バンコクから気軽に行けるビーチリゾートと言えばどこを思い浮かべますか? 賑やかな夜の街パタヤ? それとも王族の避暑地でもある大人のホアヒン? 今回の視察ではそのパタヤもホアヒンも行ってきましたが、パタヤについは男性スタッフにコメントを任せることにしまして・・・ 私はすっかり気に入ってしまった ホアヒン というビーチリゾートについて、ご報告させて頂きますね!!
ホアヒンとは、バンコクから南に約200km、車で約3時間半、セスナで40分前後の位置にあります。
古くからタイ王室や上流階級の避暑地として多くの別荘が建てられた由緒正しいリゾート地です。
近年では高級ホテルなども多く建てられ、ヨーロッパなどの海外からの旅行客も多く訪れています。
大人のリゾートと呼ばれるだけあって、街でも海辺でもリゾートでもみんなゆったりと穏やかに過ごしているみたいでした。
そして若いカップルというよりも、熟年層あるいはご年配のご夫婦がたくさん旅行されていましたよ。
ホアヒンは隠れ家的リゾートが多いですから、芸能人や誰の目も気にせずゆっくりと過ごしたい方にも人気です。
(写真:左) ヘルシーだけど・・・
(写真:中央) 結構ボリュームあるな
(写真:右) う・・・うまい!!
~ここまでこだわる!? すごい! ホアヒンのスパリゾート~
数々のテレビ番組、そして雑誌掲載で話題になっているリゾートがこのホアヒンには存在します。
そのうちの2つのリゾートについてまずご案内致します。
ホアヒンの中心地から車で30分前後、南のプランブリ地区に位置するエヴァソンハイダウェイホアヒン。
プランブリ地区はホアヒン中心よりもっともっと静かで緑の多い地区になります。 道なき道を車で夜真っ暗な中進むと、周囲の自然に溶け込むようにリゾートが見えてきました。
エヴァソンハイダウェイホアヒンのテーマは 「自然との共生」 です。
リゾートのどこにいても木々が視界から消える事はありません。
客室からも、プールからも、レストランからも・・・。
最高級リゾートの品格が漂いつつも、肩に力を入れないで日常を忘れてリラックス出来る、そんな雰囲気です。 お食事は言うまでもなく、美味しいです。 見た目へのこだわり、素材へのこだわり、カロリーだってキチンと考えてのヘルシーなメニューです。
こちらがアーススパ、日本人スタッフ仙道和子さんがカウンセリングをしてくれました。
カウンセリングシートに記入・・・日本語のシートでした。えーと、、、確か内容は下記みたいな感じでした。
・ 質問 : 現在ストレスはたまっていますか? 1~5 → (4)
・ 質問 : とくに疲れているところは → (腰、頭、目)
カウンセリングシートを見ながら、各個人に合ったトリートメントを行う為の面談をして頂きました。 「小林さんはストレスが溜まっているのね・・・」 そういって親身になってカウンセリングする仙道さんの目はプロの目でした。
マッサージは眠るのが惜しいくらい、すばらしい腕前です。
ついつい気持ちが良すぎて白目になりそうになっては、必死で寝ないように頑張りました。 終わったあとも、ものすごい爽快感です。 足のむくみも大幅に取れたのでサンダルがブカブカになっていたのには驚きました。
このスパは他に例えようがない、このリゾートだけで体験できる素晴らしさがあります。 お父さんやお母さんの世代にもきっと喜んでもらえるリゾートだと思いました。
(写真) アーススパ外観(弥生式)
エヴァソンホアヒンとハイダウェイホアヒンは隣接しています。
海が目の前にあるプールの横にはアクティビティデスクが設けられ、 ホアヒンの市内や電気船でのエコクルーズ、エレファントトレッキングなどなどのアクティビティもアレンジしてくれます。
部屋やプールサイドでのんびりするも良し、スパをするも良し、こういったアクティビティに参加するも良し!ですね。
お子様連れの方に人気のプログラムをご紹介します。
エヴァソンにはキッズ用の設備やプログラムが充実しています。 お子様連れのお父さん、お母さんも安心してご利用頂けそうです。
日中の紙粘土工作、凧作り、ネクタイ染め、Tシャツ作り、などなど子供達には魅力的なプログラムが盛りだくさん。
また1日はご夫婦でのんびり夜を過ごしたいという方にお勧めなのが、お子様の 「お泊り体験」 プログラム。 お父さん、お母さんから離れ、1泊のお泊り体験も人気なのだそうです。 さすがに日本語対応ではありませんが、子供達は身振り手振りですぐに仲良くなってしまうそうですよ。
(写真:左) アクティビティも満載!
(写真:右) 子供連れでも安心☆
~美と健康を追求した、新しい発想のリゾート チバソムに迫る!!~
チバソムはホアヒン中心近くに位置するリゾートです。 このリゾートの個性といったら相当のものですよ!!
