《モンゴル》と聞いて想像するのは、 広がる大草原と青い空。 遊牧民族ののどかな暮らし。 スーホの白い馬。 馬頭琴。 こんなイメージはあるけれど、 実際に旅に出かけたら何ができるところなんだろう? そんな方も多いのではないでしょうか。 緑が広がる景色は夏のモンゴルですが、今回は間もなく冬を迎えるモンゴルを訪ねました。 夏が大好きな私。出来るだけ寒いところから逃げるように旅をしてきました。 が。 ツーンと張った冷たい空気がこんなに気持ちが良くて、 リラックスできるなんて。 夏もいいけど冬もステキ! そう感じさせてくれたモンゴルの旅をご紹介します♪
モンゴルには直行便で5時間半で行くことが出来ます!!
そうなんです。
モンゴルってとっても気軽に旅行ができるのです。
首都ウランバートルは標高がおよそ1,300メートル。
周囲は山々に囲まれていて、ウランバートル空港の発着が出来るのパイロットは優秀な人ばかりなんだそうです。
★冬のモンゴル情報①★
日本との温度差は大きいと20-30度変わります。
手荷物の中に小さく収納できるダウンジャケット・ニット帽・手袋・厚手の靴下を入れておくと、到着してからも安心です♪
ウランバートル空港から100キロ。
およそ車で2時間ほどの《ホスタイ国立公園》へ。
首都ウランバートルは小さく、少し車を走らせると外灯の無い一本道がずぅぅぅっと続いております。
そこから枝分かれした道(誰かが通った後が残る地面・・)が山や国立公園につながっています。
舗装がいまいちな道路と道なき道を進み・・
ホスタイ国立公園のキャンプ場に到着!!
初冬のモンゴルの夜は氷点下10度ほど。
そして、
わぁーーーーーーーー!期待以上の星空です★★★
周りに高い山もないのでほぼ180度の夜空。
この寒さと満天の星空。よく合うんです!!
ふぅーーーーーーーー。気持ちいい♪
そして、今晩のお宿は・・・
《ゲル:モンゴルの遊牧民伝統の住居》です!
ゲルの中は薪を焚くとすぐに温まります。
はだか電球の優しい灯り、
工芸品の鮮やかな家具、
ゲルの中はほっこりあたたかくてとっても快適なんです。
モンゴル各地に、ゲルに泊まって大自然の中で滞在するためのキャンプ場があります!
ゲルにはシャワーやトイレがついていないところがほとんどです!
多くのキャンプ場が共同のシャワールーム、トイレが設置されています。
※冬の朝はシャワーはお湯が出ないので、日中~夜のうちに利用しましょう!
お部屋に暖炉、カギといった設備は整っているので初めてでも安心♪
2日目は早朝からアクティブに活動開始!!
野生のモウコノウマや草原に暮らす動物たちを探しに太陽が昇る前、
活動を開始したばかりの寝起きを狙って出発!!!
ゲルがピンクに染まって朝が始まり、
大きな空はみるみるうちに色が変わっていきます。
[左]
車に乗って大草原を走りながら動物を探しまわります!
とっても広いので気長にいきましょう。
[中央]
こちらを見ている大きい動物が。。まさか!!
[右]
ついにいらっしゃいました!野生のモウコノウマ!!!
かつて絶滅をして、いまではモンゴルで300頭しかいな希少動物モウコノウマ!!
朝の光とともに輝く姿は優雅でフリーダム!!
うまく言葉にできないのですが、
草原を駆ける姿を眺めている間、the HIATUSの「Horse Riding」がずっと脳内リピートしてました♪
とっても開放的でロマンティックな瞬間でした。
[左]
見えにくい写真なのですが・・
こちらは野生のシカです!日本ものもよりも大きくトナカイのようです。
立派なツノをもった強いオスが群れを大きくしながら移動しています。
[右]
こちらはシカの屍ですが、野生のオオカミが餌にしたようです。
それにしても、一切余すことなく食しているところに感心。
弱肉強食。
[左]
すっかり朝になると、野生動物に混ざって
遊牧民族の家畜の牛や羊たちも大勢で草原にやってきます。
クサリも仕切りも無い中をみんな朝から夜までのんびり過ごすそうです。
[右]
そんな自由な牛たちの管理人さんはこちらの犬です。
しっかり夕暮れには遊牧民のお家まで一匹残らず家畜を連れて帰ってくるというから本当に驚きます!
