急に休みが取れ、どこに行こうかとヤフー旅行で検索をしたところ、なんと、一人旅追加料金を取らない、一人旅を応援するという有難いツアーを発見、それがこのツアーでした。しかも、実質、いわゆる「混載ツアー」ではなく、個人単位でホテルと車を用意してもらえるという実質、一人旅なツアー。これだ、と思い、即、申し込ませて頂きました。
スリランカですが、以前、インドの隣国ネパールに行って、その雑然さ、汚さ(すみませn)に閉口した記憶があったので、まあ、同じぐらいかな、インド旅行のための地ならしとして敢えて行くかという気持ちだったのですが、行ってみてビックリ。自然に溢れ、料理も美味しく、しかも、清潔。アジア各国でもタイやベトナムと同じくらい、ミャンマーよりはずっと綺麗でした。
今回は、世界遺産中心ということで中央部を回りましたが、次回は是非、南、そして国立公園に滞在したいと思います。
スタッフおすすめ!お得ツアー
成田発
【2024GW特集】★らくらく直行便でいく★短いお休みでも定番観光スポットを網羅できちゃう♪自由時間たっぷりであなただけのオリジナル旅を作ろう!日本語ドライバーがご案内するスリランカ5日間
日数:5日間
旅行代金:181,800円~230,800円ツアーはこちら
前日23時前にコロンボ空港からホテルに到着、途中、マーレ経由で行くので片道12時間、欧州と同じ…。さすがに、飛行機疲れを背負って、初日は、スリランカ三大古都のひとつ、アヌラーダプラへ。
アヌラーダプは、①スリランカ三大秘法のひとつ、仏陀入滅の地から移植されたという菩提樹、スリーマハー、②アヌラーダプラのモニュメントであるスワンウエリ・サーヤ大塔、③恋人の像、石窟寺院で有名なイスルムニア精舎が見所とのこと。
現地で驚いたのは、ほとんどの施設が現役で使われていること。遺産、遺跡として、壁を作って、奉るのではなく日常の信仰のため使っている、大塔なんて、古くなると塗りなおしているので、アバヤギリ大塔のような例外的なものを除けば、みな、綺麗な白(笑)。朽ちた感がないのには驚きとともに、少し残念な気も・・・。
一心不乱に菩提樹に祈りをささげる人、灼熱の暑さのなか、裸足で仏塔の周りを回ってお祈りをする人…信仰というものの敬虔さには圧倒されました。ただ、この「裸足」というのは、残念ながら、観光客も一緒なんですよね(涙)。
そういえば、ミャンマーもそうだったような気が・・・。
写真左:沙羅双樹 写真中:スワンウエリ大塔 写真右:イスルムニア
アヌラーダプラからsigiriaに行く途中にある古都。
スリランカに最初に仏教が伝えられた聖地とか。
もともとはジャングルに埋もれていた遺跡が1930年代に発掘され聖地になったみたいです。
入り口から登っていく感じの遺跡なので、迷うことはないと思いますが、ともかく暑い。
気温というより地面が(笑)。
日中行く人は覚悟が必要です。真夏のプールサイドを裸足であるくことを(笑)。
ここの遺跡は、柱しか残っていない。ローマの遺跡に近い感じが。
まあ、紀元前のものだからやむをえないけど。
このミヒンタレーでもっとも有名なのは、スリランカに仏教を伝えたインドのアショカ王の息子マヒンダが瞑想していたという岩、インビテーションロック。
この岩は上まで登れるけど、狭い、足場悪い、風強いということで、子供が途中で泣き出して動かないという困った難所。しかも、動かない人間を容赦なく押しのけて、落ちてもいいやという感じで皆進むのでよりサバイバル(笑)。お互い押しのけてにらみつけあって、どかして進むというのは、仏様泣きそうな感じのような気が・・・。
もっともガイドに言わせると、「彼らはスリランカの中で無学で内戦終了で北から旅行している農民なので、何を言っても無駄だ、そもそも、そういうことを理解できる頭をもっていない。都市部の人間は違う」と散々な主張。インドほどではないけど、一般生活の中で人種差別、カースト差別というのは厳然としてあるんだなあと感じる瞬間でした。
写真左:食堂跡 写真右:インビテーションロック
スリランカ初日の最後の街アウカナへ。
ここはスリランカ三大仏像の一つがあり、5世紀ごろのもの。
しかし、全く古さを感じない威厳ある姿。
思わず頭が垂れる、雄大としか言えない。
この後ろの石と一緒の岩から掘り出したのがこの仏像。
まさに「彫ったのではない、居たのだ」という言葉が当てはまる感じ。
この服の感じも素晴らしい。まるで布みたい。
ちょうど夕方だったこともあり、凄く雰囲気がある感じでした。
ちなみに作ったのはシーギリアロックに王宮を造った狂気の王カーシャパの父親らしいです。
写真:仏像
ただ、暑いのと、街頭ゼロなのと、道が???、ジャングルかみたいなところもあるので、正直一人旅だとおススメはしない。
まずはホテルの傍の謎の遺跡(図書館)へ。
ここの石仏はスリランカでも有名だけど、誰の像かは判明しないらしい。
ポロンナルワは石が多く、アブラーダプラはレンガ製が多いみたい。
そして、この図書館の近くが王宮跡。ほとんどの遺跡がこの辺りに集中。
この遺跡では、ついに?コブラちゃんに遭遇。
なんか、長い、縞々、これって毒ないよねとドライバーさんに話しかけたら、顔色が・・・。
Sir、COBRA、Very Dangerous・・・Hurry into the Car.
