南イタリアの海と温泉を同時に楽しむ!イスキア島 | イタリアの旅行記

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南イタリアの海と温泉を同時に楽しむ!イスキア島

エリア
イスキア島
/イタリア
テーマ
自然
時期
2018/6/29~2018/7/1
投稿日
2018/7/4
更新日
2020/4/13
投稿者
北村 和将

 ナポリ湾内一番大きな島「イスキア島」に2泊の滞在で行ってきました。イスキアは日本と同じく火山性の地質をもつためあちこちに温泉が湧き出ています。よって日本の温泉旅館のように各ホテルには(大型ホテルになりますが)温泉プールいわゆる「テルメ」があります。

 イタリアに来てまで温泉?と思うかもしれませんが温泉好きの日本人だからこそイタリアの美味しい食事とともに温泉を楽しむ南イタリア旅なんていかがですか?一周、34キロもあるのでうまくバスを使ったり、腕に自信のある方はレンタルスクーターでぐるりと周るもよし、お金がに余裕があるならばタクシーをうまく使うなどして島全体を楽しむことができます。

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  • マップでイスキア島を理解してホテルの場所を決めよう。

    • イスキア島全体図。温泉マークは重要です。

    イスキア島内は大きくわけて6つの地区に別れています。


    ・イスキア地区(イスキア港、アラゴン城のある新市外地区。レストランも多く、港目の前にはバスターミナルもあり、なにかと便利な地域。)

    ・カサミッチョラ・テルメ地区

    ・ラッコ・アメーノ地区(ここに有名な温泉公園、ネゴンボ
    〈negombo〉があります。)

    ・フォリーオ地区(イスキア島の次に大きな港町、温泉プール、ビーチにいくならば、のんびり楽しめるこの地区滞在がおすすめ。ここには一番人気の温泉公園ポセイドン〈Poseidon〉があります。)

    ・セラッラ・フォンターナ地区

    ・バラ―ノ・ディスキア地区(島で一番きれいなマロンティービーチ近くの町)

  • ナポリ、ベベレッロ港より出発

    • チケット購入窓口。質問あればここに行って聞いてみよう。

    • けっこう、でかい大型高速フェリー。

    • 「オンラインチケット!」と叫んでいた係員スタッフのお姉さん。

    • 夏のバカンス時期前なのにかなり満席。

     今回は1人旅ということもあり、イスキア港そばのホテルを予約しました。結果、温泉プールからは遠かったのですが、レストランも多く、バスターミナルもそばだったため便利な地域でした。


     ナポリ・ベベレッロ港では事前にエス・ティー・ワールドで購入したオンラインチケットを握りしめボーディングパスに変えるためにチケットオフィスに並びました。が、係員からは「オンラインチケットはそのままボーディングパスになるから列に並べ」ということで30分ほど前から列に並びました。(前回、プロチダ、カプリ行の時は異なるフェリー会社だったからか窓口でボーディングパスをもらったので、どうやら会社によって違うみたいです。)

     並んでいるとボーダーラインの服を着たスタッフらしきお姉さんが「オンラインチケット!オンラインチケット!」と声を出しているので、こちらからEチケットを見せると、小さな機械でスキャンされ「ビリッッ」と半券状態にされました。

     乗船前に半券を渡していざ出発!
    (やはり日本と勝手が異なるので40分前には着くようにしておいた方がいいと実感したところでした。イタリアでは時間に余裕を持っ事が大切です。)


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  • イスキア・ポルト(イスキア港)に到着

    • フェリーから降りたとき南イタリアの感動を味わえます。

    • タクシーは6人は乗れるバンから小型三輪タクシーまで充実してます。

    • 伝統あるイスキアはまだまだ石畳の場所も多いんです。

    • 港の目の前はバスターミナル。

     真っ青な空、眩しい太陽。これぞイタリアの夏という天気の中、ナポリから1時間ほどでイスキア港に到着。今回のフェリーはイスキア港経由、フォリーオ(FORIO)行きで客の半数ぐらいがイスキア港で降りました。今回はイスキア港近くのホテルでしたが次回来るならば、フォリーオの大型ホテルで温泉プールにつかりながら田舎町をゆっくりしたいなぁと思いました。(この思いはイスキアを理解した帰りにですけど)


