母一人子供2人のミャンマー旅行。とにかく不思議がいっぱいでした。
ミャンマーへの直行便はありません。
今回は、ベトナム航空利用でハノイで乗継。
朝10:30に関空を出発して、目的地のヤンゴンへの到着は現地時間の18:30。
時差は2時間半あるので、日本時間の21時に到着。
出発前にチャイルドミールのリクエストが出来るとSTWの担当の方が教えてくれたので
機内食は、子供用でした。ありがとうございます♪
ハノイで乗継時間が3時間弱あったので、空港をぶらぶら。。。
と言っても小さな空港なんで一周するのもあっという間なんでcaféに入りました。
ネットカフェがあるので、そこでしばらく遊ぶことに。
お店のPCは日本語サイトは文字化けして見れませんがPC持参ならWI-FI接続出来ます。
文字化けしちゃうので、トップページにあったベトナムのゲームサイトで遊んでると、
ドラえもんのゲームが。。。
世界の「ドラえもん」で楽しみ、ヤンゴンへと出発。
ミャンマーはビザが必要な国です。
行った時は、アライバルビザ(到着時のビザ発給)の発給もしてましたが、今回は事前に取得していきました。
アライバルビザに関しては、9月から一時発給を中断するらしいです。
とにもかくにも、よく情勢が変わる国なので、事前にビザ取得をしておく方が安心ですし、アライバルビザのカウンターは混雑してます。
ドキドキの入国審査も無事に終わり、荷物のターンテーブルで待ってると、荷物が来ない。。。
周りを見渡すと、遠くに我が家のスーツケースが。。。
なぜだか、チェンマイからの便のターンテーブルから出てきました。
空港で無事にお迎えに来てくれたガイドさんと合流。
ほっと一安心して、30分くらい走って、今回宿泊する「TRADERS HOTEL」へ到着。
デラックスホテルに泊まれるってのがすごく魅力だったんですが、このホテル。。。
ヤンゴン市内では一番の高さのホテルで、部屋はそのホテルの最上階。
マーケットからもすぐだし、立地もすごく良い所でした。
目の前には、日系のビルの「サクラタワー」があります。
ルームサービスやレストランも充実。
到着してチェックインをガイドさんがしてくれてる間に、ウェルカムドリンクをロビーでいただき、
初日はとりあえずプールへ。
子供に便利なビートバンを置いてくれてるので助かりました。
夜は10時まで泳げますが、プールにはきちんと監視員さんもいます。
ただ浅い所から奥に進むほど大人でも足がつかない深さになるので要注意!!
やっぱり、雨季でものすごく湿度が高いのか、空港から外に出た瞬間にもメガネが思いっきり
曇ったんですが、プールの撮影はカメラが曇って全部ピンボケ。。。
初日は、2度の機内食でおなかいっぱいのため、就寝。。。。
2日目は、ホテルを6時に出発。
またヤンゴンの空港へ行き、今度は国内線にてヘホー空港まで移動します。
目的はインレー湖観光のため。
まず、チェックインしたら、搭乗券と航空会社のシールをくれるので、シールを見える所にピタっ。
とっても小さな空港です。国際線ターミナルは最近新しく建て替えたそうでピカピカですが、国内線は昔のまんまで駅みたいな空港です。
搭乗口も1個しかないし、電光掲示板などもありませんので、よーく周りを見てないと自分の便に乗り遅れちゃいます。
今日は「エアーバガン」という航空会社を利用でプロペラ機が多いと聞いてましたがプロペラ機じゃ無かったです。
ただ直行便かと思いきや、思ったよりも早く到着したと思ったら、マンダレーという空港で一回着陸してお客さんを降ろして、空いた席に新たなお客さんを乗せて20分くらいで再び離陸してました。
目的地のヘホー空港は、またまたさらに小さな空港。
