今回はツアモツ諸島を代表する黒真珠の産地、マニヒ島へ行ってきました。 「ツア(=遠く離れた)モツ(=島々)」というタヒチ語ですが、その名の由来のとおりティケハウ島やランギロア島よりも遠く、国内線でパペーテからなんと2時間。 めいっぱい眠って辿り着いたそこは、流れる時間がゆったりとした人々の笑顔が眩しく優しい島でした。 現代の日本では忘れ去られたSLOW LIFE。 はっとさせられる何かがある、マニヒ。
マニヒ島への国内線は自由席なので早いもの勝ち。
左側のシートに座ると環礁を上空からバッチリ見られます!
みなさんボーディングが始まったら早く並んでくださいね。
今回はマニヒパールビーチリゾートに宿泊♪
マニヒに着いてまず何に一番驚いたかって・・・空港でしょう!
写真左は空港です。ご覧の通り、青空空港です。
これには本当に驚きました。
正直一体自分はどこへ来てしまったんだと思ったくらいです。
空港へはマニヒパールビーチリゾートのスタッフが迎えに来ておりますので、
お名前を確認して写真右のバギーに乗ります。
そう、これでリゾートへと向かうのです。
スーツケースは搭乗時にもらった荷物引換タグを
そのままスタッフに渡すと勝手にピックアップして別の車で運んでくれます。
いざ、身軽に身体ひとつでリゾートへ!!
空港を後にして今回宿泊のマニヒパールビーチリゾートへ出発!
なんてったってバギーだからホラ、空港も飛行機さえも丸見え。(写真左)
こんな道をひたすらバギーで向かいます。
運転はマニヒパールビーチリゾートのレセプションスタッフ。
ちょと~前見て運転して~~(写真中)
「ダイジョブダヨーブツカルモノガナイヨーー」 (注)とは言っていない。
(写真右)見てください。このだだっぴろい1本道。
すがすがしい気持ちよさが写真からも伝わるでしょうか?
おおよそバギーで5分ほどでリゾートに着きます。
ヤシのトンネルを抜けると・・・ひらける景色!
広がる青空!眩しいビーチ!!!
写真左:このヤシのトンネルがなんとも言えずイイカンジでした。
写真中:プールサイド
写真右:朝食&ディナーレストラン
2時間のフライトを終えたらもうおなかぺこぺこ。
澄んだ空気ときれいな青空、全面に輝く海を前に、食欲MAX。
写真左:リゾート中央にあるプールとその左にあるのがバー&レストラン。
ランチはここで食べます。
風が吹き抜けてとっても気持ちの良いランチです。
写真中:「まぐろづくし」
タルタル好きの私としてはやっぱり迷わずタルタルをチョイス。
タルタル、刺身、あぶり鮪(まわりの黒いのはゴマ)
ちゃんとわさびも乗ってて、しかも割り箸もありましたー!
写真右:「シーザーサラダ」
野菜が実らない環礁帯では生野菜はとっても高級&貴重品。
残さず食べましょう。
おなかが満たされたら次は何をして過ごそうか?
散策していると色々な施設が目に飛び込む。そして胸躍る。
写真左:ダイビングショップ、ブルーヌイ。リゾート桟橋から直接出発できます。
写真中:ビリヤード台もあるビジネスセンター
写真右:マニヒといえば黒真珠。もちろんあります、黒真珠屋さん。
ほかにもバレーボールコート、レンタサイクル、スパ等遊びに事欠かない!
マニヒパールビーチリゾートのお部屋は、
ビーチバンガロー4室、プレミアムビーチバンガロー14室、ビーチスイート1室、
水上バンガロー14室、プレミアム水上バンガロー5室。
水上バンガローとプレミアム水上の違いは、
プレミアム水上にはエアコン・バスローブがある。
そしてベッドはキングサイズベッド1台なのでツインには出来ません。
ツイン希望ならソファベッドを御利用戴きます。
水上バンガローにはエアコン・バスローブが無い。
でもツインベッドにすることは可能です!
全部屋バスタブはないです。
ちなみに今回泊まったのは水上バンガロー。
潮風が吹いているのでエアコン無くても全く問題なし。
ファンはついていますし、窓開ければ風が通り充分涼しいです。
バスローブはあってもなくても私は使わないので全く問題なし。
水上バンガローの周りは珊瑚・珊瑚・珊瑚。
写真見てわかりますでしょうか?
