し掛かってきました。


    いよいよクライマックスのゴールデントライアングルへと向かいます。
    タイへ戻ってきた我々は車に乗り込み早速移動、メーサイの町から車で30分ほどの移動で到着しました。

    遠くチベットからベトナムまで4500㎞を流れる母なる川、メコン川。
    そしてサイ川との合流地点は綺麗に大地が3分割されていました。

     
    ゴールデントライアングルといっても地名であるため、特に何があるわけではありません。

    ここではただただ展望台からの美しい景色を見て、ラオス、ミャンマーそしてタイと3カ国で栄えた商業時代に生き抜いた昔の人々をを思い浮かべ、自分の心の小ささを嘆きましょう。

    豊かな大地と共存する術を考えましょう。
    他国の人を理解する大きな愛を持ちましょう・・・
     

  • ラオスへ?

    • ラオスビールはなかなかイケル!

    • 売られているお土産は蛇やさそりの入ったウイスキーばっかりでした。

    • ラオス人の10代の若い女の子達の宴会にもちゃっかりまざる

    しっとりと物思いにふけっていた私にサリンさんが「ラオスにも渡ってみたいですか?」と訳のわかんないことを言い出しました。


    こいつさては暑さで頭がイカれたかと思い、そりゃー渡ってみたいさ。
    というと、わかりました。とこれまたあっさり!
    車で少し移動した川沿いの場所には船着場がありました。

    そこでまたサリンさんちょこちょことおじさんと話してあっさりとOKです。

    え!本当にラオスにもいけちゃうの?!これはすごい!
    1日で3カ国も楽しめちゃうんです!
    ラオスは港の村だけは入場料を払って入ることが出来るとのことです。

    ちなみに手続きは一切なし!

    船主に船代を渡していざ出発!!

    メコン川をスピードボートで突っ走るこの爽快感。
    サリンさん、我がまま言って本当に申し訳ないです



    ・・・20分ほどクルーズを楽しみ到着したラオスの村、お土産屋さんが並んでいます。

    もう日も落ちてきたからか客は私とサリンさんの2人だけでした。


    初対面のラオス人これまたタイ人との区別はあまりつきませんでした。

    ここでサリンさんとラオスビールを飲んでちょっと休憩。

    ここでサリンさんと日本での話、家族の話、将来の夢などいろいろ語り合いました。
    また一つ友情が芽生えた瞬間です!
     

  • おまけ観光1「スネークファーム」

    • メーサースネークファームで。コブラの牙から毒を出しニヤリ!

    • あきらかに動きの遅いデブった少年は案の定ズボンの裾を噛まれていた。

    二日目、メーサーエレファントキャンプの帰り道に立ち寄ったのは、メーサースネークファーム



    ここではタイに生息する蛇を筆頭に様々な爬虫類、動物を見ることが出来ます。

    毎日開催されている蛇使いのショーは大人気です。

    注目は蛇使いのお兄さんとタイコブラの戦い。
    すばやい動きで蛇を捕まえたり、口で捕まえたり、グラスに牙から毒を取り、どうだこの野郎と言わんばかりに観客に見せ付けます。


    最後はおもちゃの蛇を観客に投げつけ、驚かすという大爆笑のショーでした。
     

  • おまけ観光2「アカ族の村訪問」

    • アカ族の子供たち。メオ族と比べてもわりと日本人の子供に近い顔つきでした

    • 家に入れてくれたおばあちゃん。手にしているのがタバコを吸う道具です

    • アカ族の村の建物は全部手作りの感じです。

    三日目のゴールデントライアングルに向かう途中ではアカ族の村へ行きました。

    メオ族と同じく中国から来た山岳民族です。


    子供たちは片言の英語で手作りの腕輪を必死にセールスしてきます。
    かわいいので一つ買ってみました。

    ひとりのおばあさんは家に招き入れてくれ、タバコを吸う大きな道具まで見せてくれました。
    村で村人の家に入れてもらったら、必ず気持ち程度のお金を渡すようにしましょう。
     

  • おまけ観光3「マーケット」

    • ここは食材が主に売られています

    • 出ました!黄色いドラえもんの貯金箱。ここまでくるとお見事!しかもヒゲも間違ってるぞ!

