2008年5月27日~30日にてキャセイパシフィック航空・マカオ政府観光局主催のマカオ研修へ参加致しました。皆さんはマカオと言ったら何を思い浮かべますか?やはりカジノでしょうか。いえいえ驚くなかれ。今マカオは大規模なホテル建設ラッシュなのです。急激な成長を遂げ、日本からマカオへの渡航者数は47ヶ月連続の増加また前年比約35%増と急激な伸び率を示しています。そんな今注目度ナンバー1のマカオをご紹介致します!
中国本土からつながるエリアは『マカオ歴市外地区』と呼ばれ、現在22の歴史的建築物と8箇所の広場が世界遺産に登録されています。
元々聖アントニオ教会の礼拝堂だったが1582年に現在の場所に移されました。その後何度かの火災に遭い、その都度再建され1835年の火事で正面の壁と階段だけが残り現在の姿となっています。
壁面には聖霊を象徴する鳩、聖母マリア、聖フラシスコザビエルなどが象られている他、九州島津藩の家紋もこの壁面に掘られている。キリシタン制圧を受けた日本人がマカオへ逃げ延びてきた深い歴史を感じます。
1999年、マカオがポルトガルより中国に返還されたのを機にマカオの歴史、伝統、文化を伝える目的で建てられました。開館時間10:00~18:00(月曜日休館) 入館料大人15パタカ、11歳以下と60歳以上は8パタカ。毎月15日は無料(2008年5月現在)
1617~1626年にイエズス会の修道士によって築かれた高さ53mの要塞です。緑の庭園の中に歴史が息づいています。中央写真はマカオの歴史とマカオの繁栄が対照的に映し出されています。
1587年に最初の教会が建てられその後17世紀に改修されました。聖ポール天主堂をよく似たバロック様式の壁面が印象的です。バラの聖母が祀ってあるため中国語では「ばら(玟瑰)の教会」とも呼ばれています。 右写真は教会前の広場ですがこんな現代的な街並みの中に歴史的建造物が佇んでいます。
1586年木造の神学校として創立され1591年に現在の場所に移されました。教会周辺の石畳の歩道が西洋文化を色濃く残しています。
1728年創立の修道院で大学レベルの教育が行われ、アジア地域の布教活動に携わった多数のイエズズ会宣教師を輩出しました。聖フランシスコザビエルの右上腕骨の一部が祀られています。
海の守護神である女神「阿媽(アーマー)」が祀られているマカオ最古の寺院。中国語でマァコウミュウと呼ばれていることからマカオの地名の発祥の地と言われています。 中央写真はお線香が渦を巻いています。右写真は寺院高台からの眺めです。
日本にキリスト教やヨーロッパ文化を伝えたフランシスコザビエルを祀った教会。1903年中国人の子供たちの宗教教育を与えるために礼拝堂が付属する学校を開校したのがこの教会の基礎となり1928年に建立されました。
左)福隆新街(フッロンサンガイ)中国の街並みが残ります。
中)ヨーロッパの街並みを思わせる街の路地の通り名
右)緑に心癒されます。
西洋と東洋の融合は建築物だけでなく食文化にも色濃く表れています。滞在中は様々な食事が楽しめ飽きることはありません。
街を見渡した瞬間、建設ラッシュで湧き上がるドバイと見紛う程マカオもまた今次々と新しいホテルが建設中であります。中国本土とつながる半島の南にはタイパ島とコロアン島という2つの島があります。今この2つの島の間を大々的に埋め立てて大型リゾートの開発エリアとなっています。このエリアを『コタイ地区』と呼んでいます。このエリアには現在『ザ・ヴェネチアン』が2007年にオープンしましたがギャラクシー、ホテルオークラ( 2009年9月OPEN予定)、フォーシーズンズ(2008年OPEN予定) 、シャングリラ(2008年OPEN予定)、シェラトン(2008年OPEN予定)、セントレジス( 2009年OPEN予定) 、コンラッド( 2008年OPEN予定)、ヒルトン(2008年OPEN予定) 、フェアモントホテル(2008年OPEN予定)が現在建設中となっています。
2007年にオープンした客室数約3000室の5つ星ホテル。350店舗以上のショップやエキシビジョン&コンベンションセンター、シアター、アリーナを併設するアジア最大級規模のホテルです。
2007年12月にオープンした5つ星のホテル。マカオ半島の南部、南湾地区に建ちカジノも併設されています。客室はゆったりとした広さで設備も機能的です。ロビーを抜けるとヨーロッパの駅をモチーフした空間が広がります。
2006年秋にオープンしたデラックスカジノリゾート。客室はゆとりある造りで落ち着いた色使いは女性好み。小規模ながらもラスベガススタイルのショーも楽しめます。
マカオ半島のフェリー乗り場からバスで約3分の立地です。カジノもあります。「THE RESORT」と呼ばれるリゾート施設が大変充実しており、24時間営業のカジノや屋外プール、ジム、スパ等の様々なレクリエーションを備えています。 リピーターが多いのも特徴です。右写真のロビーには重厚な雰囲気が漂っています。
マカオ半島のフェリー乗り場から徒歩10分ほどの立地です。イタリアの文芸復興時代をイメージして造られた内装はゴージャスそのものです。ホテル内にはカジノもあります。
中心地に位置する立地抜群の中級ホテル。客室は落ち着いた色使いでゆっくり滞在できます。併設されているロイヤルタイスパでは本格的なタイトリートメントを受けることができます。 ホテル位置口(右写真)の衛兵さんとがとってもキュートで一緒に写真を撮ることもできます。
マカオと言ったらカジノ!このイメージは確かに強いものですが今マカオでは相次ぐホテルの建設ラッシュにより併設される大規模なカジノが誕生しています。売り上げ額においては、もはやラスベガスを超える勢いなのです。2007年にオープンした『ザ・ヴェネチアン』『MGM』『ウィン』と言ったメガホテルにも大規模なカジノが併設されています。その他に「SANDS(サンズ)」などのホテル併設でないカジノも有名でで「シティーオブドリーム(2008年OPEN予定)」というカジノは『水中カジノ』を建設中であります。あいにくカジノでの写真撮影は禁止のために実際の画像をご紹介できないのですが、もうすでにラスベガスに行かなくとも十分に満喫できるカジノ施設が整っています。!!