     桟橋降りると目の前がタクシー乗り場になっているので、旅行者はタクシーに乗り込み各ホテルへ向かってました。(基本エリア別の規定価格になっているようです。)

     またイスキア港の便利なところは小さいですが島全土に行く、バス発着場所になっているので慣れてしまえば島のあちこちに行くことができます。

  • イスキア・ポルト近く「Black Market Hotel」に宿泊

    • 崖そばをうまく利用したホテルです。

    • モダンタイプなおしゃれなお部屋でした。

    • このホテルで一番良かったこと。窓から見えるイスキア・ポルト!

    • 朝食も十分満足。手作りのアーモンドクリームが美味しかった・・・


     今回は一人旅ということもあり、またイスキアの情報もまったく知らなかったので「イスキア港から近いホテル」&「こじんまりした部屋数の少ないホテル」で温泉つきは諦めてました。色々とホテルを検索したところどうやら4つ星100ルーム近くあるホテルになると温泉プールの完備されたホテルが多いようです。
     
     ホテルはスタイリッシュなモダンタイプ。名前の由来はわかりませんが予想通りこじんまりとした静かなホテルでした。WIFIのつながりも良く部屋が高台にあったためイスキア港の見晴らし抜群の部屋でした。

     部屋のそばには大きなテラスがあり、夜はイスキア港のぼんやりとした明かりを眺めることができリラックス気分はかなり味わえました。

    http://www.blackmarkethotel.com/

  • 到着日はイスキア地区を散策

    • イスキア・ポルトから一番近い「リド・ビーチ」

    • こじゃれた石畳を歩くだけでも雰囲気良し。

    • 海沿いには海の家、レストランがずっと並んでます。

    • ローカルの多い「ペスカトーリ・ビーチ」

     すでに午後もまわっており、今日は夜まで近くを散策。ということでどの辺まで行こうか?と地図を見てると有名なアラゴン城まで片道3キロ・・・まあ歩いた方が健康的で夕食も美味しく食べれそうなので徒歩でアラゴン城まで歩いてみました。


     まずホテルの人に教えてもらった一番近いビーチ「リド・ビーチ」までイスキア港から約10分。こじんまりしているが地元の人ばかりでのんびりしたビーチでした。暑いので泳ぎたかったけどがまんしてさらに南下して行くと、遠目にアラゴン城が浮かぶローカル色たっぷりのビーチ、その名も「ペスカトーリ・ビーチ」に到着。

     さらに遠くに見えるアラゴン城を目指して歩いていくといつの間にか白い裏路地に迷ってみたりしてこんなイスキア島でさまよっている自分になんだかうれしくなってしまいました。なんて思っているうちにホテルからスタートして約4キロ歩き、足がパンパンになったところでアラゴン城に到着です。


  • 絶海の古城「アラゴン城」

    • 絶海の古城という名がふさわしいアラゴン城

    • 入場料10ユーロでチケットを買うと日本語案内パンフレットがもらえます。。

    • アラゴン城から望む絶景。

    • アラゴン城の頂上付近。海風がとても気持ち良い!

     突き出た島にある古城「アラゴン城」。フランスのモンサンミッシェルのような感じで本島から220メートルの橋でつながっています。島に渡るとすぐにチケット売り場があり、そこからすぐに洞窟に入っていくと。。。。素晴らしい、エレベーターがある!感動!イタリアでは鐘楼はじめ階段だけしかないところが多いのでこのように高いところまで一気にエレベーターで行けることは誰もがうれしい話です。


     エレベーターを降りると海と街並みそしてたくさんのヨットが見られる絶景に出会います。あとはチケット売り場でもらった案内図(しかも日本語があるのでわかりやすい)を見ながら古城の各所を数字の順番に見ることができます。

     アラゴン城のあるこの島はなんと歴史が深く紀元前315年にローマ人が要塞として利用した記録が残っているんです。その後、1441年アラゴン王国のアルフォンソが城壁を造り、アラゴン城として島民を見守り続けてきました。辛い話としては1809年、イギリス軍の砲撃により城は壊滅、再建後は刑務所として使用されアラゴン城の不遇な歴史も続いてしまったのです。それでも今はすばらしい姿のアラゴン城は観光客に大人気なのです。イスキア島に来たら必ず訪れてほしい場所です。おすすめの時間帯は午後から涼しくなる夕方にかけてですと高台の風がとても心地よく感じられます。