    • 赤唐辛子の山、タイ人のパワーの源はここから!

    四日目はチェンライ市内観光をして、そこではチェンライのマーケットに立ち寄りました。



    チェンライはチェンマイよりも古い約750年の歴史を持つ町です。
    1262年にマンライ王によって開かれ、1939年まで首都として栄えました。

    観光地といえばお寺ぐらいの小さな町ですが、マーケットなどでは庶民の生活を垣間見ることが出来、どこよりも素朴なタイを感じることが出来ます。
     

  • 北部に懸ける想い

    • ソムチャートさん

    今回、この私の旅を手配、そして同行してくださったのはチェンマイに拠点を置き、我々も大変お世話になっているオペレーター、ニューファイブスターエクスプレスです。




    旅の途中、社長であるソムチャートさんも合流。

    忙しい身にもかかわらず、食事に招待してくれたり、穴場のカフェに連れてってくれたり、ホテル視察にまで同行してくれました。
    この時一緒に食事をしながらいろいろな話を聞くことが出来ました。

    ソムチャートさんは思わず「タイ語が上手ですね!」と言いたくなるほど日本人の日本語を話し、その姿はまるで日本人そのもの。

    日本語の上手なガイドのサリンさんでさえ、口数が減ってしまうほどです。

    そんなソムチャートさんが自分で会社を立ち上げたのは今から約9年前。
    そもそもバンコク生まれでバンコク育ちの都会っ子だったソムチャートさんがどういう経緯でチェンマイに来たのか?

    3年間の日本への留学で日本語をマスターしたソムチャートさんは、バンコクで日本語ガイドをしていました。

    ガイドをすること15年、ベテランの域をも超えたとき、このままでいいのかという人々の助言に、自分も自分で会社をやってみたい!田舎をもっと開拓したい!と決意し、前の会社の社長の後押しもあり、チェンマイに会社を作ることとなりました。


    それでも初めは苦労の連続だった様です。
    人にだまされたりなどの困難を乗り越え何とか会社を軌道に乗せました。
    今でもお客様を集めるのがこんなに大変だったとは、と語ります。


    現在も家族をバンコクに残し、単身チェンマイでの仕事、自らセールスのためバンコクとチェンマイの往復といった多忙の日々が続いています。
     

  • 北部の魅力

    北部の魅力を尋ねると物価は安いし、のんびりとしていて素朴な事。


    そしてやはり「観光」と彼は言いました。

    自由行動のツアーで来るよりもやはりいろいろな観光に参加し北部の魅力に触れてほしい、ガイドと触れ合う時間が多いほどいろんなことを知るチャンスになるということでした。


    ソムチャートさんはガイドの経験を活かし、自らの目で見て確かめるというのが信条です。
    ガイドだったからこそ知っている、そして日本人を知っている彼の言葉には大変説得力がありました。


    そんなソムチャートさんは現在、トレッキングや新たな象観光、キャンプなどなどの若者向けの新たなオプショナルツアーをいろいろと模索中です!
    いいホテル、いい観光地がどんどん増えてきたタイ北部で今後も彼の活躍を期待しましょう!!

  • 終わりに

    今回私が紹介できたのはこれでもほんの一部、他にもトレッキングや山岳民族で有名なメーホンソン、世界遺産の町スコータイ、チェンマイ市内にも、ナイトバザール、雑貨屋のニマンヘミン通り、博物館に動物園に国立公園などなど、北部の魅力が尽きることはありません!




    皆さんも是非一度、タイ北部に足を伸ばしてみませんか!

    最後にお世話になった社長のソムチャートさん、4日間私のわがままに付き合いどこへでも連れてってくれたガイドのサリンさん(指名待ってます)本当にありがとうございました!