メキシコ名物「死者の日」【最新情報 in オアハカ 2021】 | メキシコの旅行記

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メキシコ名物「死者の日」【最新情報 in オアハカ 2021】

エリア
オアハカ
/メキシコ
テーマ
現地情報
時期
20201031~20211102
投稿日
2021/11/03
更新日
2021/11/15
投稿者
杉浦 悠斗

HOLA(オラ)!!!
メキシコから2021年の「死者の日」最新情報をお届けします!
皆さん「死者の日」ってご存知ですか?
日本では馴染みのない「死者の日」ですが
メキシコでは最も重要な伝統風習のひとつとされ
「Dia de los Muertos」と呼ばれています。
近年ではディズニー映画「リメンバーミー」の題材となったことで
世界中から注目を集めています。
メキシコ全土で行われる行事ではありますが、
特に有名なのがパツアクロ湖のハニッツィオ島とオアハカ。
今回は観光客に最も人気のあるオアハカから
「死者の日」を徹底解説します!!

  • 「死者の日」って何なの??

    • アメリカ在住のご夫婦。カタリーナメイクが素敵です。

    • オアハカ市内の小学校に設置されたアルタール。

    • Ocotlan村で見つけたアルタール。

    • オアハカ街歩き中に見つけた素敵なパペルピカド&カラベラ。

    「死者の日」とは亡くなった故人を偲び、
    家族や友人が集まり思いを馳せ語り合うことをメインとしています。

    11月1日から11月2日の2日間にわたって行われ、
    11月1日には子供の魂が、11月2日には大人の魂が戻る日とされており、
    1日は子供が好きなチョコレートなどのお菓子が、
    2日にはメスカル(お酒)などが供えられます。

    日本の「お盆」に共通する部分も多いのですが、
    メキシコでは街中に華やかな装飾が施されます。
    またストリートには屋台が立ち並び
    世界中からたくさんの観光客が死者の日を目当てに訪れます。

    死者の日は死を嘆き悲しむのではなく、
    明るく楽しく、死者とともに楽しむというコンセプトが
    いかにもメキシコらしいですね!!

  • 「死者の日」に向けての準備編

    • オアハカの空を彩るパペルピカド。

    • 可愛らしいカラベラとマリーゴールドのデコレーション。

    • マリーゴールドの花のフラワーアート。

    • カタリーナメイクをした家族。

    「死者の日」が近づくと街中で準備が進み華やかな雰囲気になります。

    死者の日に欠かせないのが下記の3つです。

    ①Papel Picado (パペル ピカド)
    ⇒死者の日デザインの切り絵のこと。空を彩ります。
    ②カラベラ
    ⇒ガイコツの装飾。街中にたくさん出没します。
    ③Cenpasuchil (センパスチル)
    ⇒マリーゴールドの花。強い太陽を象徴しています。

    オアハカの街を実際に歩いてみると
    1週間ほど前から一気に町がオレンジのマリーゴールドと
    色鮮やかなパペルピカド、
    可愛らしいガイコツで埋め尽くされていきます。

    また多くの人が家の中にアルタールという祭壇を作ります。
    アルタールには故人が好きだったものが並べられ、
    その家族、友人が集まり故人を思い集います。

    また10月31日から11月2日には
    カタリーナメイクと呼ばれる死者の日特有の化粧を
    男女関係なくするのが死者の日の特徴です。

  • いざ!「死者の日」当日編

    • 朝からカタリーナメイクで準備万端の女の子。

    • ひと、ヒト、人!!たくさんの人で賑わいます!

    • 写真撮影で大人気のカップル。気合が違います。

    • 各お店でもデコレーションに力を入れます。

    今年の「死者の日」のイベントが集中していたのは
    10月31日のハロウィーンから11月2日までの3日間でした。

    この3日間は各レストランやバー、ナイトクラブを中心に
    数多くのイベントが催されます。

    昨年はコロナウィルスの影響で全くイベントがなかったようですが、
    今年はパレードなどの大掛かりなものは無かったものの、
    近隣の村などでは期間を縮小して開催されるなど
    徐々にコロナ前の生活に戻りつつあるようです。

    「死者の日」は世界中からたくさんの観光客が訪れるため
    この3日間ばかりはものすごい人の数・・・
    こんなに多くの人を見たのはいつ振りだろうと考えてしまいました。

    「死者の日」に合わせてカタリーナメイクと呼ばれる
    死者の日にちなんだ特殊なメイクをした人がたくさん現れます。
    死者の日とハロウィーンがごちゃ混ぜになっている人も
    たくさんいて見ているだけで楽しかったです!

  • まるで絵画の世界!美しいお墓

    • カラフルで有名なSan Antonino村のCementerio.

