モロッコめちゃくちゃ・・・ | モロッコの旅行記

支店
渋谷
福岡

モロッコめちゃくちゃ・・・

エリア
モロッコ
/モロッコ
テーマ
街歩き
時期
2015/09/30~2015/10/08
投稿日
2015/11/8
更新日
2020/3/20
投稿者
田渕川 亮

夏期休暇を取り、モロッコへ行って参りました。
まず最初にこれだけは言わせて下さい・・・
「モロッコ・・・めちゃくちゃオモロッコ・・・」
はい、出落ちでございます。
ご清聴ありがとうございます。
5文目にして、既に大変満足しております。
ですが、本当なんです、めちゃくちゃ面白かったのです。
さて、前置きはこれくらいにしまして、モロッコ探検記はじまります。
★モロッコの各種特集ページもご覧ください

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    ■モロッコすごくオモロッコ 1都市目 「フェズ」


    降り立ったのはモロッコの商業の中心地、カサブランカ。
    今回は時間が取れなかったので、空港に到着してからはすぐに車で駅まで移動しまして、そのまま一気にフェズまで行きます。

    カサブランカからフェズまでは鉄道で3時間半程度でしたでしょうか。
    2等車に乗車しましたが、想像以上に混んでおりまして、初めの1時間は立ちっぱなしでした。

    ちなみに1等車は完全予約制で、もちろん指定席で、エアコンもあります。

    世界遺産に登録されてるフェズのメディナ(旧市街)は、
    イスタンブールのグランドバザールの様に入り組んでいてそのまんま迷路でした。

    来る前に想像していたよりもかなり観光都市化はしていなくて、少し外れに行くとすぐローカルな雰囲気の空間になります。
    路地でベルベル人のおじさんがタバコ吸いながら新聞読んでたり、キッズがサッカーしていたりします。

    宿泊したホテルは新市街にあったので、メディナまでは早歩きで40分もかかってしまいましたので、
    新市街で宿泊する際はタクシーを拾うことになります。


    【写真左】メディナの入り口となるフェズ最大の門「ブー・ジュルード」

    【写真中央】メディナ内にある なめし革の作業場

    【写真右】丘になっているマリーン朝の墓地から眺めたフェズの町並み

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    ■モロッコとてもオモロッコ 2都市目 「シェフ シャウエン」


    青色の町で広く知れ渡っているシャウエンのそのメルヘンチックな町並みは、世の女性にはドストライクではないでしょうか。

    フェズからバスに揺られて片道4時間。
    町の少し外れにある高台から見下ろすと、想像していたよりも青くなく、
    むしろ白く見えて、アンダルシアのミハスや、フリヒリアナの景観を彷彿としました。

    モロッコ北部はフランス領ではなく、スペイン領であったため、この町ではよく「Hola!」と声を掛けられました。

    ここでもキッズがよくサッカーをしていて、少年達から、ジャッキーチェン!!と頻りに呼ばれました。
    アジア人=ジャッキーチェンという方程式がどういう訳か彼らの頭の中で成立してしまっているらしく、
    「ジャッキーチェンじゃないよ!」と言えば今度は、「ブルースリー!!」と呼ばれました。

    渋々ジークンドーの構えをすると目を輝かせながら喜んでいました。


    【写真左】青いです

    【写真中央】青いんです

    【写真右】でも少し離れてみると意外に白いんです

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    ■モロッコかなりオモロッコ 3都市目 「メルズーガ (サハラ砂漠)」