  • 夕食はポルト地区「La Raffaele」にて南イタリアを味わう

    • オープンタイプのレストラン。外気全開で雰囲気よし。

    • Bruschetta Napoletana(2EUR安っ!)とInsalata Mista(4EUR)

    • Spaghetti alle vongole(12EUR)

    • ニンニクの効いた塩味ボンゴレは最高!

     夕食探しにぷらぷら歩いていると私のレストラン探しにマッチしたお店発見。コンセプトは 1、呼び込みしていない2、やたらと混んでいる3、一般庶民的で高級感が少ない。この3点にマッチしたお店がここ、「La Raffaele(ラファエレ)」問題は予約していないから断られるか?を心配しながら店中に突入。1人で予約はしていないことを告げるとラッキーなことにそのまま2人用の席に案内されました。


     今回のメニューは南イタリアらしいトマトや魚介ものにしようとこちらを選びました。(パスタはタコの魚介パスタと迷ったのですが無難にボンゴレを選択)

     前菜:ナポリ風ブルスケッタ(トマトたっぷりで美味しい!)
       前菜:ミックスサラダ 4ユーロ(トマトたっぷり)
       プリモ:ボンゴレスパゲッティ 12ユーロ(さすが南イタリア、ボンゴレにミニトマトが入ってる!)
       ドリンク:ハウスワイン(白)500ml(ハウスワインなのにくせもなくキンキンに冷えていて美味しい!)

     忙しいのに店員さんの対応も良かったので次の日も食べに行ってしまいました。高級感は少ないのですが庶民のレストランっぽくとても美味しかったです。

  • 天然海中温泉ソルジェート

    • 少し隙間のある場所は熱い温泉が湧き出ているところです。そこが狙い目。

    • そばにはサマーベッドや軽食レストランもあるので便利。

    • 温泉の熱さよりも南イタリアの太陽に照らされる暑さの方が辛いかも。

    • おっ!温泉卵。あれ?温泉じゃがいも?

     日本人は温泉好き、しかも温泉が海から湧き出てしかも無料となれば一度は行ってみる価値あり。バスでPANZA(パンツァ)という町から歩いて30分ほどでBaia di Sorgeto(ソルジェート温泉)に到着します。


     自然の海なので入場料は無料。もちろんですが水着は着用です。崖の下まで続く階段を下りていくとたくさんの人たちが狭いエリアに浸かっていました。早速私も入ってみると、、、、あまり熱くない。あれ?いや、熱っっ!とところどころから熱い温泉が湧き出ています。どうやら熱い温泉に慣れていない欧米人はぬるい場所に多く固まっていましたが日本人でも耐えられる熱い場所はところどころ空いていました。

     体が火照れば海に入り、冷えたらまた温泉場所に行き、、、と半日ぐらいは楽しめます。

     かばんは見える場所に置いておくしかないので必要なお金だけを持っていったほうがいいですね。

  • イスキアNo,1温泉プール「Poseidon(ポセイドン)」

    • 人気No,1だけのことはある広大な温泉施設

    • 先ずは地図を頭に入れて行動した方が便利。

    • こう見えてもすべて全て泉質は塩分含んだ塩辛い温泉。

    • その名も日本式温泉。こんなの日本にないんだけどなぁ。。。

     イスキア島人気No,1の温泉プール、ポセイドンに行ってみました。エリアはフォリーオ地区で各所からバスで行くことができます。20の温泉プール、サウナ、レストランそしてビーチありと1日中遊べる施設です。入場料は35ユーロと高いのですがロッカー、セーフティーBoxありなので一人の私でも安心して楽しむことができました。
     
     まず大切なルールがありプールに入るにはスイミングキャップが必要になります。(売店で2.5ユーロで販売されてます)それでもたくましい?(ケチな?)欧米人はホテルのシャワーキャップや手ぬぐいサイズのタオルを巻いてる人もいました(笑)