とても、危険らしい。トレードマークの傘がない種類のコブラもいるのね・・・たしかに目は青かったが。
ポロンアルワは王宮周辺にいろいろな遺跡が集積している感じ。
王宮周辺は、まさにRPGの世界。前日のアヌラーダプラと違い、まさに遺跡な感じの遺跡が多い。
この王宮を1時間ほど観光して、ガルヴィハーラの石窟寺院へ。ここにある仏像3体、涅槃、立像、坐像、立像がポロンアルワで一番有名らしい。
しかし、ここも・・・足がキツイ、というか洒落にならないほど熱い。午前中早い時間の方がいいかも。
最後に13世紀の壁画が綺麗に残るディワンカピリマゲへ。
ここの壁画は必見。しかし、道が悪いので夕方は避けるべきだと思う。
ちなみに地球の歩き方ではペンライト必須とのことでしたが、今は整備されているので不要だと思う。
写真左:王宮 写真右:ガルヴィハーラ
滞在2日目は1日目に宿泊場所の関係で2日目にまわる予定の遺跡を回ってしまっていたので、午後は暇に。そこで、ガイドさんに薦められてエレファントライディングに挑戦。短いコースだと1時間で4,000ルピー(1ルピー1円程度)。他に気づかなかったけど、象のエサとしてバナナが100ルピーらしい(希望者のみ)。ジャングルツアーと銘売っているものの、実際は、ぐるっと湖の周りを回るだけ。ただ、何よりゆれるのと、川に入る際等に傾くので結構、迫力がある。確かに、1度はおススメかも。2度はいらなけど。
そして、その後、現地の人や長期滞在の欧米人ご愛用というアーユルヴェーダ施設へ。ここは5,500ルピー90分程度。確かに、ハーブサウナ等、本格的。ホテルに比べると、とても病院チックなところも良い。白衣着た人の問診受けて、「はい、そこでその服?に着替えて。はい横になって」…入院した気分。信じられないぐらいの汗とともに、体が妙に軽くなったことを実感。病み付きになりそうでした。
写真左:象 写真中:ライド 写真右:風景
ポロンナルワの外れにある高級ホテル。
たまたま、安くグレードアップできたので、泊まりました。
大体、1泊120USドルぐらいで、通常の普通の宿で40USドルぐらいだから相当高価。
ただ、こっちの40ドルぐらいの宿は古くて歴史が感じられるのは良いけど、夢と一緒に虫いっぱいとか、水しかでない、水しか、しかもにごってる・・・、ドアがドアが、とかトイレが・・・な宿も多いみたいなので、一人旅でノンビリしたいなら、あえて安い宿にチャレンジしなくてもよいかなと思う。
設備は、コテージタイプで森の中の別荘みたいな感じ。
レセプション横には大きなプールしかもプールど真ん中にバーがあり、個人的には非日常が満喫できて満足。
ちなみに、この入り口では、WIFIも使えるが、「入り口」周辺のみ。
ちょうど、日本から仕事が入ったので、ここに1時間ほど座っていました(涙)。
森有り、リス有り、畑あり、湖有り、蛍ありと素晴らしい自然環境。バードウオッチングもできるとか。
食事もすごい大量の量のバイキング。満足できる宿でした。
写真左:ホテル外観 写真中:コテージ 写真右:部屋
今日は、スリランカ世界遺産で一番有名?なシギリアロックへ。
ここは、父王を殺し、弟を追い出して王位についた狂った王が作った都と言われているそうで。
ちなみに、周囲を囲む掘にはスリランカワニが住んでいて、攻め入った敵を美味しく頂いていたそうですが今はいないようです。何より、何より。
この堀の橋の部分にチケットオフィスがあり、そこを通過すると碁盤の目のようなまっすぐな通路、水路跡を通過して、巨大な岩と岩の間にある入り口へ。
正直、歩いていると、あまり気づかなかったですが、上から見ると・・・なるほど、地上絵ってこう作るのかと納得できます。
中に入ると、すぐに見えるのは有名なシギリアレディがある壁(覆いがある部分)とその下のミラーウオールという磨きこまれた岩(色が違う部分)。シギリアレディが描かれている部分は結構、高いです。下は見てはいけないです・・・かなり古い螺旋階段なので結構怖い。登り始めて30分~40分で王宮の入り口であるライオンの岩。
ここは、入り口は階段があるけど、その後は・・・昔の人はどうやって登ったのでしょうね?
