サムイといえば自然が豊かで田舎らしい素朴な雰囲気のビーチリゾート。
治安も良くて人もやさしくてプーケットほど観光地ズレもしていない、そのわりに繁華街も結構充実しててグルメもショッピングもナイトライフもそこそこ楽しめる、リゾート地としてとてもバランスの良いところというのが2年前初めて旅行したときの印象でした。
で、今回もまたそんなサムイでのんびり癒されて来ようとリピートしました。
前回は日程が短かったのであまり観光しませんでしたが、今回は若干長かったので離島ツアーや寺院の観光などいろいろ出かけてみました。
加えてタイローカルグルメを求めてあちこち探訪しました。
宿泊はチャウエンビーチ南のバナナファンシーリゾート。
前回泊まったときに惚れ込んで今回もリピートでした。
このホテルは若干古いし部屋も広くないですが、バンガロースタイルでサムイらしいプチリゾート。
立地が良くて繁華街が近いわりにホテル内は静かで落ち着いていて過ごせます。
庭園が美しく整備されていてスタッフも笑顔でやさしいです。
4月に洪水があったそうで、その影響かヤシの葉が痛々しく枯れていたりしましたが、雰囲気は以前と変わらず心地良かったです。
部屋番号の希望があって願いしたら、ホテル側としては部屋番号指定は確約できないとのことでしたが、STWさんが強くリクエストしてくれたおかげで希望通りの部屋に泊まることができました。
結婚記念の旅行だったのでベッドデコレーションとシャンパンサービスもありました。
(写真左)今回泊まったバンガロー
(写真中)施設内は美しい庭園
(写真右)レストランはシーサイド
今回も基本のんびり旅行なので、午前中はプールやビーチでまったり過ごしました。
バナナファンシーのあるチャウエンビーチの南のほうは海も透明度も結構高くてきれい。
でもすごーく遠浅なので泳ぐというより皆風呂に入るように浸かってましたが。。。
それから物売りがうるさくないのもサムイの良いところ。
天秤屋台で買い食いするのも楽しいです。
(写真左)きれいな海
(写真中)暑いのは犬も一緒
(写真右)ソムタム製作中の天秤屋台のおばさん
日程2日目は火曜日で夕方からチャウエンのウォーキングストリートがやってたので行ってみました。
最近サムイで流行ってるそうで、広場や通りに屋台出店が並んでお祭りの縁日のようになります。食べ物、服飾品にバー屋台などもあり、いろいろ食べ飲みしました。
食べ物は普通になんでもおいしかったし、カクテル(当地ではモヒートが流行ってるみたい)もおいしかった。
芋虫やバッタの素揚げなんかもあって挑戦してみましたが、小魚を揚げたのと変わらない味で結構おいしかったです。
ステージがあって、現地のミュージシャンがギター弾き語りで変なギャグソングを歌ってたのも面白かった。
(写真左)チャウエンウォーキングプラザ
(写真中)モヒート屋台
(写真右)普通においしいバッタの素揚げ
3日目はロンプラヤ社のカタマランでナンユアン島にシュノーケルツアーに行きました。
海がきれいということではナンユアン島がサムイで一番だと聞いてましたが、サムイ島からは結構遠くて時間がかかるし出発が朝早いのが難。
なので当初はコーラル島(タン島)にしようと思ったのですが、事前にネットを通じて問い合わせたどこの現地ツアーエージェントもコーラル島よりナンユアン島を勧めるので翻意しました。
島に着いて桟橋から見ただけで確かに海が透明できれいなのがよくわかりました。
魚もいっぱいいるし珊瑚もきれいで、来て良かったと思いました。
が、妻が海に入って早々コンタクトを片方失くしてしまったり、そうこうしているうちに雨が降り出して豪雨になり、とてもじゃないが海に入るどころでなくなったり(泳いでいる人もいましたが)で、結局シュノーケルできたのは正味1時間ほどでした。
結構料金が高いツアーだったのでがっくり。
でもロンプラヤ社のボートは快適で長時間の乗船も苦にならないし、天気が良ければ半日はきれいな海で遊んだりのんびりできるので行く価値はあるのではないでしょうか。
(写真左)ロンプラヤ社のカタマラン-快適です
(写真中)ナンユアン島到着
(写真右)浅瀬でも魚がうじゃうじゃ
グルメはローカルのタイ料理を気が済むまで食べてこようと計画していました。
でまずネットのクチコミで評判だったチャウエンフードセンターにあるミトラレストランに行ってみました。
基本的にはタイローカル料理のレストランのようですが、夜はシーフードレストランとして店頭に並べられた魚介を選んでお好みで調理してくれます。
が、ローカルレストランなのでビーチロードのサムイシーフードのような高級レストランと比べてかなりリーズナブル。料理も評判通りおいしかったです。
加えて接客もすばらしい。
店員は皆フレンドリーでよく気がついて、
サムイではめずらしいほど(?)きびきびしていました。
ここではエビのタマリンドソースかけや緑貝のバーベキュー、魚のディープフライ、空芯菜炒め、プーパッポンカリーなどとにかくたらふく食べました。ビールやグラスワインも結構飲んで全部で2000バーツほどでした。
(写真左)お店の看板-チャウエンフードセンターの角っこにあります
(写真中)オープンな店内-近隣にはストーンフィッシュやピースーンなど有名店も
(写真右)お店お勧めのエビのタマリンドソースかけ
それからイサーン料理レストランのクロックマーイ。