とにかく私も泊まってみたい!!! ここに視察に来る前からずーと興味津々だったリゾートなんです。
なんで写真を撮ってこなかったのかって? チバソムでは写真やビデオの撮影は一切不可なんです。 それもチバソムの強いこだわり、リゾートに滞在するお客様には日常を忘れてリラックスして頂きたい為、 カメラのような日常を思い出させるようなものはお断りなんだそうです。 ということで文章オンリーで申し訳ございませんが是非是非聞いて下さい。
(写真:左) チバソムは写真撮影は厳禁の為イメージ画像・・・
(写真:中央) こんなリゾート他に見た事ないな・・
(写真:右) しかし、こだわり強いな~!!
※ 写真提供 CHIVA SOM Hua Hin
チバソムでは、 「セルフメディケーション」 をテーマに、滞在中に日常のストレスから一切開放され、 滞在中の食事には一切の油と塩が使われていないヘルシーメニューが用意、 また各自の希望合わせたスパや運動プログラムが提供されます。
油と塩が使われていないですと? と感じる方もいるかと思いますが、実際に視察して、本当においしそうで、メニューも豊富でびっくりです。
しかも意外な事に食事がビュッフェスタイルです。
「たとえばダイエットが目的でこのリゾートに来た方がいたとして、油と塩が使われていないといっても、 ビュッフェ形式だから我慢できなくてたくさん食べちゃう方とかいないんですか?」 と私が質問すると
「大丈夫です、自分でカロリー計算をしながら食材をお皿にとって食べることによって、 帰国後もきちんと自分でコントロールできるようにして頂きたいのです。
それに、太ってしまうような料理は一切おいていないので、多少たくさん食べても太りませんよ。」 とのお答えを頂きました。 (うむむ、すごいぞチバソム・・。)
・ 冷蔵庫にコーラなど添加物や甘すぎるような飲み物は一切置いていない
・ コーヒーやお酒を飲める時間が決められている
・ タバコはリゾート内の一部のみあとは禁煙です。
ヨガのパビリオンもジムも見学しました。
ジムのランニングマシーンで吸入器みたいなのを頭からぶら下げて走っている人をみて驚きました。
「あれはなんですか!?ボンベぶら下げて走ってますけど」 と私が質問すると、
「高酸素を吸いながら運動することによってより効果的な運動効果が期待できるんです」 との事。 (うーむ。酸素ボンベか~。これもすごいが。。。ちょっと見た目かっこ悪いなぁ)
最後にマッサージルームを見学させて頂きましたが、結構幅広い年齢層のお客様がたくさんいらっしゃいました。
各自の体に合わせたプログラムとして、効果的なスパメニューがここで受けられます。
チバソムにはビーチももちろんあります。
ビーチやプールでのんびりすることも出来ます。 こんな風にリゾート気分を味わいつつ、何かテーマを持った旅、 そして健康という大きなお土産を手にして帰れるリゾートって他になかなか無いですよね。
来年4月からは大腸洗浄を取り入れたパッケージなど、またまた魅力的なものが加わります。
是非チバソム、女性一人でも、ご夫婦でも、お友達とでも行ってみませんか?
ホアヒンの中心から南に離れたプランブリ地区には、穏やかで美しい海が広がっています。 舗装された道路も一部になり、赤土のなだらか道が続きます。 アリーンタは、別荘風隠れ家とでもいうのでしょうか。 リゾートやホテルというより、とてもおしゃれで優雅な海辺の家のように見えます。 アリーンタの部屋はすべて海に面しています。
(写真:左) なんだか絵葉書のような風景
(写真:右) 例え様の無い落ち着きと静寂のリゾート
どこのリゾートにもないような優雅な雰囲気と、このリゾートを愛するオーナーのこだわりが伝わってくるようです。
海辺では水着を着たヨーロピアンのおじさんが、海辺を散歩していましたが、本当に静かで、眺めていて癒される景色です。
アリーンタ自慢のスカイスパは、2階から海を見渡すように設計されています。 私が取った写真もまるで写真集のように絵になっていませんか?
こんなところでスパを受けてみたいものです。
こちらのリゾートで昼食をご馳走になりましたが、メニューも豊富で味も、見た目もとっても素晴らしかったです。 レストランからも素敵な景色が眺められました。
(写真:左) レストランもオーシャンビュー
(写真:右) 美しいビーチがずーーっと続いています
アカリゾートは、ホアヒンの中心から15分程度の位置です。 中心地から一歩離れると、驚くほど田舎風景になります。
アカリゾートの目の前では50匹位の牛が、道を行進している風景が見られました。 リゾートの周りには本当になんにもありません。 夕暮れ時にここに到着したのですが、その頃にはもう周辺には人も車も見かけず、完全な静寂に包まれていました。
プライベートプール付きヴィラは、落ち着きあるインテリアでまとめられています
(写真:左) プール広い!!
