OUTDOOR DAYS in New Zealand | ニュージーランドの旅行記

支店
渋谷
福岡

OUTDOOR DAYS in New Zealand

エリア
ニュージーランド
/ニュージーランド
テーマ
エコツーリズム
時期
2011/11/07~2011/11/13
投稿日
2011/11/19
更新日
2017/10/6
投稿者
秋田健三郎、木下晃尚

「事実を事実のまま完全に再現することはいかにおもしろおかしい架空の物語を生みだすよりもはるかに困難である」 ~アーネスト・ヘミングウェイ~
この旅は事実であり、こんな旅行商品は実在する!(まもなく商品として発売します)
この旅の感動を読者に伝えたい一念止みがたいので、ヘミングウェイの言う「困難」にあえて挑戦するしかない・・・

思わず梶原一〇風に始めてしまった今回の旅日記、舞台はアウトドア天国、ニュージーランド。

南島クライストチャーチから陸路で北上。各地でサーフィン、ドルフィンスイム、アザラシウォッチング、シーカヤック、トレイルランニング、マウンテンバイクとアウトドアスポーツと風景を楽しみながらオークランドへ抜ける7日間の旅に行って来た。

視界一面緑が広がるなだらかな丘陵とその奥にそびえる雪山の美しさ。その中を走る爽快感と頬を撫でる風の清々しさ。至近距離で見る、あまりにも無防備なオットセイやイルカの愛苦しさ。3時間カヤックを必死で漕いでたとりついたホテル(カヤックでチェックイン!)で飲むビールの美味さ。くたくたになるまで遊んだ後に食す海の幸、グリーンマッスル(ムール貝)のこれまたハンパじゃない美味さ。マウンテンバイクで味わった、木々の間を駆け抜ける初体験のスリル。
こんな感覚的な魅力の数々を、僕のつたない文章とちっこい写真達でありのままにお伝えするのはどだい無理な話だが、頑張ってレポートしてみます。

貴方に少しでも、この特別な旅の魅力をお伝えできたら嬉しい。

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  • アウトドアのツアーブランドをつくろう!

    スポーツファクトリー所属のマネージャ2人は、近頃悩んでいた。
    ダイビングツアーブランドの「ダイブナビ」、サーフツアーブランドの「サーフトリップワールド」。スポーツファクトリーは大自然の中で楽しむスポーツを扱っているものの・・・偏っている・・・。マリンスポーツばっかりに・・・。
    水中や波だけに限定しないで、大自然の中で楽しめるスポーツ(アクティビティ)はなんでも楽しむツアーが作りたいなぁ・・・。よし、そんなドキドキ、ワクワクさせてくれるアウトドアの遊びを探しに行こう!
    さて、どこへ行こう?

    そんな折、ニュージーランド航空さんより耳寄り情報。
    「ニュージーランドはアウトドアスポーツのメッカだよ!だまされたと思って行ってきなよ!」
    かくして、目的地は決まった。

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    ニュージーランドへは、直行便のニュージーランド航空が◎。
    ボーイング777のエコノミー席は通常、1列3-4-3の座席数のところを贅沢に3-3-3の配置になっているため、シート間隔がゆったり。
    オススメはプレミアムエコノミー。リクライニング角度がエコノミーよりも50%深い上にフットレストもついていてよく眠る。食事もビジネスクラス並みでオススメ。


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    クライストチャーチに到着!
    出迎えてくれたのは、現地旅行会社「リアルニュージーランド」の人気ガイド、丸田憲司さん。笑顔が爽やかすぎる、ナイスガイ。

    ここでプロフィールをご紹介。
    1981年3月30日生。北海道札幌市出身
    開拓民、真のアウトドアマンだった祖父に憧れ、小さい頃から一通りのアウトドアをこなす。大学卒業後はアウトドアスポーツ登竜門、秀岳荘に勤務。北海道での生活より、さらに豊かな生活を求めた結果、ニュージーランドに行き着く。趣味はスノーボード、トレッキング、サーフィン、マウンテンバイク、ロードバイク、アウトリガーカヌー、楽しそうなものはだいたい大好き。

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    RAV4にトランクを積み込み、南島を北上するアウトドアサファリの旅が始まった。

    運転すること2時間、最初の目的地「カイコウラ」に到着!
    高台から、まさに「街を一望」できます。
    こんな街、住んでみたいなぁ・・・。


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    ホエール、オットセイ、ドルフィンウォッチングで有名なここカイコウラは、知る人ぞ知る良質なサーフポイントがあるんです。
    さっそくサーファーの木下がライド!

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    雪山をバックのサーフィン、どうですか!
    こんなロケーション、贅沢でしょ?