    • 家族みんなでデコレーション。中には8時間以上かけている人も。

    • 芸術家の彼。お墓のデコレーションもすごく凝っています。

    • 亡くなったお父さんは35年間仕事でパンを焼いていたそう。

    私が個人的に最も感動した経験が
    「死者の日」のために装飾が施されたCementerio(墓地)を訪れること。

    メキシコの人たちは死者の日に向けてたくさんの花や
    故人が好きだったものをお供えしてお墓を彩ります。

    そこに家族や友人が集まって語り合ったり、
    食事やお酒を飲んで故人の話をして思い偲びます。

    日本人の感覚で言うとお墓に観光に行くというと
    「なんて罰当たりな!」という感覚を持つかと思いますが、
    メキシコではカラフルに彩られたお墓は観光地としての要素もあるようです。

    私も最初は遠慮がちにしていたのですが、
    珍しいアジア人ということもありたくさんの家族から
    宴会に招待されたり「うちのお墓の写真を撮りなさい」と
    案内してもらったりとすごく貴重な経験ができました。

    故人のお墓の写真を撮る前は
    許可を得るなど最低限のマナーを守りつつ
    是非Cementeruioにも訪れていただきたいです。

    お墓の数だけ亡くなった人がいて、
    亡くなった人にはたくさんの家族がいて
    みんなそれぞれのストーリーを持っているんだよな・・・
    と当たり前のことながらそんなことを考えていました。

  • 必ず食べたい?!オアハカ料理

    • オアハカ名物トラユーダ。トルティーヤのピザみたい。

    • みんな大好きケシージョ。毛糸みたいに丸まってます。

    • 死者の日に食べられるパンデムエルトス。

    • 昆虫食チャプリネス。意外と食べやすい。

    をするうえで食事は重要ですよね。

    メキシコ料理と聞けば美味しい
    イメージを持っている人が多いのではないでしょうか?

    そんな食事がおいしいメキシコの中でも
    特に美食の町として知られているのがオアハカ州なのです!!

    そんな中でも今回は限られた予算の中でも食べられた
    私のオアハカB級グルメを紹介します!!
    (本当は素敵なレストランで食事したかったのですが予算の関係で断念・・・泣)

    ①オアハカ名物「Tlayuda」
    オアハカバージョンのピザと言えば伝わるでしょうか?
    オアハカ名物のチーズ「ケシージョ」や
    フリホレスと呼ばれる豆のペースト、
    トマトやレタスなどの野菜の上に
    燻製肉などが盛り付けられます。

    ②さけるチーズ「ケシージョ」
    個人的にイチオシなケシージョは
    ミルクの味が濃厚で塩味の効いたさけるチーズ。
    オアハカの人はどんな料理にも入れるのではないかと思うほど
    ケシージョが大好き!!
    そのまま食べればお酒のつまみ、
    料理に加えれば味のアクセントとなり最高です。

    ③昆虫食「チャプリネス」
    嫌いな方ごめんなさい、バッタですね。笑
    他にもオアハカでは芋虫も食べるようです。
    味付けは塩とレモン、チリパウダーやガーリックが利用され、
    料理に加えることもあればそのままおつまみとして食べることもあります。
    全然クセもなく美味しかったですよ!

    ④パンデムエルトス
    「死者の日」ホットチョコレートと一緒に食べられるパンです。
    ほんのり甘いパンにシンプルな飾りつけがされており、
    ホットチョコレートに浸しながら食べます。
    地元のメルカドに行くと多くのメキシコ人が注文していて
    実際に頼んでみると素朴ながら間違いない美味しさでした。
    200円ほどと安いのもバックパッカーには嬉しいです。

  • 「死者の日」に是非メキシコへ!!

    • Etla村のデコレーション。2022年の死者の日も楽しみです!

    • オアハカの街並みは本当に美しいです・・・。

    • カラフルでかわいく食べれちゃう死者の日スイーツ。

    • かわいいカラベラとマリーゴールドの花。

    「死者の日」の紹介いかがでしたでしょうか?


    今回初めてオアハカに3週間滞在して
    「死者の日」の前後を含め変わっていく様子を見ることができました。

    やっぱり「死者の日」の美しい街並み、
    そしてメキシコの素敵な文化を日本のお客様に知ってほしい!
    そんなことを感じました。

    カラフルで、可愛くて、美味しくて文化も学べる街。
    きっと2022年はコロナも収まり
    久しぶりに100%の「死者の日」を迎えられるのではないでしょうか?

    エスティーワールド、並びにメキシコの現地支店では
    是非お客様を「死者の日」にご案内したいと考えています!

    アフターコロナの海外旅行には是非「メキシコ」をご検討ください!!!

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