南の楽園で宇宙の演出を体験! | モルディブの旅行記

支店
渋谷
福岡

南の楽園で宇宙の演出を体験!

エリア
北マーレ環礁
/モルディブ
テーマ
現地情報
時期
2010/1/14~2010/1/14
投稿日
2010/2/10
更新日
2017/10/6
投稿者
SATO様

2010年1月15日、アフリカ・ケニアからインド洋、インド南部そしてミャンマーにかけて金環日食がありました。日食の中心点はインド洋上ですがその場所に最も近いモルディブ共和国の「バンドス・アイランド・リゾート」で金環日食を観測しましたのでご紹介いたします。
なお、今回の日食は約11分にも及ぶ長い時間です。今後このような長時間の天文現象は、これから先、1000年以上起こらないと言われている貴重な金環日食です。観賞場所は真っ青な海とサンゴに囲まれヤシの木で覆われた高級リゾート。

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日数:5日間  
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  • 到着後に満天の星の中で星座散歩

    モルディブ国際空港に着くと地元の係員が私たちをボート乗り場へ。
    「バンドス・アイランド・リゾート」へは夜10時に到着。フロント・ロビーでチェックイン後、可愛い魚のキーホルダーの部屋のカギを渡され各自の部屋へ…。でもせっかく赤道直下のモルディブに来たのですから、すぐ近くの海岸に直行です。天頂には巨大なオリオン座(モルディブでは天頂に見えます!)が私たちを迎えてくれました。モルディブはこの時期乾季になります。透明度は大変良く、大犬座のシリウスの輝きは絶品でした。シリウスには「焼き焦がすもの」という意味があるそうで、初めてその意味がはっきり理解できる星との出会いでした。
    満点の星々に圧倒されつつ、明け方まで南十字星などを見ていると既に東の地平線(水平線)が薄明るくなり始めました。異国での日の出シーンに感動。

    <写真左>お洒落な魚の部屋のカギです。
    <写真中央>南十字星を観賞後のモルディブの夜明け。
    <写真右>一度は滞在したい水上コテージ。

  • 記念すべき特別な太陽!

    あと数時間後、この太陽が月に隠されます。そう考えるとこの「日の出」が荘厳にすら感じられ、砂浜に居る私たちが宇宙の入り口に立っているような不思議な気がしました。
    太陽の光で刻々と変わる風景! 茜色から淡いブルーへ周りの風景はグラデーションになって変化していきます。
    マリン施設やレジャー用品も充実していて、サーフボードもさりげなく積んでありいつでもお客さんが使える状態になっていました。
    一度、とんがり帽子の部屋に戻りこれからの金環日食にそなえ少し休憩を取ります。

    <写真左>どこまでも続く極上のビーチ。
    <写真中央>マリンスポーツに必須のサーフボード。
    <写真右>とんがり帽子のコテージです。


  • 自然満喫の観測場所

    午前10時、フロントに集まって金環日食の観賞場所がある大きなテラスへ。この場所は海に張り出していて足元の下は海です。綺麗な魚やサンゴをま近に見ることができます。
    もちろん、天空も邪魔をするものはありません。
    日中の太陽の光はとても強烈ですから、退避所(?)として日本でいう大形の「あずまや」がありそこはドリンク・バーや軽食が取れます。日食観測に最適な場所の設定に感心しました。
    日食の直前に、日本天文学会会員の方より日食レクチャーがありツアー会社より旅行案内と共に事前に郵送された、日食専用のフィルター取り付けなどのアドバイスがありました。

    <写真左>プロの観測者も使う減光フィルターセットがツアー客にサービス!!
    <写真中央>金環日食観賞場所です(強烈な光であずまやに思わず避難)
    <写真右>予定時刻になると、太陽が欠け始めました。

  • いよいよ世紀の大金環日食の始まり

    10時過ぎから欠け始めた太陽は、12時20分頃になるとリングの太陽になります。
    日食メガネやカメラを使っての準備に余念がありません。それまで、丸かった太陽が少しずつ月に覆われていく太陽の様子がとても不思議です。
    スタッフが用意した「日食こもれび板」では、ピンホールの原理で三日月のような光点が「MALDIVES」の文字がはっきり映し出されます。STW ツアー客の皆さんが写メやコンパクトカメラで記念撮影をしていました。

    <写真左>日食こもれび板の取り付け風景(イスを工夫して利用します)
    <写真中央>「こもれび板」のポンホール「MALDIVES」の欠けた太陽の文字。
    <写真右>順調に太陽が欠けていきます、楽しみです!

  • それまで無かった雲の塊りがぁ・・・

    観測するための場所は、テーブルやイスがあり、足元も砂まみれになることもありません。
    とても快適な環境で日食観賞が行えます。
    時は順調に流れ、昼の12時を過ぎた頃、天空の遠くにひとかたまりの雲が見え始めました。「そんなことはないだろう」まだ時間はあることだし。何か嫌な空気がただよい始めました。日食ツアーの皆さんもその雲が気がかりです。なにしろ、09年7月上海日食のトラウマがあります。そんな中、場の雰囲気を一変させたのは、金環日食をイメージしたカクテルが STW のお客さんにサービスされたのです。晴れることを願って皆んなでカクテル乾杯!
    この日、限定のオリジナル・カクテルです。カクテルグラスを片手に「まあ、自然現象だから…、しかたないか」的な空気。少し、心の余裕ができたのが印象的でした。

    <写真左>金環日食をイメージした STW オリジナル・カクテル(1)
    <写真中央>カッコイイ店員さんのスマイル!
    <写真右>金環日食をイメージした STW オリジナル・カクテル(2)

  • 12時25分、最大食の時間に!

    観賞場所のデッキから遠くの水平線を見渡すと、太陽の光で青く綺麗な海が見えます。インドから来た大型客船も沖に停泊し金環日食を観賞しているようです。
    しかし、何故かこの場所だけが、時を合わせたかのようにスッポリと雲に覆われてしまいました。12時22分からリング状の太陽になるはずです!でも、12時10分頃から雲が厚くなり始め20分頃から小雨が時折降ってきました。
     何故、どうして・・・・・?
    12時40分頃になると金環日食直後の細く欠けた太陽がまぶしく天空に輝きはじめ雲ひとつ無い真っ青な空が広がっていました。
     日食メガネで太陽を見ていると「もう一度おいで」と言っている様な感じになるのは、自分だけではなかったようです。

    <写真左>半分近く太陽が欠けています。
    <写真中央>この場所が雲に覆われ時々雨が・・・。
    <写真右>雲が去った、金環日食直後の太陽です。

  • おわりに

    残念ながら太陽のリング(金環日食)だけ見ることができませんでしたが、サンゴに囲まれた、どもまでも果てしなく綺麗な海でシュノーケリングを楽しんだり、島の中にはテニスコートやプール、そして子ども専用の施設やモスクまでがあって長期間滞在していても飽きることはありませんでした。
    「イルカウォッチング」などエクスカーションやオプションコース多数ありです。
    青い海と白い砂浜そしてヤシの木。まさに「南の楽園」でゆっくりと、ゆったりと贅沢に時が流れて行くひとときを体験できたことはとても幸せでした。

    <写真>砂浜での遊びに飽きたらプールで一休み!