飛行機を降りると、バス移動するまでも無く、徒歩でターミナルへ。
お客さんの預けた荷物は、手押しの台車に積み込んで運んでました。
今回のミャンマー旅行で一番の目的だったインレー湖。
空港からインレー湖までは、1時間弱くらいかかったと思います。
舗装されていない、でこぼこ道を車で移動。
でもこの道中の光景がすごいです。
道中いくつか村があります。
この辺りの人たちの移動手段はトラジという、軽トラックと農作業のトラクターの中間のような乗り物。
他には自転車やバイクもよく見かけますが、それらと同じくしょっちゅう走ってるのが馬車と水牛。
映画「ビルマの竪琴」で「ビルマの土は赤い」という言葉が出ますが、まさにこの辺りの土は赤いです。
赤い土に水牛、馬車、牛の群れと周りの田んぼでは笠をかぶって手作業で田植えする人々に川で
身体を洗ったり洗濯する家族。
そんな風景の中に現れる、金色のパコダ(お寺)。
途中立ち寄ったお寺は、子供のお坊さんが勉強するお寺でした。
インレー湖はミャンマー東部のシャン高原にある南北に22km、東西に12kmの大きさの細長い湖です。
今年の始め頃に、「世界の果てまで行ってQ」でインレー湖の船のレースのお祭りが放送されてましたが、この湖では、湖の水草を使って浮島を作ってインダー族と言う少数民族が暮らしています。
片足で船の櫂を器用に操って漁をする姿が特徴です。
もちろん湖の観光なので、終日ボート観光。
ちょうど雨季で、お日様を見たのは夕方に少しだけ。
風を切りながらボートで観光するので、長袖着用でも寒いです。
雨も降ったり止んだりだし、レインコートが防寒にも役立ちますので、絶対必需品です。
この時期は、スペイン人が多く休暇に来るそうで、スペイン人観光客を見かけましたが、どこも混みあったりすることなく、ゆっくりのんびり。
観光というよりは、インレー湖の村をいくつか回って、それぞれのおみやげ物屋で買い物。
私達が行ったのは、銀細工の村とハスの花の茎からとった糸で作った生地とシルクの村など。
どちらも、作ってる行程の見学を出来るので、確かにこれは良い物だと思っちゃいますが、金額は高いです。。。
ただ、ここでしか買えないような物もあるので、お買い物は楽しいですよ。
その他にも、雪だるまのような金の仏像が祀られている「パウンドウパコダ」とジャンプする猫がたくさんいるお寺も観光。
雪だるまの仏像には言い伝えがあり、その昔船で仏像が運ばれていた時に嵐に遭遇して5つの仏像が流されてしまって、
そのうちの4つはすぐ見つかったんだけど、残りの1つはどうしても見つからなかったんだそう。
諦めていたところ、ある日その見つからなかった仏像が自分でお寺に戻ってきて、もといた祭壇にいたんだそう。
それから、たくさんの人がお参りに来ては、金箔を貼り付けるようになって、今では原型もわからないくらいの金の雪だるま
のようになってしまったんだそうです。
インレー湖の最大の目的。
ここでは子供の頃にTVでよく見た、首長族と本当に会えるんです。
首長族というのは、わかりやすい呼び方ですが、ここでお会いできるのはパダウン族の方4名。
ただし、本当のパダウン族の村はインレー湖にはありません。
ここにいる4名の方は、簡単に言うなら出稼ぎ。。。
ミャンマーには多くの少数民族がいますが、そのほとんどの村は外国人は入る事が出来ない国境周辺の山に暮らしてるそうです。
おみやげ物屋さんにいるんですが、最初、パダウン族がいるとは聞いてなく到着したので、ボートを降りてお店に上がった瞬間、かなりの衝撃。。。
おばあちゃんが2人と日本で言うなら中学生くらいの年頃の女の子が2人います。
私達が日本人とわかると「こんにちわ~~~~~」と、かなりフレンドリーなおばあちゃん。