    入場料、オンライン予約(2名以上なら割引あり)サイトはこちらから↓
    http://www.giardiniposeidonterme.com/

  •  

    • ポセイドンのプライベートビーチ

    • 洞窟サウナ。かなり熱いしサウナ好きにはうれしいです。

    • 40℃プール。欧米人はきつい熱さなのか?空いてます。

    • 32℃プール。私はこれが一番気持ちよかったですね。

     ポセイドン温泉は28℃から40℃までの温泉プールがあり、自分に適した温度のプールで楽しめます。40℃であれば日本人からしてみるとちょうどいい温度で熱くなればとなりの15℃のプールでクールダウンと気持ちよく過ごせます。


     プール以外にも一か所洞窟サウナがあり体もキリッと引き締まります。プールに飽きたら目の前のビーチで海水浴やサマーベッドに寝転んで、お腹がすいたらレストランでワインにパスタ、、、イタリアンなバカンスを味わえます。

     ここに行きたいと予定するのであれば最低でも3時間の滞在はしたほうがいいですね。またホテルもフォリーオ地区であればタクシー、バスでも比較的近いのでアクセスは便利になります。

    http://www.giardiniposeidonterme.com/

  • イスキア西海岸フォーリオ「FORIO」地区

    • フォーリオの町中心地

    • かわいらしい裏路地がたくさんあります。

    • 迷いながら散歩するのも素敵です。

    • なんだかハワイの田舎ビーチに来た感じでした。

     次回、行くならばイスキアポルト地区ではなく島の西側に位置するフォーリオ地区に温泉付きのホテルに泊まりたい!

     
     この地区であれば先にも紹介した温泉プール「ポセイドン」隣町、ラッコアメーノにある温泉プール「ネゴンボ」や海中温泉「ソルジェート」もバスやタクシーを利用すればさほど遠くない。また徒歩でキアイアビーチ(Spiaggia della Chiaia)もあり、ここの港にはイスキア港経由のフェリーも発着します。ここは夏のイスキアで行きたい場所のアクセスにとても便利な町なんです。

     街も穏やかで観光客、特にドイツ人が多く訪れるためレストランも多く、どこも英語が通じます。一歩町中に入ると雰囲気ある裏道が伸びておりイタリアらしさを存分と味わえます。

  • イスキア人気No,1ビーチ「マロンティ(Maronti)ビーチ」

    • マロンティビーチへようこそ!Benvenuti ai Maronti!ここが入口です。

    • こんな感じで海の家が営業しています。

    • ビーチパラソルもっている人は無料なエリアもあります。

    • 午後はのんびりしちゃいました。サマーベッドで横になるのは最高です。

     島の南側に位置するマロンティビーチはもっとも長いビーチでイスキアの中でも一番人気のビーチなんです。サマーベッドとビーチパラソルを借りてのんびりするのが最高です。お腹がすいたら併設しているレストランでボンゴレスパゲッティにキンキンに冷えた白ワインはまさにイタリアンリゾート気分。しかもそんなに物価が高くない??ビーチパラソルセットも二人で1日15ユーロ程度。(私の場合午後14時過ぎだったからか5ユーロでいいよなんてイスキア人太っ腹!)
     
     イスキア滞在ならば1日はこのビーチでのんびり過ごす。これは絶対にしていただきたい過ごし方です。くれぐれも大金、パスポートはホテルに置いてきたほうがいいですね。

  • イタリアバカンスにイスキア島、いかがでしょうか?

    • 夏のバカンスにイスキア島、いかがでしょうか?

     近くのカプリは日本人に知名度高い島ですがイスキアまだまだ馴染みの少ない島。ただ夏になるとバカンスを楽しむためにドイツ人が押し寄せるぐらい人気のイスキアは今回訪れて期待の外れないリゾート地であることがよくわかりました。ナポリから日帰りで行くことも可能ですができたらのんびり過ごすために2,3泊していただきたいですね。


     温泉、ビーチ、南イタリア料理の3拍子をそろえたイスキア島、旅行会社のスタッフである私からもオススメです。

     当社であればお好きなエリア、金額に合わせて手配可能ですのでお気軽にご質問ください。

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