(写真:右) すっかり暗くなってしまいました
(写真:左) 2階は休憩ベットが
(写真:右) 休憩・・・・ 蛙の合唱が聞こえます
~中心地にも程近い新リゾート プラタクサ~
ホアヒンの中心地にも車で数分、海にも近いエリアに出来た新リゾート プタラクサ は、 白を貴重としたシンプル&モダンといった印象です。
入り口にはブランコがあり、敷地内は白い客室棟を芝生と池と緑で囲まれてとっても素敵な雰囲気です。
客室内やレストラン、スパルームの中は、木造のインテリアで飾られています。
ホアヒン中心はヒルトンやそソフィテルなど、大型のビルディングタイプのリゾートが多いですが、 このプタラクサではゆったりとした空間で静かに過ごせそうですね。
(写真:左) 美しい庭!
(写真:右) スタイリッシュモダンな客室
(写真:左) スパ設備も充実
(写真:右) レストランもおしゃれ☆
ホアヒンと言えば王族の避暑地、かつて王妃が愛したリゾートが街の一番中心に位置するソフィテルホアヒンです。
ソフィテルはコロニアル調のリゾートです。 皇居のような広々とした庭には、動物の形に美しくカットされた手入れの行き届いた植木が心を和ませてくれます。
ホアヒンの代名詞ともいえるこの老舗リゾートは、やはり絶大な人気を誇るらしく、リゾート内にもビーチにもたくさんの人で溢れていました。
ヒルトンの前のビーチにも、ソフィテルと同じくらいたくさんの人々で賑わっていました。 ホアヒンの海は、正直透明度は高くありませんがみんなかなり楽しんで水遊びしているみたいでした。
ホアヒンビーチの砂は真っ白とは言えずベージュ色で、特有のごつごつした岩がところどころに転がっています。 それはそれでとても趣があり、ホアヒンならではの海の光景だと思いました。
(写真:左) 豪華ヒルトン客室
(写真:右) 赤い屋根はソフィテル
(写真:左) ヒルトン新設のクラブフロア
(写真:右) ヒルトンのスパ とても優雅な空間
~私のお気に入り魅惑のオリエンタル アナンタラリゾート~
ホアヒンのリゾートの中で、最も個性的なリゾートがこのアナンタラだと思います。
このリゾートの夜の姿は、まるで古代遺跡に迷い込んでしまったかのような錯覚を覚える程の迫力があります。 熱帯植物の庭に、彫刻がなされた赤茶色の高い壁や、たいまつ、不気味 (といったら失礼ですが) に浮かび上がるモニュメントなどなど歩いているだけでドキドキしてきてしまいました!
しかし朝になると夜の姿が信じられない程、緑溢れるさわやかなリゾートへに見えてくるのが不思議です。
このリゾートの場合は、シービューにこだわる必要はあまりないかもしれません。
リゾート内の緑や池、モニュメント、レリーフを心ゆくまで楽しんで欲しいです。 スパもすごい迫力ですよ。 このリゾートに来たらスパは是非ご体験下さいね。
(写真:左) 迫力のスパルーム
(写真:右) 遺跡に迷い込んだような・・!!
※ 写真提供 ANANTARA Hua Hin
(写真:左) 客室も美しい・・・
(写真:右) 個性溢れ、幸せ溢れるリゾート
※ 写真提供 ANANTARA Hua Hin
~昼も夜もぶらぶら散歩できるホアヒンの街~
ホアヒン中心エリアにはのんびりとした町並みが広がります。
小道に入っても、こじんまりとしたコーヒーショップや、シーフード店、 ピザ屋、バーなどが建ち並び、観光客がぶらぶら散歩していました。 ホアヒンで一番おいしいと言われているのが、イカだそうです。 イカをはじめ、新鮮な魚、蟹、貝などがシーフード店にたくさん並べられていました。
(写真:左) フルーツですよ~
(写真:右) ホアヒンの夜はにぎやかで穏やか
ナイトマーケットは、かなり規模が大きくって驚きました。 週末平日関係なく、このマーケットは賑わっているのだそうです。
サンダルや置物もありますが、食べ物の屋台も多く、やっぱりシーフード意外にもタイラーメン屋、 お菓子屋、アイスクリーム屋・・・どれもとってもおいしそうでした。 バンコクやパタヤの中心とはまったく異なり、昼も夜も適度な賑わいで、 治安もよく安心してのんびり歩けるのがホアヒンの最大の魅力なのかもしれません。
海辺のレストランでは、ぼんやり海の向こうに浮かぶ緑の光が見えました。 イカ釣り漁船だそうです。 それを眺めて 「やっぱりホアヒンってイイナ~」 っとしみじみ思ってしまいました。
(写真:左) それ、一つ下さい
(写真:右) やっぱりホアヒンは取れたてシーフード
私は今回初ホアヒンでしたが、実際に行ってみて、ガイドブックでは知ることが出来なかったホアヒンの良さがたくさん見つかりました。 ホアヒン在住の方のお話にもありましたが、とにかく空気が美味しく、癒されますし、海も透明ではありませんが魅力的ですし、 街もほどよく賑わっていて是非みなさんにもお勧めしたいです。
リゾートはどこも個性が強いので、一緒に行く人や目的に合わせてじっくり決めて頂きたいです。