私がダニーデン旅行で一番楽しみにしていたのが、イエローアイドペンギンに会うこと!! イエローアイドペンギンは、黄色い目をしたペンギン。ニュージーランドにしか棲息しておらず、絶滅危惧種に指定されている貴重なペンギンです。 ダニーデンの街の近郊にあるオタゴ半島には、にはイエローアイドペンギンの特別保護地域があり、野生のイエローアイドペンギンに会うことが出来ます。 その他にも、オタゴ半島にはアルバトロス(アホウドリ)、オットセイ、トドなどの野生動物が棲息しており、動物好きな人にはたまらない場所になっています。 今回は、①モナークワイルドライフクルーズへ参加、②アルバトロスセンター訪問、③ペンギンコロニー訪問、で、野生動物をたくさん見てきました。
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観測へ行く前に、ちょとサンドフライベイへ立ち寄り。ツアーでも天候が良く時間がある場合は立ち寄ってくれることがあるそうです。海岸まで歩いていくことも出来ますが、1時間以上かかって大変なので、上から双眼鏡で眺めます。この日は4匹のトドがいました。
ここには羊もたくさんいます。牧場+海+海岸の貴重なコラボレーション風景です。
写真中央:春なので子羊がいました。羊は警戒心が強いので、近づくとスタスタ逃げてしまいます・・・。
写真右:仕方ないので、遠くから羊と2ショット。拡大すると、羊はバッチこちらを向いています(笑)
モナークワイルドライフクルーズはオタゴ半島のウェラーズロックから出ている約1時間のクルーズで、海にいる野生動物を観測することが出来ます。
小回りの効く、中くらいの船です。約1時間のクルーズなので大丈夫だと思いますが、海が荒れていたら揺れるかもしれないので、船が苦手な方は酔い止めを飲んでおきましょう。
レインコート兼防寒具、双眼鏡は貸出ししてくれます。
オタゴ半島は海からの風が直接吹き込むので、ダニーデンの街よりもぐんと寒くなります。この日は、カーディガン+パーカー+ダウンジャケット+貸してくれた防寒具、という服装でした。
写真左:アルバトロスがいました。羽を広げると約3Mもある大きな鳥で、グライダーのように羽を広げたまま、すーっとかっこよく飛びます。
写真右:オトセイ達です。双眼鏡で岩場を見るとたくさんのオットセイが寝たり、遊んだりしているのが見えます。
オタゴ半島の先端にあるタイアロア岬にはアロバトロスセンター、その手前に野生動物の棲む海岸があります。
海岸では、運が良ければ、間近にオットセイを見る事が出来ます。
この日は残念ながら、立ち入り可能なエリア内にオットセイはいませんでしたが、向こうの方の立ち入り不可エリアの方にはオットセイが3、4匹寝ていました(写真右)。
でも、幸運なことに、巣で寝ているブルーペンギンを発見!!静かに穴の中に入っている小さな姿が可愛い。
アルバトロスも絶滅危惧種に指定されている貴重な鳥です。ロイヤルアロバトロスセンターでは、アルバトロスの生態や他の野生動物の生態が分かりやすく展示説明しされています。羽毛でむくむくのアルバトロスの雛の写真は可愛いですよ。
センターの近くにはコロニーがあり、9~11月の繁殖期以外は、コロニー付近を見学することも出来ます。
アロバトロス自体はセンターの外からも1年中見れます。
さて、夕方になり、いよいよ本日のメインイベント、イエローアイドペンギンコロニーへ。
イエローアイドペンギンコロニーでは昼間も見学ツアーが行われていますが、イエローアイドペンギンは夕暮れ時にコロニーへ帰ってくるので、夕方がベスト。
17:45出発。まずはイエローペンギンについてレクチャーしてくれます。
イエローアイドペンギンは黄色い目が特徴で、慎重は67~75cmと、ペンギンの中では3番目に大きいそうです。体重は5~6kg。
単独で海へ漁に行き、夕方帰宅します。
海沿いの森がペンギン達の住処ですが、牧草地を作るために人によって森を伐採され、住む場所がなくなってしまいました。今は4000~5000羽しかおらず、世界でも珍しいペンギンになっています。
※防寒具の貸出はありますが、暖かく動きやすい服装で参加して下さい。
※双眼鏡の貸出はありません。是非ご自身でお持ち下さい!もちろん肉眼でも見れますが、双眼鏡があればペンギンの表情や動きが詳しく分かって面白いです。
※写真撮影はOKですが、フラッシュは禁止です!
写真左:ペンギンの病院です。足をけがしたようで、痛々しかったです・・・。
写真中央:この海から1日の仕事を終えたペンギンが帰ってきます。
写真右:ペンギンコロニー。広いです。見学通路は半地下に隠されています。
保護区内の小道を歩いていると、いきなり2羽のペンギンと遭遇(写真左、中央)
逃げないように声をひそめて近づきます・・・。こんなに近くで見れるなんて感激。
イエローアイドペンギンは大きいですしあまり動かず、なんとなく人間みたい。マイペースな雰囲気に心が和みます。
この2羽はカップルだそうです。1羽は羽にこのコロニーで生まれたことをあらわすタグがついているが、もう1羽はついていないので他の場所から来たペンギンとのこと。遠距離恋愛カップルのようです。
右の写真のペンギンは、以前このコロニーのペンギン病院に入院していたそうです。治って良かったですね。
海から帰ってきたペンギンを見に、平地にあるコロニーの方へ移動します。
半地下にトンネルのような通路があり、ペンギンから見えないように草でカモフラージュされています。何本か通路があるので、ペンギンに合わせて通路を移動していきます。
イエローアイドペンギンは単独行動なので、1羽ずつ海から帰ってきます。
海から帰ってきたペンギンは、疲れていたり体が冷えていたりするので、しばらくは海辺でじっと休憩しています。
ひとりで1日中海で漁をしてきて、そしてちゃんと帰ってくるなんて、ペンギンにしたら当たり前なんでしょうが、あんな小さな体で凄いですね・・・。
他にも1~2羽、海から帰ってきたところを見れました。
こちらは巣にいるイエローアイドペンギン。
この日は合計7羽のイエローアイドペンギンを見ることが出来ました。大体このくらいが平均的な数のようです。全く見れない日はほぼないそうですが、野生動物ですし、1羽ずつ行動するペンギンなので 、何羽くらい見れるかはその時によって変わります。
見学時間は大体1~1時間半くらいでした。丘にある小道を下りたり、階段状の小道もあるので、ペンギンに夢中になって動いていたらちょっと疲れました。
イエローアイドペンギンは本当に表情や動きが愛らしい。その貴重な姿や生活風景が見れて大満足でした。