ここから10分ー15分、イギリス殖民地時代の結構怖い階段を登ると漸く王宮へ。
今はレンガの基盤だけ残っています。
荒城の月みたいな感じですが、気分はラ○ピュタ(笑)の天空庭園みたいです。
シギリアを後に、最後の1枚。
やはりでかい、そして雄大だ。ここになぜ、王は宮殿を作ったのだろうか?
多分、誰も信じられなかったのでしょうね、だからこんな岩の上に篭城、孤立してしまった。
いったい、王は幸せだったのでしょうか?いろいろ考えさせられる遺跡でした。
写真左:入り口 写真中:壁画 写真右:外観
アマヤレイクホテルを出て、石窟寺院で有名なダンブッラへ。
紀元前1世紀からの延々と増築され、塗りなおされてきた寺院であり、残念ながら、紀元前の壁画は多分存在していないとのこと。しかし、それでも素晴らしい遺跡と聞いており、楽しみに訪問すると・・・をい、あの趣味が悪い(失礼)金色の仏様内部が石窟…とかなり衝撃でしたが、実は、あの仏像の裏手の岩山こそが本体。仏像は、ここの管理者のお坊さんが建築したものとのこと。どうも、来世よりも現世利益に興味がある方のようです(笑)。
沿道は猿、そして猿が山ほどたむろしている岩山を上り、10分程度で到着。白塗りの上品な塀の中にくだんの石窟があります。塀は風化防止のために作られた覆いとのこと。内部はとても広く、巨大な仏像、そして天井一面の絵画と幻想的な空間となっています。ここは、ほんと、来て良かったと思える、文句なしの遺跡でした。
以前はもっと自由に仏像の傍まで行けたそうですが、欧米人の女性がタンクトップショートパンツという格好で仏像に抱きついて国際問題になって以来、柵で囲むようになったのだとか・・・。他国の文化、風習は尊重したいものですね。
写真左:金の仏像 写真中:涅槃像 写真右:壁画
こちらは、紀元前1世紀ぐらいに作られた石窟寺院。
ダンブッラと異なり、だいぶ、人は少なかったです。この寺院はなんか子供が書いたような絵であり、妙に生々しくもある地獄絵図(というか拷問絵図)が有名らしい。地獄絵図は、正直、地獄というより拷問絵図・・・多分、こんな拷問あったんではと思えるから余計が悪くなるのが・・・。
写真左:外観 写真右:仏塔
アルヴィハーラを後にして、スリランカ最後の王朝の王都であったキャンディへ。
ここは、最後の仏歯の保管場所であり、スリランカ最大のお祭りが行われるところ。
仏歯が保管されている仏歯寺は木造建築で彫刻が素晴らしいです。
そして、地方からの巡礼者でごったがえしています。彼らは、仏歯が開帳される1日3回の時刻をひたすら待つらしいです。
さすがに、これを待つ時間も気力も無かったので早々に退去。
仏歯寺の表側は仏教建築っぽいのですが、裏側は欧州建築。これはまさに18世紀以降のスリランカの状況を物語っていますね。
キャンディの街は正面の旧市街と左の新市街、そして、新市街の手前にある砦跡、現在刑務所が特徴的な感じ。
かなり、こじんまりとした街なので、1泊すれば全て見所は見れると思う。ただ、街歩きを楽しむために、ホテルはできれば市街が良いかも。
そして、キャンディにはキャンディアンダンスを見せる場所があり、上演時間は1時間とちょうどよい感じ。これはかなりおススメ。火渡りとか迫力満点です。
写真左:全景 写真中:仏歯寺 写真右:火渡り
スリランカの古都キャンディの丘の上にある高級?ホテル。
普通は、1泊120$程度するらしいけど、今回は結構安く泊まれたみたい。
ホテルは高台の上にあり、昼、夜ともに眺めは最高。プールも雰囲気抜群、これぞリゾートという感じです。ホテル内にはアーユルヴェーダの設備も整っており、ホテル滞在自体を楽しめるようになっています。食事もバイキング形式でかなり豪華ですし。
しかし、一つだけ、問題なのは、ともかく街から距離があること…相当な高台なので、車で行くのも一苦労、そして、街に出るのも・・・難しそうですね。
このロケーションのせいか、頻繁に経営者が変わるのだとか・・・。
