シベリア鉄道『オケアン号』に乗って極東を駆け抜ける | ロシアの旅行記

支店
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シベリア鉄道『オケアン号』に乗って極東を駆け抜ける

エリア
ハバロフスク
/ロシア
テーマ
鉄道旅行
時期
2018/5/6~2018/5/14
投稿日
2018/5/26
更新日
2020/4/3
投稿者
田中 雄介

ロシアと言えば世界一の距離を誇るシベリア鉄道を思い浮かべる方もいるのではないでしょうか。。。?

今回はハバロフスク→ウラジオストクの区間(約11時間)列車に揺られました。
地図上で見るとロシア全体のほんの一部にすぎない距離ですが、
列車に乗ると11時間という長距離!
日本ではもうほとんど姿を消してしまった寝台列車を極東ロシアでは4日のツアーから味わえます!

  • ハバロフスク駅からの乗り方1

    • オケアン号の始発駅 ハバロフスク駅

    • ハバロフスク駅の時刻表は電光掲示板に表示される

    • 出発のプラットホームを確認

    • ホームへ行くには歩道橋を渡らなければならない

    ハバロフスクの駅に着くとソ連時代からの立派な駅舎が出迎えてくれます!


    ①まずは駅舎の中に入り、自分が乗る列車の時刻をチェック!
    。。。と、ここで気を付けたいのが電光掲示板に表示されている時刻です!!
    2枚目の写真を見ると出発時間はどうやらお昼。。。?ではございません!!(`ヘ´)

    今回私は上から4番目の『オケアン6号』に乗車、
    出発時刻はモスクワ標準時で表示されているため、
    時差+7時間して実際には20:50出発になります。

    一番右上の現時刻もモスクワ標準時になっているのでご注意を!!

    ②出発時刻を確認したら隣に表示されている出発ホームを確認!
    (今回の場合は『2番線』ですね)

    ③2~4番線は一度駅舎を出て外から歩道橋を渡らなければなりません!(写真3、4枚目)

  • ハバロフスク駅からの乗り方2

    • 歩道橋の上からの絶景

    • 自分の降りるホームを確認

    • オケアン号には食堂車も完備

    • 各車両に1人ずつ車掌が付く

    ④歩道橋の途中からは、ここからしか望めないシベリア鉄道と夕日のコラボレーション☆彡

    どこか懐かしい雰囲気もありイチオシポイントです!

    自分の列車が出発するホームは上を見れば表示があるので、
    そこを降りて直接降りて下さい。
    改札はございませんのでご安心を!

    ⑤チケットを確認して自分の乗る車両の前に行きましょう。
    他の車両からの乗り降りは原則できません!
    車内には『Ресторан(食堂)』もあり、夕食はあえて買わずに乗るのもアリですね!

    ⑥出発の約30分前になると各車両に1人ずつ車掌さん(全員女性)が切符とパスポートの確認を行います。

  • オケアン号の車内での過ごし方1

    • 2等席の4人コンパートメント

    • 車内に設置されている湯沸かし器『サモワール』

    • トイレ兼洗面所は各車両の端に設置されている

    • 懐かしい夜行列車を想わせる廊下

    オケアン号(ハバロフスク⇔ウラジオストク)には1等車と2等車があり、今回は2等車の4人コンパートメントに乗車。

    車両は男性部屋女性部屋に分かれていますが、
    そのほかはランダムで4人1部屋になっています。

    私が入った部屋はゴリゴリのロシアの軍人さん3人と同じ部屋でした(ー_ー)

    1等車は2人部屋で部屋の中に洗面台も完備されていました!
    (ただし部屋にシャワーは付いていないので注意。。。)

    寝心地は2等車でもそれなりにふかふかの布団と枕があり、
    窮屈な感じは一切しませんでした!

    食堂車がありつつもカップ麺やパンを持ち込んでいる方もいて、
    車内には『Самовар(サモワール)』という給湯器が設置されていて、
    誰でも自由にお湯が使えるようになっています。
    (写真2枚目)

  • オケアン号の車内での過ごし方2

    • 新しい車両にはコンセントも通路についている

    • 大きな荷物は天井裏のスペースに

    • 日本ではあまり見なくなった食堂車

    • シベリア鉄道で食べるロシア料理は格別

    新しい車両の場合は通路に充電用のコンセントが完備されています。

    ただ数に限りがあるのでロシア人とケンカにならないように!

    大きな荷物はコンパートメント内の頭上に置くスペースがあります。(写真2枚目)

    発車後すぐに食堂車にも行けますが、すぐに満席になります。。。
    私もウォッカを飲むおじいちゃんと相席しました(^_^)

    英語のメニューはあるものの店員さんがロシア語しか通じないため、指差で注文します。

    私は夕食をとっていなかったので、ボルシチと極東サンドイッチ(イクラとチーズ)を注文。
    これで650P(約1,100円)は安いのでは。。。?

    おじいちゃんとウォッカを貰いながら楽しいひと時を過ごしました(^O^)


  • ウラジオストク駅に到着

    • 到着の前に簡単な朝食が出る

    • シベリア鉄道9288kmのモニュメント(今は少し短いらしい)

    • 車両を降りて階段を上がると客船の国際ターミナルが見える

    • 降りるときは改札もない

    オケアン号は途中10駅程止まりますが、

    ほとんど乗り降りはなく、多くの人がウラジオストクまで過ごします。

    ウラジオストク到着の1時間ほど前に軽食が配られます。
    ブリトーとパンケーキが2つずつ配られますが、
    軍人さんがブリトーを選び私は強制的にパンケーキ。。。

    午前8時半ごろ、シベリア鉄道の終着駅ウラジオストクに到着します。

    駅には『シベリア鉄道総距離9288km』のモニュメントがあります。
    月の外周とほとんど同じ長さってすごいですよね!
    今回一部ではありますが、シベリア鉄道に乗られて感動です!

    ウラジオストク駅に到着すると特にこちらも改札はなく、
    そのまま外に出られます。

    こんなに簡単にシベリア鉄道に乗られるなんて思いませんでした。
    是非弊社のフリープランを利用してシベリア鉄道を体験してみてください!!