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    思う存分波乗りしたら、本日の宿へ。
    カイコウラはモーテルが基本。どこも清潔で広い。
    ちなみにニュージーランドはキャンピングカーでの旅行も人気。駐車場に並んでました。

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    翌朝、5時!集合でドルフィンオォッチングへ。
    レクチャールームで注意点やルールを確認し、ボートへ乗船。
    11月はまだ肌寒いけど、ウェットスーツは5mmのツーピースなのであったか。

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    ここで遊んでくれるイルカは、「ダスキードルフィン」という種類。好奇心が強いので、人間の周りをぐるぐると。たくさんかまってくれます。
    サイズも小さめなので、ジャンプも高い!一回転ジャンプもビシバシ決める!

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    ドルフィンスイムに満足したら、船上からオットセイ(ニュージーランド・ファーシール)ウォッチもできます。
    船がアザラシのコロニーに寄ってくれるので、近くから眺めることができます。
    この時点では、この程度で満足していたが、アザラシに関しては後ほど驚きの連続に・・・。

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    下船したら、朝ゴハン。冷えた体を温めるならやっぱりこれ!「シーフードチャウダー」。カイコウラでは、たいていのレストランのメニューに載っている様です。この濃厚さと独特の塩気がたまらないんだよなぁ・・・。スープだけで一食のゴハンになる、を実感しました。
    カフェの前でタバコをふかしていたら、MOTO GUZZIにまたがったナイスミドルが現れ、つい声をかけた。「どこから来たんですか?」「ウェリントンからクック海峡を超えてツーリングさ」 う~ん、憧れるなぁ。

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    朝食後は海沿いを散歩。
    あれあれ、さっき船上から見たオットセイが、駐車場のすぐそばで寝てるでないの!しかもめっちゃ近寄れる・・・。でもあまり近寄ると、噛み付かんばかりに吼えられます。

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    観光客が集まって、しきりに写真を撮っている様子。
    近寄ると・・・クレイフィッシュ。イセエビの仲間だ。
    この街の名前、カイコウラはマオリ語のカイ(食べる) と コウラ(クレイフィッシュ)の組み合わせで出来ているそうだ。

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    さて、カイコウラは半島の海岸線に沿って切り立った崖をなしており、その上が大地になっている。そこにぐるっと散歩道が伸びている。ここでトレイルランニングに挑戦!
    これ、めっちゃ気持ち良いですよ!!見渡す限りの草原と、その先にそびえる雪山。空は真っ青。人工物が目に入りません。

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    なんという爽快感!
    この体験だけで、ニュージーランドへ行く価値がありますよ、ホント!

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    さあ、午後はシーカヤックに挑戦。
    簡単なレクチャーを受け、2人乗りカヤックで沖に出ると・・・。またいました、オットセイ君。片手(ヒレ)だけ水面から出して、動かない・・・。ナニしてるんだ?寝てる?まったくナゾの生き物である。
    そして、写真には収められなかったのだが、オットセイの食事シーンにも遭遇した。巨大タコを咥えてブンブン振り回し、ちぎってムシャムシャ。アザラシってタコ食うんだー。へー。

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    本日の〆に、丸田さんがガイドブックに載っていない「マル秘ポイント」へ連れて行ってくれた。
    道路脇に車を止め、森の中へ続く小道を進むと・・・。
    あっ!川原にオットセイの子供達が!え、どういうこと!?ここ川ですよ。しかも日本の山間に流れている様な、岩ゴツゴツの細い川。
    「なぜか子供達だけ、この川に海から遡ってくるんですよ」と丸田さん。
    ふぇ~。オットセイの幼稚園というところでしょうか?子供達なので近寄ってもコワくありません。子犬の様な表情で近寄ってきます。
    ちなみに人間が管理している公園内ではありません。森を分け入ったフツーの小川にフツーにいるオットセイ・・・。ニュージーランドの自然は、奥が深い・・・。

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    滝つぼに、オットセイ・・・・。なんかヘンじゃないですか?

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    いやーしかし今日はよく遊んだなぁ!くたくただけど、腹ペコです。
    空腹に沁み入るビールにナチョス。そして・・・ニュージーランド名産、グリーンマッスル(ムール貝)。肉厚で身が大きなマッスルを、ココナッツミルクの入った濃厚スープで味付けした逸品。プリプリの食感とスープのコクが絶妙のコンビネーション!ハマる美味さです。日本でもこれ、食べたいなぁ!

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    そして我々は、次なる目的地ピクトンへ。カイコウラから2時間程度のドライブで到着。
    ここピクトンは、人口4,000人の小さな港町。クック海峡を超えてウェリントンへ向かうフェリーの発着地。
    周辺一帯はマールボロ・サウンズ海洋公園に指定されていて、数多くの入り江や島々が点在しているが、街はその入り江のひとつ、クィーンシャーロット・サウンドの奥に位置している。だからここの海はまるで湖のように穏やか。入り江は入り組んでいる為、沖合いに浮かぶ島の様に見える陸地には、陸路でも行けるしカヤックで海を渡っても行ける。その為、ここピクトンはシーカヤック、マウンテンバイク、トレッキングのメッカになっている。