★冬のモンゴル情報②★
特に冷え込む朝の散策時は防寒対策が必須です。
・風を通さない厚い上着(スノボウェアでもOK)
・耳まで隠れるニット帽
・5本指ソックスに厚手の靴下&タイツ数枚重ね履き
・スノーシューズ(私はレインブーツを代用しました)
ゆっくり外遊びを楽しむためにもしっかり対策を♪
お次は遊牧民のお宅を探します!
一年に4回以上は住居を移動することで有名なモンゴルの遊牧民のひとたち。
[左]
雪が積もりだした草原が広がっております。
そこにようやく一軒のゲルを発見!
[中央]
お隣のゲルまでは数キロ離れているそうです。
住居の周りをオオカミなどの外敵から守るのも犬の役割。
犬はペットではなく生活を共にするパートナーなんです。
[右]
急な訪問も快く受け入れてくれたお母さん。
ゲルの中ではお茶をごちそうになりました。ありがとうございました!
自然や異文化体験だけでなく、しっかり観光スポットもありますよ!
[左・中央]
チンギスハーンが広大なエリアを統治していた13世紀を再現した、
《13世紀村》はタイムスリップをしたような屋外博物館です。
とてもとても広いです。
なので館内は車で移動します!
[右]
こちらはチンギスハン。世界で一番大きな騎馬像です。
馬の後ろ足部分はエレベーターが内蔵されていて、馬の頭部まで行くことができます。
ずっと広がる草原を眺めることができるおすすめスポットです♪
続いて訪れた《テルレジ》はモンゴルの観光地のなかでも特にも有名な国立公園です。
乗馬センターやホテルもあるエリアなので、
気軽にアクティビティを楽しみたい方にもおすすめです!
[左]
テレルジにもキャンプ場が多数あり、ゲルでの宿泊を体験することができます!
[中央]
モンゴルに来たら乗馬ははずせません!
真夏のように一日中楽しむことは難しいのですが、
テルレジでは乗馬場から街なか、河原まで乗馬を楽しむことができます。
少しずつ馬も自分も安心してきて、徐々にリズムが合ってきて
軽快に走れるようになってくると最高に気持ちがいいです♪
ここで乗馬に慣れたら夏の草原を乗馬で駆け抜けてみたいですね!
[右]
テルレジでは、真冬には犬ぞりを楽しむことができます!
そのメンバーは冬に向けて特訓中です!
このこは生まれたてのシベリアンハスキーです。かわいい。。
将来は犬ぞりのメンバーになるそうです!
モンゴルで自然体験やアクティビティを楽しみたい!
だけど、キャンプ場の宿泊は不安がいっぱい・・・・
せっかくの休暇はゆっくりフカフカのベッドで休みたい・・・
そんな方向けのホテル滞在もできます。
《テレルジホテル》はモンゴル一番のお金持ちが経営するという5ツ星ホテルです。
ホテル内にプールやジムもありゆったり滞在。
日帰りで乗馬や大草原ドライブに出かけるプランもアレンジできます!
ウランバートルにはお寺、博物館、市場など見どころがあります!
自然派の方も最後に一日はウランバートル観光を入れてみてはいかがでしょうか!
[左・中央]
《ガンダン寺》はチベット仏教のお寺で独特の外観です。
それ以上に目を引いてしまう敷地内のハトの数。。。
年々増えているそうです。
中には、奈良の大仏よりも大きい仏像が安置されています。
かつての進撃で多くのお寺が破壊されてしまった歴史があり、
数少ないお寺のひとつとなっており、モンゴルの方も参拝に来られています。
[右]
市内の市場でお土産さがし♪
おすすめはモンゴル産の岩塩とキャビア。
隣国ロシアのキャビアが日本の10分の1の金額で販売されているとか。
私は普段キャビアを食べ慣れていないので、
本物の味なのかどうかわからなかったのですがプチプチ感と塩気はしっかりありましたよ!
是非お試しください☆
★★さいごに★★
冬のモンゴル旅。
出発までは寒さが不安でしょうがなかったのですが、実際に体験をして感じました。
防寒をしっかりすれば、冷たい空気がむしろ心地よくなります♪
夏場と比べてどこも空いているのでプライベート感のある旅ができます♪
そして旅費がお安いです♪
派手な名所があるわけではないけれど、
どこまでもずっとずっと広がる自然があり、
それと調和しながら暮らす人々&動物たちがありのままの姿で迎え入れてくれる。
そんなモンゴルにすっかり魅了されてしまいました。
ファミリー、女子旅、一人旅などどんなスタイルにもモンゴルは自信をもっておすすめできます!
ちょっと気になって頂けましたらお気軽にお知らせください。
ご質問、ご相談、アレンジなどなどお待ち致しております。
http://stworld.jp/earth_info/MN/
★最後まで読んで下さりありがとうございました★
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