    フェズから車で行けば6時間ぐらい要します。

    途中、車窓からノマド(遊牧民族)を何度か見掛けました。
    広大なアトラス山脈を越える時は、胸が高鳴るほどに興奮を覚えました。

    メルズーガのホテルのプールからはもちろん砂漠が見えます。

    この暑い中のプールはそれはそれはオアシスだろうと思って、
    実際入ってみるも水温が低過ぎて、悲鳴を上げてしまいました。

    そんな傍ら、欧米人の丸々太った奥様方は平気な顔してダイブをします。



    夕刻、ラクダに乗って砂漠の奥まで行きました。
    夕焼けで紅く染まった広大な砂漠を目にした時は、その美しさと偉大さに圧倒されました。


    人生初の野生のフンコロガシを見ましたが、
    一匹足りともフンを転がしていませんでした、フンコロガシも夏休みでしょうか。


    流星がビュンビュン落ちるサハラの夜の空はまたかなり見応えがありました。


    【写真左】ホテル「オーベルジュ・デュ・スッド」のプールから

    【写真中央】ラクダに乗って砂漠の中心地まで

    【写真右】目の前に広がる砂漠はアルジェリアまで続いています

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    ■モロッコそれはそれはオモロッコ 4都市目「マラケシュ」



    メルズーガから車で約12時間。

    途中でトドラ渓谷や、アイトベンハドゥに立ち寄りつつ、
    またアトラス山脈を越えてモロッコの北側へ戻ります。

    マラケシュでは5つ星のリヤド(中庭のある邸宅)であるパレ・セバーンに宿泊しました。
    メディナ内にあり立地はもちろんのこと、なにより中庭が素晴らしいです。
    ハネムーンには是非こちらにご宿泊下さいませ!


    フェズと同様に、ここのメディナもかなりの巨大迷路でした。
    全く方向音痴ではなく、むしろ自信があった私でも地図見ながら迷ってしまったので、ガイド付きの観光をお勧め致します。


    お土産の大半もここのメディナで買いました。
    モロッコのメディナでは値札という概念が皆無でして、基本的に交渉して買い物をすることになります。

    「これはいくらですか?」「おいくらでお求めですか?」という会話から交渉が始まります。
    そこで本当にこの額なら出していい金額の半額程度を提示すると、
    「いやいや、お客さん、そんな額では売れませんよ」と大概は言われます。

    そこからふっかけ合いに突入です。
    終盤で「予算外なので、それならばもう帰ります。」と言うと、そのまま交渉成立する場合もありますし、
    「わかりました、わかりました。最終の金額を提示して下さい。」とだいたいは言われるので、
    あとほんの少しだけ金額を上乗せして交渉は成立します。


    基本的には上記のパターンで買い物をすることになります、
    初めはこのやり取りが煩わしく感じていましたが、
    3回、4回と店を変えて交渉していくうちに、その行為自体が楽しくなってきます。

    満足のいく買い物が出来たときの充実感は計り知れないです。お金で買えない価値はあると思います。
    (買えるものはMASTER CARDで)


    個人的にはフェズよりもマラケシュの方が好みでした。

    メディナの中心地であるフナ広場では、昼過ぎから蛇使いだとかのパフォーマーや、
    屋台が何処からともなく集まって来て、その賑わいのピークは夜に迎えます。

    広場に隣接しているカフェのテラスからその全景を見下ろすと、無数の人が蠢いているのが見えます。
    ああ、今は海外にいるのかと何故かこのタイミングで強く感じました。
    旅行の締めくくりにピッタリの場所です。

    【写真左】マラケシュまでの大移動の途中、世界遺産「アイト・ベン・ハッドゥ」に立寄りました

    【写真中央】伝統的な部分を残しつつも、洗練されたリヤド「パレ・セバーン」の中庭

    【写真右】世界遺産に登録されているマラケシュのメディナ

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    モロッコはこれまで旅行したどの国よりも日本人観光客が少なく、日本人観光客のみならずアジア人を見かけたのがほんの数回程度でした。昨今の情勢上、やっぱりイスラム圏というだけで敬遠されがちかも知れません。


    でも本当は全然そんなことはありません。

    一度根付いた固定観念を取り払うことは難しいかと思いますが、この旅日記がそういった固定観念を取り除き、モロッコ旅行を検討されている方の後押しになれば幸いでございます。


    それにしても、モロッコの原住民族ベルベル人は優しい笑顔のいい人が多かったです。

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