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    我々はここでもシーカヤックに挑戦。
    今回は、ただ楽しむだけではない。海峡を超え、沖合いの入り江にあるホテルへカヤックでチェックインするのだ!
    陽気なカヤックガイドさんがブリーフィング。「あそこのビーチまで漕いで、ランチ休憩。そして、海峡を超えてあのホテルまで行くよ~。所用4時間。今日は風が強めだから皆頑張って!」
    何か白波が立ってるけど、あの海峡は超えられるのだろうか?途中で力尽きないのか!?
    ちなみに、荷物は陸路でホテルまで運んでくれます。

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    まずは対岸のビーチまでのんびり1時間パドリング。 ここでランチ休憩していたら、マウンテンバイクに乗ったおじいさん2人組が颯爽と登場。バイクウェアもキマってます。
    ランチ後は、ホテルに向けてパドリング開始!

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    はぁ、はぁ。
    風が強くて、うねりが入ってきている中のパドリングはけっこうキツい。沈(チン)しない様に、全身でバランスをとって進む!
    途中、またもオットセイに遭遇したりしながら、必死に漕ぐこと3時間!
    おや・・・前方のビーチにホテルらしき建物が・・・。
    つ、着いた~!なんだかスゴい達成感!

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    このリゾートの名前はLochmara Lodge(ロックマラ ロッジ)。個性的なホテルですよ。
    建物はビーチ前にこぢんまりと固まっているが、その後ろに広がる裏山もリゾートの敷地であり相当な広さ。そこには、このリゾートに泊まりながら創作活動をする芸術家たちの造った作品が点在している。散歩をすると面白い。たくさんの芸術作品を鑑賞することができる。

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    全部を見て回ると、1時間は必要なほど、見ごたえあり!
    途中、野ブタが登場。野ブタって初めて見た・・・。

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    ここの食事もレベル高し!
    というか、4時間もパドリングをしたあとは何を食べてもウマく感じるのかもしれませんが・・・。
    そしてここでも、グリーンマッスルは激ウマであった。

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    看板娘の注ぐビールもまたウマし。
    彼女の口癖は、「Sounds good!」
    ちょっと幸せな気分になれるので話しかけてみてください。

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    翌朝、ボートにてリゾートを後に。 また来るよー。
    再びピクトンへ。港前のカフェで朝ごはん。
    ここでも、シーフードチャウダー。こればっかり。

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    そして、ネルソンへ向け出発。
    クラシックカーに乗る初老のご夫婦がいた。みんな、人生を豊かに楽しんでいるなぁ~。
    このマールボロ地方はワインの産地でも有名。せっかくなのでランチは、ワイナリーでとることに。
    天気が良いので、広大なブドウ畑を眺めながら外で食べることに。
    白ワインに合わせてオーダーしたのはもちろん、シーフードチャウダー + マッスル(笑)。
    もちろん、メニューは他にもあるので誤解無きよう。あくまで私の好みです。

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    ネルソンで丸田さんとお別れして、空路北島のオークランドへ。1時間ちょっとのフライトです。
    オークランドでは、レンタカーで手軽に行けるサーフポイントを視察。写真は、オークランド市内から車で40分の、「ムリワイビーチ」。
    初心者にも優しいサイズの波でした。このほかに、「ピハビーチ」、「ラグラン」など有名なサーフポイントも多数あるんです。

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    そしてムリワイビーチに近い「ウッドヒル」のマウンテンバイク場がオススメ、と丸田さんから聞いていたので行ってみた。
    マウンテンバイクは勝手に山を走るんじゃなくって、ちゃんとゲレンデ(?)があるのね。初めて知りました。
    当日は土曜日だったので、オークランドっ子たちもたくさん遊びに来てました。
    右上の人、見てください。赤ちゃん背負ってやるの?ホントに?危なくないんだろうか??

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    木々の間をすり抜ける為、体感速度はかなりのもの。特に下り斜面はスリリング!集中してないと、木の根に引っ掛けて転倒しそうだ。
    シーソーの様な仕掛けもあって、なかなか難しい!

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    こんなジャンプ台もあった。特大ジャンプをキメたり、特大土管を登ったり・・・。
    ちなみに、駐車場に停まっている車にはどれも、右上写真の様なマウンテンバイクキャリアーが付いていた。
    オークランドではマウンテンバイクが、週末レジャーとして広く楽しまれている。

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    今回の旅は、これまで。
    最高にすがすがしく、ドキドキワクワクした7日間だった。
    自然の中で体を動かすことが、こんなにも気持ちの良いものだとは・・・。
    遊び心を満たし、大自然を五感で感じる旅。大げさではなく、一生忘れられない思い出になるだろう。

    僕達は絶対またニュージーランドに来よう、と誓った。今度はネルソンにステイして、エイベルタズマン国立公園で遊ぼうか、いやほかにも魅力的なルートがたくさん組めそうだ。

    今回の旅で僕らが目覚めさせてしまった「遊び心」は、いっそう激しく動き始めるのだった。

    エピソードⅡへつづく・・・。(公開時期未定)