雰囲気は良いんですけどね。
写真左:外観 写真中:部屋 写真右:食事
スリランカ最大?の植物園。大体、歩くと2時間以上かかる回遊式。
植物の数は4000種以上、好きな人にはたまらないかも。
カップルの憩いの場であり、家族が弁当を広げている姿もちらほら。
木だけでなくラン園、スパイスガーデンもあり、特にラン園は珍しいランも多く、自慢の種だとか。
園を囲むように大河が流れており、園内のつり橋から、川で洗濯している人とかを見ることが可能。
他に、日立のCMで有名になった木と同種類の木やヤシの木、沙羅双樹(グロい果物付)も間近で見ることができます。
植物好きな人は1日中、滞在したい空間かもしれません。
あまり好きでない自分のような人間には、結構、時間が掛かってつられたという印象ですけど(笑)。
現在はCeyBankに改称したホテル。ガイドさんも、知らずにずいぶん、迷いました。
良く、改称するホテルみたいです。
このホテルはまさに、19世紀の洋館っていう感じ。階段とかに凄い年季が。
ここまでは、凄く良いのだけど、部屋は…シャワーとトイレが一緒でプールみたい、壁が薄い、そして冷蔵庫がない・・・。まあ、値段からして仕方ないのだけど。しかし、ここのオーナーの趣味がいまいち分からないのは、Barの名前が「Black Magic」なんで、好んで欧米人が嫌いそうな名称を付けたのやら?ちなみに中はどおってことないBarなのですが。
そうそう、ヌワラエリアというのは、スリランカきっての高山都市であり、紅茶の産地。周辺には紅茶畑が広がっており、工場見学も可能です。しかし、紅茶の産地といっても最高級品はあまり日本と値段は変わりません(200G 1,200ルピー)。この理由は、主要な買い手が外国人だから、値段も現地プライスでなく、海外プライスになってしまうんでしょうね~。現地の方が飲むお茶はティーパックケースで150ルピーとか激安ですが、製造工程で捨てられるような茎やくず葉を使っているので、あまりおススメしないとのことでした。
写真左:外観 写真中:内装 写真右:部屋
スリランカの実質上の首都、コロンボへ。ここで著名な場所はなんといっても、ゴールフェイスグリーン。インド洋を間近で見ることができるこのスポットは内戦記念モニュメントがあったりしてスリランカでもっともにぎわっている場所なのだとか。ただし、波が相当荒いので遊泳厳禁みたいです。また、このような場所ゆえにスリが非常に多いらしいです・・・。夕方のこの海岸は綺麗の一言。黄金色の海と大量の凧がなんともいえない風情を形作っています。まさしく、旅の終わり、締めという風景でした。この海岸の左側にあるホテルはスリランカで最も権威があるホテルの一つとか。個人的にはシンガポールのラッフルズに良く似ているような気がしました。
この近辺にあるヒンズー寺院もなかなか、面白いです。中には入れ無そうでしたが、外観だけでも十分、見ごたえがあるのでお勧めです。
他には、コロンボ国立博物館もかなりおススメ。植民地風建築に素晴らしい仏像。
写真左:コロンボ海岸 写真中:ヒンズー教寺院 写真右:コロンボ博物館
コロンボ近郊にある、その名のとおりの象の孤児院。ここには、ジャングルで負傷し、群れから離れた象、親を見失った象、地雷で肢をやられた象が数多く保護されているようです。この象の孤児院の近場の川での雄大な水浴び、象舎での小象へのミルク遣りはおススメ。現地の人が象は猛獣という理由が分かる気がしました。
しかし、この群れの中で地雷で片足を飛ばされた象がみれるのですが、なんとも胸が詰まる感じです。人間の蛮行の犠牲になる象・・・申し訳ないですね。
ここの孤児院の凄いのは商魂たくましいところ。象の糞からペーパーをつくり、販売してえさ代にしたり、小象にミルクをあげられる代わりに代金を見物客持ちというのはなかなか素晴らしい仕組みかも(笑)。
写真左:象の孤児院 水浴び 写真中:負傷した象 写真右:地雷と象