あまりの感動に、パダウン族の民族衣装を購入。
しかも、頭のターバンの巻き方とか全部教えながら着付けてくれました。
その後も終日、パダウンの衣装で観光。
末っ子は、その後インダー族の民族衣装を着て観光。
2日目の宿泊は、インレー湖の真ん中あたりにある「パラマウントホテル」。
湖畔にあるインレーリゾートホテルと迷ったんですが、湖畔よりは完全なる湖の真ん中の水上コテージのほうが子供も喜ぶだろうとのことでこちらにしました。
あと、ここはスタッフがとっても親切でお勧めと言われてたんですが、本当に家庭的な雰囲気のホテルでした。
建物は竹を編んで作られてて、バルコニー付き。
あと、エアコンが無いホテルが多いので、(あっても電気の供給が悪いので使えないなど)エアコン使えるホテルのリクエストでも、ここはOKでした。
ただ、エアコンは涼しいので使う必要ないです。かけてたら寒かったので結局切りました。
夕食にむかう時に、またまた衝撃。。。
なんと蛍が飛んでます。
ミャンマーで蛍が見れるとは思ってなかったので、感動しました。
夕食はシャン料理でしたが、とにかくミャンマーでの食事は何料理でもいつもカレーです。
今晩はバナナの葉にくるまれたココナッツカレー。
3日目、朝早くホテルをボートで出発して、車に乗り換え空港へ。
ちょうど、朝の通勤通学ラッシュ時でたくさんの学生さんと畑に向かう人・牛がたくさん。
ミヤンマーの子供の制服は、上が白シャツに下は緑のロンジーというミヤンマーの伝統衣装の巻きスカート。
ロンジーは男の人も履きます。
とにかく、基本は毎日ロンジーで、お世話になったガイドさんは女性でしたが、ロンジー以外の服は着ても年に2~3回で旅行に行った時くらいだそう。
ヘホー空港でチェックイン。
なんと帰りの座席は「OPEN SEAT」=自由席。。。
ってことで、どっかから飛んできた飛行機がヘホー空港でお客さんを降ろした後に私達が乗り込むんで、席は空いてる席ってことでした。
ただ、ミヤンマーは国内線でも機内食がでます。。。
帰りは、「YANGON AIR」のプロペラ機。
エチケット袋がすっごく味のある袋でした。
3日目の予定は、ヤンゴンへ戻って占いへ。
実は、ミヤンマーは占い大国です。
いろいろな占いがありますが、今日はインド式の占いでインド人の女の先生にみてもらいました。
「何歳頃にこんな事が起こります」的なことを言ってくれるので、わかりやすかったです。
他にも、生まれた曜日がミヤンマーでは大事で、お寺にお参りに行く時も、自分の生まれた曜日の神様にお参りしますから、調べて行くと良いですよ。
夕食は、伝説の鳥キャラウエイの形を模した外観の湖上のレストランにて、ミャンマー伝統舞踊ショーを見ながらビュッフェディナーを楽しみました。
その他にもこの日は、ガイドさんが子供が喜ぶでしょうとゲームセンターに。
ゲームセンターは日本のお古のゲーム機が多々。
ミヤンマーで太鼓の達人が出来るとは思ってませんでした。
3日目に全く知らなかったのですが、ガイドさんが子供が喜ぶと思うよと連れて行ってくれた場所。
そこでは白い象を見れるんだそう。
帰って調べたんですが、東南アジアの国では昔から白い象が現れると、国が栄える、と言われているそうで、タイでは白象が現れたら国の宝として、王様に献上されるのだとか。
そんな白い象が何年か前にミヤンマーの山奥でいるのを発見されて、はるばるヤンゴンまで大事に運ばれて来たんだそう。
ここにいるのは、黒いオスの象と白いメスの象が2頭の計3頭。
白いと言うよりはピンク色ですが、明らかに普通の象よりは白いです。
到着すると、サトウキビがカゴにたくさん入ってて、エサをあげられるんだそう。
しかも柵越しにではなく、すぐそばに行ってあげて良いと言うので大感激。
