私は、今回のマブール島ダイビング旅行で100本記念ダイビングを迎えることができました。
実は、この100本のうち、半分以上がマレーシアのセレベス海でのダイビングです。マレーシアのきれいな海で潜り続けたからこそ、継続してダイビングを楽しめたと思っています。マレーシアの自然に感謝!
今回私たちが泊まったのはボルネオダイバーズマブールリゾート。リゾートに着き、桟橋を渡って庭に入ると、ハイビスカスなどの南国系の草木がお出迎え。美しい花々がリゾート気分を盛り上げてくれます。
今回の旅では、リゾートがあるマブール島の他、カパライ島とシパダン島の周辺でダイビングを楽しみました。シパダンダイビングでの楽しみの一つが早朝ダイビングで見られるカンブリブダイの大行列。しかし、このリゾートでは早朝ダイビングは基本的には行われていません。残念、とあきらめていたのですが、お昼頃のダイビングでちょうど集団でお食事中のカンムリブダイの群れに出会うことができました。
もう一つのお楽しみはバラクーダ。今回の旅ではなかなか大きな群れに出会えなかったのですが、こちらもあきらめかけた頃に出会うことができました。一度はバラクーダトルネードの中央に巻き込まれてみたい!と願っているのですが、今回もそっと外側から見守りました。
その他にも、初めてウミテングに出会えたり、水深20m付近のあちこちでアケボノハゼを撮影したり、様々な南の島の生きものを観察することができました。
今回の旅では、ウミガメの放流にも参加することができました。今年はこのリゾート近くにウミガメが産卵し、その卵がちょうど孵化する時期に当たったのです。
ウミガメの放流は、私にとって初めての経験。小さなウミガメの赤ちゃんが一生懸命海に向かい歩く姿に、おもわず「がんばれー!」と応援したくなります。砂浜ではよちよち歩きで心配したカメも、海に入れば元気を取り戻して沖へ向かうことも多く、ほっとしました。
とはいえ、実際には多くの赤ちゃんガメが他の生物に食べられてしまいます。マブール島やシパダン島で出会った大きなカメたちも、最初は小さな赤ちゃんガメで、様々な危険を乗り越えて大きくなったのですね。