チャウエンのメインロード(4169号線)沿いにあるローカルレストランで、現地在住者のブログで地元人に人気の店として推薦されていたので行ってみました。
バナナファンシーからは歩いて行けない距離ではないと思いますが(実際に店を探して近くまで歩きました)、タクシーで行ったほうが良いでしょう。
片道200バーツくらいです。
こちらはミトラレストランよりさらに安くて、同じくらいたらふく食べて飲んで半分ほどの値段で済みました。
食べたのは、豚の喉肉のバーベキュー(コームヤーン)、あひるの口の揚げ物(パークペットート)、豚挽肉の香草焼き(ラープムー)、発酵魚と蟹エキス入りパパイヤサラダ(ソムタムポーパラー)など。
あまり辛くしないでとお願いしましたが、かなり辛かったです。
しかしなんでもおいしい。
メニューは一見ゲテモノ風ですが、あひるの口などスナック感覚でいくらでもいけました。ソムタムもこの種類はかなりくさいと聞いてて心配でしたが、ディープな味で美味。
そういえばもうちょっと殺風景な店内をイメージしてたのですが、席が竹でできたボックス席になっていたりしてかなかなか小洒落てました。セブのマリバゴグリルなどと雰囲気が似てるのではないでしょうか。
(写真左)店内には竹でできたボックス席が並びます
(写真中)ビールに氷を入れて飲むのもオツ
(写真右)あひるの口の揚げ物
日程最後のディナーはラマイビーチの南のサビアンレーに行きました。
こちらも現地在住者のブログで勧められていて、地元の名店ということでした。
クロックマーイほどではないと思いますが、こちらも安くてたぶんミトラレストランとそんなに変わらないくらいではないでしょうか。
こちらではボトルでワインを飲みましたが、同じく全部で2000バーツくらいでした。
食べたのは、エビ・イカ・ホタテなどのシーフードの和え物(ヤムサビアンレー)、生ウニのサラダ(ヤムカイメン)、牡蠣の塩辛サラダ(タイ語読みは失念)、タコのココナツクリーム煮(同じく失念)、イソギンチャクのカレー(ゲーンへループ)など。
おいしかったですが、とにかく辛かった。
途中からどうにも辛くて耐えられなくなり、ココナッツジュースとスイカシェイクを頼みました。
これが効果絶大で、特にスイカシェイクは無敵でじゃんじゃん食べることができました。
ここで食べるときはくれぐれも辛くしないでとしっかりリクエストしたほうが良いと思います。
尚バナナファンシーからはタクシーで片道500バーツでした。行きで拾ったタクシーのドライバーが気を利かせてくれて食後に迎えに来てくれました。店の前の道では流してるタクシーなどは拾えなさそうだったので助かりました。
(写真左)なかなかおしゃれな門
(写真中)食べた料理たち-すごーく辛かった
(写真右)無敵のスイカシェイクとその右手の料理は生ウニのサラダ
ホテルで1日250バーツでバイクを借りることができたので、3日間借りて大型スーパーに行ったり、ビッグブッダなどの寺院めぐりをしたりしました。
大型スーパーはチャウエンからだとメインロードをボプットビーチに向かう途中にあるテスコロータス、マクロ、ビッグCの3店が近いです。
うちマクロはコストコのような倉庫店で観光客には不向きです。テスコとビッグCはだいたい似たような店舗で、僕らはどちらかというとビッグCのほうが陳列がわかりやすく買い物し易かったです。
最終日はナトンまで足を伸ばしてみました。
(写真左)チャウエンのメインロードのトラフィック
(写真中)大型スーパーのビッグCの駐輪場
(写真右)ナトン港遠景
バイクでサムイで一番おいしいというボプットビーチのカオマンガイ屋さんにも行ってみました。
フィッシャーマンズビレッジの看板の手前のT字路の角にあります。
他と比べてどうというのはわかりませんでしたが、確かにおいしくあっという間に完食しました。
食後フィッシャーマンズビレッジをちょっと散策してみました。
チャウエンと比べると素朴で静か。
ビーチは海はあまりきれいではないですが、ゆったりした雰囲気でのんびりできそうでした。
今度はボプットビーチのホテルに泊まるのも悪くないと思いました。
(写真左)カオマンガイ
(写真中)フィッシャーマンズビレッジ
(写真右)ボプットビーチ
同じくバイクでビッグブッダ寺とパイレーム寺に行ってきました。
個人的に寺社仏閣にはあまり興味ないのですが、サムイの仏様はなかなか愛嬌があって面白かったです。
特にパイレーム寺は布袋さんのような仏様がいたり、ヒンズー教の影響があるのかカラフルな神像(?)がたくさんあってなんだか不思議な雰囲気でした。
入り口のところに小学校(?)があって子供たちが遊んでいたりしてなんだか和やかな雰囲気で、そんな中ユーモラスな仏像などを見ているとなんだか意味もなく明るい気持ちになりました。
癒し効果ですね。
(写真左)ビッグブッダ
(写真中)パイレーム寺の布袋さん(?)
(写真右)これはビッグブッダ寺ですがなんだか不思議な像たち
その他マッサージやナイトスポットを楽しんで盛りだくさんの滞在となりました。
マッサージなんて1時間一人300バーツほどですからタイならではですね。
滞在費も安くあがってふところにもやさしく、今回も心行くまで満喫できました。
チャウエンビーチは2年前とはいろいろ変わっていましたね。
また2年後くらいにどうなってるか訪ねてみたいものです。