でもエサに関しては、基本的にあげたらダメだそうで、他のスペイン人の団体が来たら「さっさと全部あげて早く出て」と言われました。。。
到着時に誰もいなかったんでラッキーだったようです。
4日目。ヤンゴン最終日。
今日は占いもう一回と、ヤンゴンの一番有名なお寺のシュエダゴンパゴダへ。
今日の占いの先生はイマイチ。。。
シュエダゴンパゴダは、お釈迦様の髪の毛が祀られているという超巨大なパコダ。
ヤンゴンのシンボル的なお寺で夜は幻想的にライトアップされます。
ミヤンマーのお寺内には靴を履いてはいれませんので、屋外でも裸足になります。
雨季のため雨が降ったり止んだりでツルツル滑るんですが、最近レッドカーペットのように赤い絨毯が敷かれたそうです。
ここでは、自分の生まれ曜日の神様のところに言って、仏像に水をかけてお参りします。
ちなみに私は水曜日ですが、水曜日だけ午前中生まれと午後生まれで神様が違います。
水曜日の神様は象で、午前が牙のある強い象。午後が牙の無い象です。
この金の塊のお寺ですが、全てが金では無く原型はレンガで出来てて、金箔を貼ってるんだそうですよ。
でも、このお寺の一番上の部分には張巨大(76カラット)なダイヤを始め、ルビーエメラルドなどの宝石が多数埋め込まれてます。
もちろん肉眼では見れないので望遠鏡を置いてるので、見てみましょう。
ミヤンマーは世界有数の宝石の産地です。
とくにルビーは、ブラッドルビーというすごく濃い色の綺麗なルビーがあります。
宝石はTRADERS HOTELのそばのアウンサンマーケットという市場の中でもたくさん売ってますが、宝石は宝石。
いくら物価の安い国に来ても、高いです。
私は、宝石の知識が全く無いのでよくわかりませんが日本で同じ質のものを買うよりはずいぶん安いと思いますよ。
このパコダの参道では、いろいろとお土産も売ってます。
私の中の大ヒットは、ミヤンマーのだるま。
顔がすごくかわいいんです。
楽しかった4日間もあっという間。
書ききれてないことも多々。。。
超でっかい寝釈迦さままでいる不思議の国ともお別れの最終日。
今日は19時10分の飛行機でハノイへ。
ヤンゴンの空港では出国時に一人10$支払います。
空港にはポーターがいるので、チェックインのアシスタントをしてくれます。
あまり知らずに来たのですが、ミヤンマーはチップの習慣のある国です。
チップの国に行った事が無かったんで、けっこうとまどいました。。。
出国審査も終えて免税品売場へ。
ブランド品などは、ほとんどありませんがタバコ・お酒・お土産は十分ここで買えます。
ミヤンマービールもあるし、お土産類もマーケットで買うのと変わらないような価格で買えますので、空港でお土産は買っても良いと思いますよ。
とにかく、ミヤンマーの人はとてもフレンドリー。
子供は空港で働くお姉さんとずっと遊んでました。
この後、ハノイで1泊して翌日深夜の便で帰国したので、ハノイも1日観光したのですが、子供達の感想は、ミヤンマーがやっぱり印象強かったようです。
ただ、食べ物は子供の口にはなかなか合わないので、子供連れの場合は、非常食が必要。
食べ物に関しては、ハノイは最高に美味しかったです。
治安に関しては、ものすごく良いです。
ミヤンマーで驚いたのは、発展途上国なのに犬や猫がものすごく元気いっぱいで健康的なこと。
ミヤンマーの人は、ご飯があまると犬や猫にあげるんだそうです。
戦争中にも、多くの日本人がミヤンマーの人々に助けられたように全ての命を大事にする人情の国です。
他にも、この国には世界遺産のバガン遺跡やマンダレー王宮、まだまだ手付かずのビーチなど魅力がたくさんあります。
ぜひぜひ、次はこの辺りをまわってみたいです。