メルズーガから車で約12時間。
途中でトドラ渓谷や、アイトベンハドゥに立ち寄りつつ、
またアトラス山脈を越えてモロッコの北側へ戻ります。
マラケシュでは5つ星のリヤド(中庭のある邸宅)であるパレ・セバーンに宿泊しました。
メディナ内にあり立地はもちろんのこと、なにより中庭が素晴らしいです。
ハネムーンには是非こちらにご宿泊下さいませ!
フェズと同様に、ここのメディナもかなりの巨大迷路でした。
全く方向音痴ではなく、むしろ自信があった私でも地図見ながら迷ってしまったので、ガイド付きの観光をお勧め致します。
お土産の大半もここのメディナで買いました。
モロッコのメディナでは値札という概念が皆無でして、基本的に交渉して買い物をすることになります。
「これはいくらですか?」「おいくらでお求めですか?」という会話から交渉が始まります。
そこで本当にこの額なら出していい金額の半額程度を提示すると、
「いやいや、お客さん、そんな額では売れませんよ」と大概は言われます。
そこからふっかけ合いに突入です。
終盤で「予算外なので、それならばもう帰ります。」と言うと、そのまま交渉成立する場合もありますし、
「わかりました、わかりました。最終の金額を提示して下さい。」とだいたいは言われるので、
あとほんの少しだけ金額を上乗せして交渉は成立します。
基本的には上記のパターンで買い物をすることになります、
初めはこのやり取りが煩わしく感じていましたが、
3回、4回と店を変えて交渉していくうちに、その行為自体が楽しくなってきます。
満足のいく買い物が出来たときの充実感は計り知れないです。お金で買えない価値はあると思います。
(買えるものはMASTER CARDで)
個人的にはフェズよりもマラケシュの方が好みでした。
メディナの中心地であるフナ広場では、昼過ぎから蛇使いだとかのパフォーマーや、
屋台が何処からともなく集まって来て、その賑わいのピークは夜に迎えます。
広場に隣接しているカフェのテラスからその全景を見下ろすと、無数の人が蠢いているのが見えます。
ああ、今は海外にいるのかと何故かこのタイミングで強く感じました。
旅行の締めくくりにピッタリの場所です。
【写真左】マラケシュまでの大移動の途中、世界遺産「アイト・ベン・ハッドゥ」に立寄りました
【写真中央】伝統的な部分を残しつつも、洗練されたリヤド「パレ・セバーン」の中庭
【写真右】世界遺産に登録されているマラケシュのメディナ