びっしりと珊瑚が生い茂っていますね。
魚もたくさんいるのでガラス床から魚が泳いでいる姿が見られます。
ちなみにこのガラス床は開きます。パンを魚にあげちゃってOK。
じゃじゃーーん、ということで室内をご紹介。
お部屋は50平米、広すぎず狭すぎず使い勝手のよいスペースです。
ベッドの横にソファ、そしてガラス床テーブル。
洗面台の前にもガラス床があります!(写真中)
うれしいなーと思ったのはベッドに蚊避けのネットがついていること。
天蓋じゃないですよーー!笑
水上バンガローには蚊はほとんどいないですけど、一応と思うと嬉しい。
ちょっと部屋で休んだら、早速あそびにでかけよう。
ちょうどこれからフィッシングへ行くというので釣り好きの私は喜んで乗り込む。
フィッシングといってもハンドラインフィッシングなので、
おもりとエサをつけたテグスを手に巻いてエサをつけて釣るスタイル。
アタリは手の感覚だけが頼りです。
写真中:ブツ切りにした魚の切り身で魚を釣る。
・・・複雑な心境ですね。魚を食べる魚。昨日の仲間は今日の飯。
写真右:「うお~~~釣れた~~~~」みたいな顔してますけど、
最後の釣り上げる瞬間だけを体験させてもらっただけです。
そう、まさかの事態。わたしだけが1匹も釣れなかったのだ。
でもみんな20分くらいで3~4匹は釣っていたので、普通は釣れるんだと思います。
多分私が珍しいんだと思います。
でもテグスを海に落とすとすぐにピクピク、手ごたえがあって面白いです!
なーぜか喰いつかずにエサだけとられて逃げられちゃうんですよねーー。
釣りが惨敗に終わった後は、気を取り直してサイクリングへ。
サンセットのベストタイム。
さて、リゾートを出て向かった先はどこでしょう?
はい、大正解。滑走路です。
マニヒは1日1便しか運航していないので、自分が乗ってきた飛行機が去った後は、
もう一切飛行機は離発着しないのです。
ということで、普通に滑走路に入って遊んだり、夜は星をみたり、
こうやって自転車で爆走したり、なんでもありなのです。
みなさん今までの人生で滑走路で遊んだ事はありますか?
ないですよね?わたしも人生で初めてでした。
というか、普通あり得ないですから。
これは間違いなくマニヒ島だからこそ出来る体験。
サンセットに向かって走る自転車。
めちゃくちゃ気持ちよかったです。
写真から青春、感じませんか?
おなかをすかして帰ってきた後はお待ちかねのディナー。
毎日日替わりのメニューとなり、4種の前菜、4種のメインから選ぶアラカルトなので、
レストランは1つしか無くても食事は飽きずに楽しめます。
どれも美味しかった~~~!!!
そして写真には写っていませんが、マニヒはパンが美味しい!
リゾートで毎日焼いているんだそうです。ディナーでパン3つも食べちゃって。。危険。
写真左:前菜は本日釣った魚と鮪のカルパッチョ。を、釣っていない私がオーダー。
そしてすみません、食べかけです。
写真中:子羊のリブ
写真右:きのこのリゾット
パールビーチリゾートといえば、マネア・スパ。
マネア・スパはオイルなどもオリジナルプロダクトを使って施術します。
黒真珠の産地らしく、パールを使った施術もあります。
スパルームは通常のビーチバンガローをまるごと1室スパとして使用。
1室しか無いのでスパを希望の場合はリゾート着後に滞在中の予約を入れてくださいね。
外のテラスにも施術ベッドが。
太陽の下で施術を受けるも、クーラーの効いた部屋で施術を受けるもあなた次第。
帰るときに気がつきましたが、青空空港のすぐ横に、こんな可愛らしい売店が。
私が腰掛けているのは、そう、空港のチェックインカウンター。
通常スーツケースをのせる場所ですね。
轟音とともに飛行機が到着~!
飛行機、近くないですか?!?!?!
昨日爆走した滑走路に、本日は飛行機が。変なかんじ。そしてやっぱり近い。
マニヒは一言で言ってしまえば田舎ですが、
観光地化されていない、古き良きタヒチの息吹を感じました。
自然も美しく、リゾートには必要なものが必要な分だけ揃い、
現代の日本では考えられないくらいゆっくりとしたスピードで時が流れています。
地球上にはこんなにやさしい穏やかな場所もあるんだなあ、
自身を省みずにはいられない、そう考えさせられた旅でした。
日本人の少ない静かな素朴なビーチを求める方にお勧めします!
ボラボラ島にも行きたい方は分泊アレンジがおすすめです!!